服部天神宮のお守りと御朱印~足の神様って何?
合格祈願に参拝する神社と言えば天満宮が人気ですが、大阪には「足の健康」「足の病気平癒」のご利益を頂ける天満宮があります。
それが服部天満宮です。
なぜ足にご利益を授かることができるのか、気になりますよね。
この記事では服部天満宮の足の神さまについてくわしくご紹介します。
お守りや御朱印についてもお伝えしますので、参拝の参考にどうぞ。
服部天神宮の歴史
服部天神宮(はっとりてんじんぐう)は豊中市に鎮座する神社です。
お祀りするのは少彦名命と菅原道真です。
創建は5世紀頃とされていますが、ハッキリしたことは分かっていません。
機織りの技術に秀でた渡来人のグループである秦氏が現在神社が鎮座する土地を拠点と定めた際、故郷の神である少彦名命を祀る祠を作ったことがその始まりだといわれています。
天神さまの縁日にあたる毎月25日や1月9日~11日に行われる豊中えびす祭には多くの参拝者で賑わいます。
境内には藤原不比等の孫にあたる貴族・藤原魚名の墓があります。
藤原魚名も仕事上で天皇とぶつかり太宰府に左遷されました。
それから100年後、今度は彼の子孫である菅原道真公がやはり太宰府に左遷される際にこの地を訪れました。
その縁により、この地に天神さまをお祀りするようになったのです。
服部天神宮には足の神さまがいらっしゃる
少彦名命は医療の神さまとして有名ですが、服部天神宮は関西では特に「足の神さま」として信仰を集めています。
なぜかというと、御祭神でもある菅原道真公に関する逸話が残されているからです。
かつて太宰府に左遷される途中で菅原道真公はこの神社に立ち寄ります。
そのとき持病でもある脚気(ビタミン欠乏症の一種)のせいで動けなくなってしまいます。
すると地元の人が道端の祠に祈りを捧げるようにすすめます。
菅原道真公がすすめどおりに祈りを捧げるとたちまちに健康を取り戻したとされています。
このお話から、服部天神宮は足の神さまとして崇拝を集めるようになりました。
毎年8月25日には足の守護祈願大祭が執り行われ、大阪の夏の終わりを告げる夏祭りとしても有名です。
また境内には「足踏み石」があり、靴を脱いでから本殿に向かって拝礼した後に台座に座ると、足の病気の平癒や足の健康といった願い事叶えてもらえます。
「草履堂」もあり、かつては足の健康を祈願して草履が奉納されていましたが、現在では靴が奉納されることが多いそうです。
服部天神宮のお守り
服部天神宮に参拝するのであれば、「足の守護祈願揃」初穂料2500円がおすすめです。
お守りと神札の他に長寿箸・祓物がセットになっています。
祓物とは紙で作られた形代です。
ヒトの形をしており、用紙の裏側に願い事と自分の名前を記入してから自分の足の悪い部分をこの祓物でなでます。
袋に入れて川に流すと、足の悪い部分が用紙に乗り移り自分から去って行くとされています。
流し雛のようなおまじないです。
その他にもお守り・神札・合格鉛筆・絵馬・鉢巻きがセットになった「合格祈願揃」初穂料3500円もあります。
合格鉛筆は3本1セットになったものが初穂料500円で授与されます。
また絵馬もたくさんの種類がそろっています。
足の健康を祈願する「足の守護絵馬」初穂料1000円や「わらじ絵馬」初穂料500円、「合格祈願絵馬」初穂料500円などです。
天神さまの厄除けお守りとして有名な「うそ守り」初穂料600円もあります。
また足に関するご利益を授かる神社ということもあり、スポーツお守りもあります。
スポーツでは足をよく使いますので、練習や試合中の怪我をしないように身につけておきたいお守りです。
服部天神宮の御朱印
服部天神宮で頂くことができる御朱印は1種類です。
社名の墨書きと共に「足之守護」の文字と、天神さまのトレードマークである梅の花があしらわれます。
初穂料は300円です。御朱印は授与所で頂くことができます。
服部天神宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
しかし天神社に共通デザインの御朱印帳の取り扱いがあります。
うぐいす色をベースに紅白の梅があしらわれたデザインです。
初穂料1500円(御朱印代込み)です。
アクセス方法
服部天神宮には参拝者専用の駐車場がありません。
公共交通機関を利用する場合、阪急電鉄宝塚本線「服部天神駅」下車、徒歩で約2分です。
バスだと阪急バス「服部」バス停下車、すぐ目の前です。
まとめ
服部天神宮についてご紹介しました。
菅原道真公の足の痛みを癒やしたという伝説の残されている神社です。
スポーツをやっている人、足を怪我した人、また年齢による足のトラブルを避けたい人におすすめのパワースポットです。
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