古城山にはその名の通りお城があった!どんなパワーに満ちているの?
京都府綾部市には「古城山」という山があり、パワースポットと呼ばれています。
いったいどんな謂われがあり、どんなパワーに満ちているのでしょうか。
気になりますよね。
この記事では、古城山の由来やパワーについてご紹介します。
古城山の名前の由来になったのは上林一族のお城
古城山は標高199メートルの小さな山です。
丘に見間違う人もいるかもしれません。
山の手前には上林川が流れています。
この山の由来となったのは、かつてこの地に住んでいた上林一族の居城です。
上林一族は宇治茶の栽培や流通などを取り仕切る「茶師」として栄えた一族です。
13世紀初頭、中国からもたらされた茶葉と茶の湯の文化は公家・寺社から武家へと支持が拡大され、社交に欠かせない文化となりました。
そのため公家や武家は優れた茶師を重用し、美味しいお茶を手に入れようと競争しました。
上林一族は豊臣秀吉や徳川家からも重用され、茶頭取として、また宇治の代官として宇治茶の流通を担います。
そんな上林家の居住地が「古城山」の由来とされていますが、発掘により7世紀頃から人々が住んでいたことが分かっています。
また山の形がカタツムリ(蝸牛)に似ていることから居城を「蝸牛城」と呼ばれることもあるそうです。
古城山はパワーを蓄積する役目がある場所
古城山の裾野には田園が広がり、日本の原風景とも呼べる景観が広がっています。
さらにその前には上林川が流れています。
風水ではこのように山と川で挟まれた土地にエネルギーが満ちると考えています。
このような地形に対する考え方を「四神相応」と呼び、京都市内の平安京のつくりが有名です。
古城山の周辺は規模こそ違っても、ほぼ同じような作りをしているといえます。
そして古城山をエネルギーを蓄積するための「案山」と呼びます。
古城山は川に向かって「秀気」を供給し、その力が倍増するように余分なものを遮断する役割ももっています。
日本人の心の風景とも言える田園地帯はただ懐かしいだけではなく、疲れを癒やし英気を養うためのパワースポットでもあるのです。
人間関係や仕事に疲れた際に訪れるのにぴったりな場所です。
見どころについて
古城山とその裾野にエネルギーを満たすもう一つのポイント、上林川は「ホタルの川」として有名です。
近年は様々な事情により毎年開催されていた「ほたる祭り」は中止になってしまいましたが、地元の有志によるホタルを見るためのイベントは開催されています。
清流にしか住めないホタルを観賞できるのも、一帯が清浄な空気に恵まれているおかげです。
アクセス方法
車でドライブするのであれば、舞鶴若狭道の綾部ICを降りて上林方面へ向けて30分ほど走ると古城山にたどりつきます。
公共交通機関を利用する場合、JRだと「綾部駅」下車で路線バス「上林方面行き」乗車が便利です。
まとめ
京都府綾部市のパワースポット「古城山」についてご紹介しました。
京都市内の喧噪から離れ、おだやかな田園風景が出迎えてくれるこの土地は、古城山と上林川による四神相応の地です。
疲れた心を癒やすエネルギーに満ちた土地ですので、身も心も疲れてしまったときの気分転換にぜひお出かけ下さい。
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