杭全神社のご利益とは?御朱印やお守り、いただける福の種について解説
お金に関する悩みは古今東西尽きないものです。
中には神頼みにすがっているというひともいるのではないでしょうか。
お願い事をするのであればよく叶えてくれる実績のある神社に参拝したいものです。
この記事では金運アップのご利益で有名な杭全神社についてご紹介します。
御朱印や厄除け祈願についてもお伝えしますので、参拝の参考にどうぞ。
杭全神社の歴史
杭全神社(くまたじんじゃ)は素戔嗚尊と熊野権現をお祀りする神社です。
創建は862年頃と伝えられており、当初は坂上当道がお社を創建し、素戔嗚尊ではなく牛頭天王を京都の祇園社から勧請したのがその始まりとされます。
坂上当道は征夷大将軍・坂上田村麻呂の孫にあたる人物です。
それ以来、坂上氏の氏神としてはもちろん、平野区一帯の守り神として信仰を集めてきました。
1321年になり熊野三所権現をお祀りするようになり、後醍醐天皇からも「熊野三所権現」の勅額を賜りました。
明治期に入ると神仏分離の気運が高まり、御祭神が牛頭天王から素戔嗚尊へと変わり社名も「杭全神社」へと改められ現在に至ります。
現在では日本で唯一、連歌所が残されており、毎月連歌会が開催されています。
また7月に開催されるだんじり祭りは「平野だんじり」として有名です。
杭全神社のご利益
杭全神社は参拝する御祭神にちなみ、厄除け、商売繁盛、金運上昇、縁結び祈願のご利益を頂くことができます。
厄除け祈願は玉串料5000円からです。
予約は不要ですので、当日神社の社務所内に設けられたご祈祷受付所で申し込みを行いましょう。
受付順にご祈祷を受けられます。
また杭全神社の社殿前に鎮座している狛犬はよく足下を見ると紐で縛ってあります。
これは「走人足止め祈願」といって、家を出て行った人がまた戻ってくるように願うものです。
走人が家出人といえます。
最近では「足止め」効果から、「意中の人が自分のもとを去らないようにする」「客足が遠のかないようにする」といった願いを込めて紐を結ぶ人も多いようです。
杭全神社で頂ける福の種は金運のご利益あり
杭全神社の「御田植神事」は毎月4月13日に執り行われますが、そのとき参拝者には「福の種」が受容されます。
この福の種は財布に入れておくと「何事を行う場合にもお金に困らなくなる」という金運のご利益を授けて下さるお守りです。
なぜ金運アップのご利益があるのかというと、次のような伝説が杭全神社には残されているからです。
『今から約800年ほど昔、平野区で疫病がはやりました。
ところがある日、村人に夢の中で託宣が下されます。
その託宣通りに杭全神社の神殿を開くと、中にはモミを口にくわえた神像が鎮座していました。
そのモミをさっそく「福の種」として田んぼに植えると、疫病が鎮まりました。』
それ以来、杭全神社では神事を通して福の種を人々に授与するようになったのです。
杭全神社のお守り
杭全神社で最も人気の高いお守りは「福の種」ですが、その他にも厄除けお守りや心願成就のお守りなどもあります。
特に厄除けお守りで人気が高いのが「厄除け身代りお守り」です。
別名「七色人形」と呼ばれるように、七色の紐で編んだ可愛らしい人形の形をしたお守りです。
古来より「七」は魔を祓う力が宿るとされてきたように、身を守るにはもってこいのお守りです。
またキレイなトンボ玉のお守りや、肉球マークがかわいらしいペットお守りもあります。
杭全神社の御朱印
杭全神社の御朱印は1種類です。
社名と朱印がデザインされたシンプルなデザインになります。
御朱印は社務所で頂けます。
初穂料は300円です。
受付時間は8:00~17:00です。
杭全神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところないようです。
アクセス方法
杭全神社には参拝者用の無料駐車スペースが約7台分あります。
公共交通機関を利用する場合、JR大和路線「平野駅」下車、徒歩で約12分です。
大阪メトロだと「平野駅」下車、徒歩で約18分です。
まとめ
杭全神社についてご紹介しました。
金運アップや家内安全のご利益を授かることができる「福の種」を頂けるのは、4月に行われる「御田植神事」です。
また厄除け祈願や人捜しのご利益を授かることもできます。
悩み事を抱えている方はぜひいちど参拝してみて下さい。
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