錦天満宮の鳥居が隣のビルに刺さってるってホント!?霊水のご利益も紹介
京都の錦市場から新京極通りは人気のある観光スポットの1つですが、散策していると神社に出会してびっくりした方もいるのではないでしょうか。
しかもよく見ると、鳥居がなんだか隣のビルに刺さっている気もします。
大丈夫なのか心配になりますよね。
この記事では謎の多い錦天満宮について霊水やご利益などくわしく解説します。
錦天満宮は学業成就・金運アップ・招福にご利益をもたらしてくれるパワースポット
錦天満宮にお祀りするのは「天神さま」として日本人なら馴染みの深い菅原道真公です。
そのため学業成就のご利益を頂くことができるのですが、周辺に商売行う家が多いため「勤勉に働くと福をもたらす」ということで金運アップや招福のご利益を授かることもできるといわれています。
本来に四季天満宮が鎮座していたのは菅原道真公の生家であるお屋敷跡地でしたが、豊臣秀吉の都市計画によって遷座を余儀なくされ、現在の位置に鎮座するようになりました。
その縁から錦天満宮は菅公聖跡二十五拝の二番目のお社として数えられています。
鳥居の疑問について・・・
錦天満宮を参拝したり近くを通った方ならお気付きでしょうが、錦天満宮の鳥居は隣のビルの壁面に突き刺さっています。
ブラタモリ京都編や珍百景などのメディアで取り上げられることも多いのでテレビで見て知っている方もいるかもしれません。
なぜこんなことになったのかというと、京都の街の発展と神社の問題があります。
京都には数多くの寺社があります。
それだけ信仰を集めており、広大な敷地を保持していたわけですが、人口が増えると住人向けの店舗も増え、さらに観光客の増加でどんどん土地が売られ、神社の敷地も制限されるようになりました。
それは錦天満宮も例外ではなく、神社の敷地に隣接していた土地が売却され建物が建ったためにこのように鳥居が他の建物に刺さるような形になってしまったのです。
さすがに敷地の上空にはみ出しているからといって、鳥居を切り取るわけにはいかなかったのでしょう。
神社とうまく共生しなければならない京都ならではの光景といえます。
錦天満宮の霊水「錦の水」とは?
錦天満宮に沸く水は「錦の水」と呼ばれ、知恵・学問はもちろん、商才・招福・厄除け・災難除けのご利益を授かることができると信仰を集めています。
なぜ霊水なのかというと、まずこれだけ人と物の密集しているエリアでありながら、錦の水は涸れることなく味も変わらずこんこんと沸きだしています。
その不思議と飲んだ人にご利益を授けてくれるという霊験あらたかさから「霊水」と呼ばれているのです。
持ち帰り自由ですので、参拝する際は是非ペットボトルを持参しておきましょう。
お守りは種類豊富でかわいいものがたくさん
錦天満宮には様々な御守りがそろっています。
珍しいものでいくと、錦鯉を抱えたキティちゃんの「恋お守り」初穂料500円があります。
また二色のリボンが根付けの先につながった「なかよしお守り」初穂料500円も友達へのお土産として人気があります。
受験シーズンには特に人気が集まる「五角=合格お守り」初穂料500円には、天満宮のトレードマークでもある梅のデザインがあしらわれています。
また錦天満宮の本殿前では日本ではずいぶんとめずらしくなった「からくりおみくじ」があります。
初穂料200円を入れると、獅子舞のからくりが動きだしおみくじをひとつひいて渡してくれます。
特に錦天満宮のからくりおみくじは日本で初めて導入されたものといわれています。
ノスタルジックささえ感じさせるおみくじは外国人観光客はもちろん、日本国内の参拝者からも人気を集めています。
御朱印について
錦天満宮の御朱印は1種類です。
初穂料300円で、すべて書き置きになります。
本殿に向かって左側の授与所で頂くことができます。
錦天満宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
また御朱印とは異なるのですが、錦天満宮では参拝者向けに自分で押印できる記念スタンプが用意されています。
拝殿のイラストやなで牛のイラスト、授かりたいご利益の名称が入ったスタンプなど様々な種類が揃っています。
由緒書きやおみくじ、絵馬に押印すると自分なりの祈願グッズを作成できるのでおすすめです。
アクセス方法
錦天満宮は商店街のど真ん中に位置するだけあり、参拝者専用の駐車場はありません。
車で参拝する場合は周辺のコインパーキングを利用する必要があります。
公共交通機関を利用する場合、市バスだと「四条河原町」下車で徒歩3分です。
阪急電鉄を利用する場合、「河原町駅」下車、徒歩で約4分です。
まとめ
錦天満宮の霊水のご利益や鳥居の不思議についてご紹介しました。
繁華街の中心にありながら、心を落ち着かせてくれる不思議なパワースポットです。
近くを訪れた際は是非参拝しておきましょう
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