厳島神社の鳥居が変わっているらしい!?御朱印やお守りはある?

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厳島神社の鳥居が変わっているらしい!?御朱印やお守りはある?

「厳島神社」というと広島にある平家の氏神さまが有名ですが、京都にも厳島神社があります。

この両者には密接な関わりがあります。

さらに厳島神社の鳥居は「京都三珍鳥居」の1つといわれていますが、何がそんなに珍しいのでしょうか。

気になりますよね。

この記事では厳島神社の成り立ちから珍しい鳥居について、そして御朱印やお守りについても解説します。

参拝の手引きにご利用下さい。

厳島神社は交通安全の女神様がいらっしゃるパワースポット

厳島神社は宗像三女神(市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命)をお祀りする神社です。

平清盛は広島にある厳島神社を厚く崇拝していましたが、なかなか簡単には参拝できなくなったため、母親のために京都に勧請し厳島神社を創建したと伝えられています。

その後、時期は不明ですが現在の場所に遷座しました。

現在では平清盛の母親とされる祇園女御も厳島神社に配祀されています。

遷座してからは公家・九条家の守り神として崇拝されていたようですが、九条家が東京に引っ越す際にはそのまま京都に残していきました。

今では九条家の邸宅全体が京都御苑の敷地内になっており、厳島神社も京都御苑の一角に鎮座している状態です。

京都御苑内には厳島神社以外にも宗像神社や白雲神社が鎮座しています。

また境内にはいつも猫がいるということで、猫愛好家の間では有名です。

付近は「猫にエサをあげないで下さい」といった看板も見られます。

しかし神さまの聖域に棲みついている猫ということで、色々な人が神さまのお遣いだと思ってエサを与えているのかもしれません。

とても人に慣れた様子です。

厳島神社の鳥居はココが見どころ

厳島神社の鳥居は花崗岩で作られています。

笠木と島木には唐破風と呼ばれる日本独特の建築様式が取り入れられています。

曲線を連ねた独特のフォルムはとても装飾性が高く、現在でも邸宅の玄関やお墓の屋根部分、山車のデザインなどに使用されています。

厳島神社の鳥居として使用されるようになったのは、1933年頃です。

それ以前は室町幕府後期頃に足利義晴が兵庫築島にあったものを細川高国邸へと移築して使用していました。

公家・九条家の邸宅の一部に鎮座する形で厳島神社が遷座され、さらに1993年に九条家が幕府にお願いして現在の場所に鳥居が移転されました。

京都で見られる珍しいタイプの鳥居として、厳島神社の鳥居以外には伴氏社(北野天満宮の境内社)にある石造鳥居、木嶋坐天照御魂神社(通称「蚕の社」)にある三柱鳥居があり、この3つを「京都三珍鳥居」と呼びます。

厳島神社のお守りや御朱印はあるのか

広島の厳島神社は縁結びお守りやしゃもじなどの縁起物が人気ですが、京都にある厳島神社にはお守りが現在のところありません。

ただし厳島神社で頂ける御朱印は1種類あります。

宗像三女神をお祀りしている社だけあり、弁財天が手にしている琵琶の意匠のスタンプがあしらわれます。

初穂料は300円です。

ところで厳島神社の社務所は誰かが常駐しているわけではなく、毎月1日と15日のみ受付が行われます。

それ以外の日は近くにある菅原院天満宮で御朱印を代理で受け付けてくれます。

確実に厳島神社で御朱印が欲しい場合は日程に注意が必要です。

厳島神社のオリジナルデザインの御朱印帳は現在のところないようです。

厳島神社へのアクセス方法

厳島神社に参拝者用の駐車場はありません。

公共交通機関を利用して参拝する場合、市バスだと「烏丸今出川」バス停で下車し、徒歩で約5分です。

地下鉄烏丸線を利用すると「丸太町駅」で下車し、徒歩で約1分です。

まとめ

厳島神社の鳥居や御朱印、お守りについて解説しました。

移設を繰り返してきた鳥居だけあり、「何だかちょっと他とは違う」ということが一目で分かる鳥居です。

色々な場所で、様々な人に必要とされてきたのでしょう。

何だか不思議な縁を感じます。

きっと神さまが繋いでくれたご縁なのかもしれません。

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