九頭竜大社の参拝の作法は独特!どんなご利益があるの?
八方塞がりの年に祈願する神社といえば九頭竜大社が評判を集めていますが、こちらの神社は他の神社とは参拝方法が少々変わっています。
いったいどのような参拝方法なのでしょうか。
この記事絵は九頭竜大社の参拝方法やご利益、お守り・おみくじについてくわしくご紹介します。
しっかり予習して参拝に出かけましょう。
九頭竜大社は八方塞がり除けのご利益が頂けるパワースポット
1954年に創建された九頭竜大社(くずりゅうたいしゃ)は九頭竜弁財天大神をお祀りする神社です。
創建に携わった大西正治朗氏の夢枕に立ち、「奇跡によって人々を守護する」と九頭竜弁財天大神が告げたことがはじまりだとされています。
弁財天といえば芸術や芸能を司る女神様として知られていますが、九頭竜弁財天大神は特に慈悲の心に満ちあふれた女神様として信仰を集めています。
人々を救うために祈りの場である社の建立を求めるくらい、人々を救うことを悲願とする女神様です。
開運や招福といったご利益はもちろん、八方塞がり除けというご利益を授けて頂けます。
「傾いて経営がもうどうにもならないときに参拝したら、事業が持ち直した」といって熱心に参拝する経営者も少なくありません。
どうしようもなく八方塞がりの時には奇跡を発揮してくれる、スピリチュアルな場所といえます。
九頭竜大社での参拝方法
九頭竜大社への参拝方法は「お千度」と呼ばれる少々変わった方法なんです。
本殿を時計回りに9回廻って参拝するのですが、くわしい手順は次の通りです。
- 手水舎で手と口を清める
- ろうそくと線香を授与して頂く
- ろうそくに名前・数え年・願い事を記入する
- ろうそくをろうそく台に立て、線香は線香台に供える
- 本殿正面に立ち二拝、四拍手
- 心の中で「南無九頭竜弁財天大神様(なむくずりゅうべんざいてんおおがみさま)」と3回、「おんそらそあていそわか」と7回唱える
- 心の中で願い事を告げ、四拍手、二拝
- お千度棒納所(本殿から向かって右手)で9本竹の棒を受け取る
- 本殿正面に戻って一礼
- 時計回りに本殿をまわるがこの際、初代御神木→九頭竜大社発祥の石碑→現在の御神木→本殿真裏にてそれぞれ一礼する
- お千度棒納所に棒を1本返納する
- ⑨~⑪を9回、手にした棒がなくなるまで繰り返す
- 最後に⑤~⑦を本殿正面前で行う
以上です。
お祀りする九頭竜弁財天大神の「九」にちなみ、9回参拝するんだとか。
急いでいる場合は本殿正面で二拝・四拍手するだけの参拝でもいいそうですが、やはり真摯に神さまに向き合うためにも「お千度」方式で参拝しておきたいところです。
九頭竜大社のお守りとおみくじ
九頭竜大社のお守りの中でも期間限定の「金幣」「赤幣」は、家内安全・家業の振興に効果があるとして、毎年頂くという人も多い授与品です。
初穂料は金幣が3000円、赤幣は2000円です。
頒布は元旦から立春頃となっています。
当日に求めることもできますが、人気が高く確実に手に入れたいという場合は、前の年の11月1日より予約も可能です。
境内にある社務所で申込用紙に記入し、初穂料を納めておくと元旦からスムーズに受け取りが可能になります。
また自分の名前を神職の方に入れて頂ける、世界で1つだけのオリジナルのお守りもあります。
「特別お守り」と呼ばれ、初穂料800円です。
お守りを納める守り袋は別途300円です。
毎年9月1日から11月20日までの予約期間に申し込みが必要です。
11月24日に行われる秋季大祭斎行以降に受け取りとなります。
また九頭竜大社のおみくじは、大吉や凶といった一般的なおみくじとはことなり、本殿に参拝した際に祈願したお願いに対する神さまのアドバイスが一言で記された独特なものです。
このアドバイスが「驚くほどよく当たる」と人気を集めています。
参拝が終わったらぜひおみくじもお試し下さい。
御朱印について
九頭竜大社の御朱印は1種類あります。
社名の墨書きに朱印が入るシンプルなデザインです。
初穂料は300円で、御朱印は社務所にて頂けます。
九頭竜大社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
九頭竜大社には参拝者用の駐車場が三ヶ所あり、約30台駐車可能です。
参拝者の利用は無料で、車で参拝しやすい神社です。
公共交通機関を利用する場合、京都バス「九頭竜弁天前」下車、すぐ目の前です。
最寄りの電車はありませんので、車かバスを利用して参拝しましょう。
まとめ
「お千度」と呼ばれる参拝方法が独特な九頭竜大社についてくわしくご紹介しました。
九頭竜大社は八方塞がり除けや招福のご利益を授かることができるスピリチュアルな場所です。
願い事を叶えるための神さまからのアドバイスがかなり的確だと評判を集めている神社でもあります。
お千度は少々時間のかかる参拝方法ですが、神さまと真摯な気持ちで向き合うにはちょうどよい参拝方法かもしれません。
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