報恩院の御朱印やアクセスについて~不動尊にもお参りができる?

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報恩院の御朱印やアクセスについて~不動尊にもお参りができる?

「高津の北向不動」の名称で親しまれているお寺が報恩院です。

地域の人々から熱心に信仰されている不動明王像が安置されていますが、いつでもお詣りできるのか気になりますよね。

この記事では報恩院の歴史やご本尊について、また御朱印やアクセス方法についてもご紹介します。

参拝の参考にどうぞ。

報恩院は商売繁盛と家内安全祈願のパワースポット

報恩院(ほうおんいん)は真言宗のお寺です。

山号は高津山、ご本尊は不動明王です。

18世紀頃に創建されたと伝わっています。

当時は「北向不動明王」が民衆から熱狂的に信仰されていました。

そのため大阪でも北向不動明王に参拝できるようにと創建されたのがこの報恩院だと言われています。

創建以来、商売繁盛と家内安全のご利益を授かることができるパワースポットとして、地域の人々に信仰されてきました。

太平洋戦争中も、大阪空襲により不動尊像以外はほぼ焼失してしまいます。

しかし数日のうちに地域の人々の熱心なはたらきかけにより再建が始まりました。

それだけ地域に溶け込み存在しているお寺ということになります。

そもそも北向不動明王とは、北の方角を向いて安置されている不動明王像を指します。

向いた方角の守護を司るとされており、南を向いている場合は南向不動明王ということになります。

京都で信仰を集めている寺院の不動尊像が「北向き」ということもあり、そのご利益にあやかろうとあちこちの寺院で「北向不動明王」をお祀りするようになりました。

報恩院の北向不動尊はいつでも参拝できる

報恩院の北向不動尊にはいつでも誰でも参拝できます。

山門をくぐると正面に鎮座しているのが北向不動尊です。

その背後にも不動明王像が安置されていますが、これは戦時中まで報恩院に安置されていた北向不動尊になります。

南向きに置かれ焼けただれたなんとも無惨なお姿ですが、これは太平洋戦争時に受けた大阪大空襲が原因です。

お寺のご本尊のなかには秘仏とされ、ほとんど目にすることができないものもあります。

しかし報恩院の北向不動尊は常に参拝できるとあって、参拝者が絶えません。

秘仏とすることで信仰心を高めるというのもひとつの手ですし、貴重な文化財を保護するためには人の目に触れないように保管することも時には重要です。

ただ仏像は人々の心を救うためにあるものですから、実際に拝観してお詣りすることができる方がありがたみが増しますよね。

報恩院の御朱印

報恩院では3種類の御朱印を頂くことができます。

墨書きが「北向不動尊」(近畿三十六不動尊霊場第5番)、「阿しゅく如来」(おおさか十三佛霊場第11番)、「大聖不動明王」(摂津国八十八ヶ所霊場第21番)の3種類です。

初穂料はそれぞれ300円です。

御朱印は全て納経所で頂くことができます。

報恩院オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

おおさか十三佛霊場納経帳の取り扱いはありますので、霊場巡りを考えている方にはおすすめです。

通常の御朱印帳よりは大きいサイズなので持ち運びは大変ですが、バインダー式になっているため家に帰ってから御朱印を綴じ込むことができるので大変便利です。

アクセス方法

報恩院には参拝者専用の駐車場がありません。

車で出かける場合は周辺のコインパーキングなど有料駐車場を利用しましょう。

公共交通機関を利用する場合、大阪市営地下鉄谷町線 「谷町9丁目駅」で下車、徒歩で約5分です。

まとめ

報恩院についてご紹介しました。

人々を救い、その願いをうけとめ叶えてくれる北向不動尊が安置されている神社です。

戦時中も、周辺は空襲の被害に遭いましたが北向不動尊だけは残され、地域の人々の熱心な活動により荒廃から蘇ったお寺です。

近くを通りかかったらぜひ参拝に立ち寄りたいお寺です。

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