五條天神社で厄除け祈願!どうして「天使の宮」っていうの?
五條天神社は源義経が登場する伝記にも登場する神社で、「天使の宮」という名称でも知られています。
いったいどのような由来があるのか気になりますよね。
この記事では五條天神社で頂ける厄除け祈願や名称にまつわる謎についてご紹介します。
参拝の参考にどうぞ。
五條天神社はなぜ天使の宮と呼ばれているのか
五條天神社は800年頃に空海(弘法大師)が開いたとされる神社です。
お祀りするのは少彦名命、天照大神、大己貴命で医療と濃厚の神さまとして知られています。
また『義経記』の中では源義経(牛若丸)と弁慶が最初に出会った場所が五條天神社だと記されています。
絵本などでは「牛若丸と弁慶は橋の上で出会った」とありますが、当時にはまだ五条には橋が架かっておらず、五條天神社境内にある舞台の上が橋の上に似た場所といえるようです。
通称「天使の宮」ですが、これは後鳥羽上皇の時代までは「天使社」と呼ばれており、それ以降は五條天神社に改称され現在に至るためです。
なぜ天使の宮と呼ばれていたのかというと、正式な由縁については伝承がなくよく分かっていないようです。
ただしお祀りする神さまの一人が天照大神であり、神々の国(天津国)から人間の世界に遣わされた神ということもあり「空海が天からの使者をお祀りするために創建した神社」という意味で「天使の宮」と呼ばれていた可能性があります。
いったいどんな由来で「天使の宮」と呼ばれていたのか参拝してあれこれと思いを馳せてみるのも楽しいものです。
五條天神社の宝船は厄除け祈願にオススメ
五條天神社では毎年節分の日には「宝船」の古図を配布します。
縁起物として宝船の図を配る神社は複数ありますが、五條天神社は中でも最古の社だといわれています。
この宝船は1年の厄除けや病除けのご利益を授けてくれるといわれています。
そのご利益の尊さから、室町時代までは宝船の授与は天皇家など限られた権力者のみが対象でした。
一般配布されるようになったのは、大正時代以降からです。
『徒然草』や『今昔物語』にも五條天神社は登場しており、天皇の病や世の中の政情不安定を鎮めるために祈願する社として広く知られています。
御朱印について
五條天神社で頂ける御朱印は1種類です。
初穂料は300円で、社務所で頂くことが出来ます。
社務所は境内の隣に立っているマンションの1階に入っており、神職の方が不在の場合もありますので要注意です。
巡り会えた場合はご縁があったということでラッキーな気分を味わえます。
社務所ではその他、神札やお守りを頂くことができまず。
いずれも初穂料500円です。
五條天神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
五條天神社には参拝者専用の駐車場がありません。
公共交通機関を利用する場合、市バスだと「西洞院松原」下車、すぐ目の前です。
地下鉄烏丸線を利用する場合は「五条駅」あるいは「四条駅」下車で徒歩5分です。
阪急電鉄の場合は「烏丸駅」下車で徒歩7分です。
まとめ
「天使の宮」という通称をもつ五條天神社についてご紹介しました。
天から遣わされた神さまをお祀りする五條天神社は厄除けや病魔退散のご利益を授かることができるパワースポットでもあります。
特に節分の日に配布される「宝船」の図は日本最古といわれています。
ぜひ一度参拝してみて下さい。
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