多治速比売神社で縁結びや安産祈願！御朱印・厄除けお守り・アクセスについて

｢どうせ神社に参拝に出かけるのであれば、珍しいところに行ってみたい｣とお考えの方にオススメの神社が堺市にあります。

それが縁結びや厄除け祈願で有名な｢多治速比売神社｣です。

この記事では多治速比売神社の縁結び・安産祈願・厄除けや御朱印、お守り、アクセス情報までくわしくご紹介します。

参拝の参考にどうぞ。

多治速比売神社は縁結び・安産祈願・厄除けにご利益あり

多治速比売神社(たじはやひめじんじゃ)はその名の示すとおり、多治速比売命をお祀りする神社です。

その他にも素戔嗚尊や菅原道真公をお祀りしています。

創建は530年頃だと伝わっています。

本殿は室町時代に建てられたもので、国の重要文化財の指定を受けています。

その本殿には様々な彫刻が施されているのですが、中でも「芭蕉に蟷螂」の構図はここでしか見られない珍しい意匠として知られています。

本殿の見学は事前予約が必要な上、神事と重なると見学の予約もできませんが、この芭蕉に蟷螂の彫刻の模型が社務所横に飾られています。

境内には13もの境内社が鎮座しており、全てあわせて｢荒山宮｣と呼ばれることもあります。

女神である御祭神の多治速比売命にちなみ、縁結びや安産祈願、厄除けにご利益があります。

安産祈願のご祈祷は初穂料6000円からです。

腹帯を持参するとご祈祷を受けられ、「祈安産」の墨書きと朱印を押してもらえます。

事前予約は不要で当日の申し込みになります。

多治速比売神社ではなぜ縁結びにご利益があるの？

多治速比売神社の御祭神である多治速比売が女神のため｢縁結び祈願｣にご利益があるとされていますが、そもそも多治速比売がどんな女神様かは諸説あるようです。

素戔嗚尊の妻にあたる奇稲田姫(くしなだひめ)ではないかという説や、日本武尊の妃である弟橘媛を指すのではないかという説もあります。

本殿には素戔嗚尊もお祀りしており、素戔嗚尊・奇稲田姫の夫婦神をお祀りする神社の多くが縁結びのご利益を頂ける神社なので、そこからきているかもしれません。

また弟橘媛は日本武尊を救うために我が身を海の神への犠牲としたため｢献身的な愛情｣を示す女神さまとして崇拝されています。

諸説ありますが、多治速比売神社で縁結び祈願を行うと強力なご加護が頂けるということは確かです。

多治速比売神社に参拝したら福石にも祈願を

多治速比売神社の境内には｢福石神｣が鎮座しています。

この石は、貧乏神が｢生まれ変わったら福の神になりたい｣と言いながら変化した石だと伝わっています。

社殿によると、貧乏に困った農民の夫婦が貧乏神を退治し、その後この石のおかげで裕福になったんだとか。

その福を他の人にも分けてあげようと多治速比売神社に奉納したといわれています。

貧乏神も好きで人に不幸をもたらしているわけではないのだな、となんだかしんみりするお話ですよね。

そしてこの夫婦は裕福になっただけではなく、いつまでも夫婦仲睦まじく暮らしたともいわれています。

そのためこの福石を拝むことで、金運や恋愛運アップなどの幸福が舞い込むといわれています。

多治速比売神社に参拝したら、忘れずにこちらも参拝しておきましょう。

多治速比売神社のお守りは種類が豊富

多治速比売神社のご利益である縁結びや安産祈願、厄除けのほか種類豊富にお守りがそろっています。

福石にちなんだ｢金運守り｣初穂料800円も人気です。

女性には嬉しい｢肌守り｣初穂料800円もあります。

また絵馬は3種類あり、それぞれ初穂料500円です。

所願祈願には神馬が、合格祈願には菅原道真公が、縁結び祈願は絵馬そのものがハート型です。

多治速比売神社の御朱印

多治速比売神社の御朱印は1種類です。

初穂料は300円で、社務所で頂けます。

受付時間は9:00～16:00です。

ただし12:00～13:00はお昼休憩になりますので、参拝は避けた方がいいでしょう。

多治速比売神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

アクセス方法

多治速比売神社には参拝者専用の無料駐車場が普通自動車で約60台分あります。

ただし桜と梅の名所として知られている荒山公園の一角に鎮座しているため、桜の季節になると有料駐車場になります。

駐車料金は1回500円です。

参拝の時期には注意が必要です。

公共交通機関を利用する場合、南海バスだと堺東行きあるいは津久野駅行き｢宮山台2丁｣バス停下車、すぐ目の前です。

まとめ

多治速比売神社についてくわしくご紹介しました。

縁結び祈願に強力なパワーを発揮するだけではなく、安産祈願や厄除けの効果もあります。

またお祀りしてる神さまの一柱である多治速比売は謎のヴェールに包まれた女神さまです。

いったいどんな神さまなのか、ぜひとも一度参拝してあれこれと想いを馳せてみて下さい。