平岡八幡宮の「花の天井」を拝観するには?御朱印についても紹介
平岡八幡宮は山城国の産土神として地域の人々から信仰を集めてきた神社です。
また本殿の天井を飾る壮麗な装飾画「花の天井」が有名です。
しかし現在は保存のため、通常は一般公開していません。
この記事では平岡八幡宮の花の天井を拝観する方法と、気になる御朱印についてくわしくご紹介します。
平岡八幡宮は安産・子授けのご利益があるパワースポット
平岡八幡宮は宇佐八幡宮から勧請し創建された、応神天皇をお祀りする神社です。
空海が創建に関わっており、山城国最古の八幡宮です。
御神体は空海自らが描いたと伝わる僧形八幡神像です。
応神天皇は「八幡さま」として日本全国各地で信仰されており、国家の守護や殖産興業にご利益があると言われています。
そのため子孫繁栄ももたらすと考えられており、安産と子育ての守護神としても信仰されています。
平岡八幡宮は応仁の乱など度重なる戦乱により1度は荒廃しましたが、その後室町幕府将軍・足利義満によって社殿が再建されました。
こちらの社殿天井には極彩色の花の絵が描かれており、「花の天井」と呼ばれています。
絵師は綾戸鐘次郎藤原之信で江戸時代の装飾絵画の傑作として知られています。
また10月上旬に行われる神事「三役相撲」では、子供と大人が相撲の取り組みを行います。
神の加護を得た子供が勝利するといわれている神事です。
また境内にはもみじと椿が多数植えられており、季節毎ごとに美しい姿で参拝者を出迎えてくれます。
平岡八幡宮の花の天井を拝観する方法
平岡八幡宮の「花の天井」は普段は公開されていません。
ただし春と秋の年に2回、花の天井特別拝観が行われます。
例年通りですと、春は3月3日から5月15日までの期間、秋は9月8日から12月3日までの期間です。
ただし秋の公開期間のうち10月1・7・8・9日は拝観中止となります。
受付時間は9:00~15:30です。
拝観料800円(小学生以下は無料)ですが、宮司さんによる花の天井の解説と大福茶接待も受けられます。
44種類ある美しい花の装飾が楽しめます。
また花の天井で飾られている本殿そのものも、京都の有形文化財に指定されています。
京都市内では珍しくなってしまった切妻造の本殿になります。
建物そのものも楽しんで下さい。
御朱印について
平岡八幡宮の御朱印は1種類、「僧形八幡大神」の墨書きが入ります。
初穂料は300円で、書き置きのみになります。
こちらの宮司さんは境内の解説で忙しいことが多いためでしょう。
御朱印は授与所で頂くことができます。
平岡八幡宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
平岡八幡宮には参拝者専用の駐車場が20台分ほどあります。
利用は無料です。
公共交通機関を利用する場合、市バス「平岡八幡前」下車、徒歩で約3分です。
まとめ
平岡八幡宮のご利益と花の天井の拝観方法について解説しました。
美しい花の装飾画を拝観することができるのは春と秋だけですので、時期に気をつけて参拝しましょう。
また天井画だけではなく、境内でも美しい四季折々の植物が堪能できます。
ぜひ境内もゆっくり見て回って下さい。
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