大鳥大社の御朱印について~アクセス方法や神社の由来について
全国にある大鳥神社の総本社が、堺市に鎮座する大鳥大社です。
日本各地で信仰されている神社にはどんな由来があるのか気になりますよね。
この記事では大鳥大社の名称の由来や御朱印、アクセス方法についてくわしくご紹介します。
参拝の参考にどうぞ。
大鳥大社の「おとりさま」は開運・商売繁盛の神さま
大鳥大社(おおとりたいしゃ)は和泉国一之宮で、正しくは「大鳥神社」と称します。
創建の時期は定かではありませんが、社殿は「大鳥造」と呼ばれるもので、他の神社に影響を与えていることから古い歴史をもつと考えられます。
現在の社殿は1909年に再建されたものとなっています。
御祭神は日本武尊と大鳥連祖神です。
大鳥連祖神は大鳥氏の祖先神です。
そして日本武尊は古事記や日本書紀で数々の武運を讃えられた古代の英雄です。
東方を朝廷の支配下におくために数々の武功を打ち立てたとされています。
なぜ古代の英雄をお祀りする神社の名称が「大鳥」なのでしょうか。
それは日本武尊の死後、その魂は大きな鳥に姿を変えて飛翔していったと言い伝えられているからです。
日本武尊の魂である鳥は「おとりさま」の名称で信仰され、開運と商売繁盛の守護神とされています。
そのため11月の酉の日には酉の市が開かれ、境内は多くの人で賑わいます。
また日本武尊は開運や勝運のご利益をもたらす神さまとして広く信仰を集めています。
大鳥大社と日本武尊伝説のつながり
大鳥大社は社名以外にも、日本武尊と深い繋がりをもちます。
大鳥大社は三つの池と鬱蒼とした森に包まれた境内の中に鎮座していますが、この森を「千種の森」(ちぐさのもり)と呼びます。
千種の森には種類豊かな植物がみられ、菖蒲の季節の景観が人気を集めています。
言い伝えによると、この森は「おとりさま」が飛来し一晩この地に留まると生まれた森だとされています。
またこの地こそ、おとりさまが最後に舞い降りた地だといわれています。
大鳥大社の見どころ
日本武尊にゆかりの深い大鳥大社ですが、境内には他にも様々な見どころがあります。
まず広大な境内には多くの摂社・末社があります。
そのひとつ「大鳥美波比神社」(みはひじんじゃ)は天照大神をはじめ、七柱の神々をお祀りする摂社です。
本来は独立した別に神社でしたが、1879年に現在の場所に遷座しました。
この神社に参拝すると「出会い運」がアップするといわれています。
また摂社には日本武尊の妃が祀られています。
日本武尊の妃はその武功を影ながら支えたため「女性らしさのお手本」ともいわれています。
良い出会いに巡り会うための女磨きを目指している方にとっては、ぜひ一度参拝してあやかりたいパワースポットです。
大鳥大社の御朱印
大鳥大社の御朱印は1種類です。
「和泉国一之宮」の墨書きが入ります。
初穂料は300円です。
授与所で御朱印は頂くことができます。
受付は9:00~16:30です。
大鳥大社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
大鳥大社には参拝者用の無料駐車場が約20台分あります。
ただしお祀りなどの神事の行われる日や酉の市の日はかなりの混雑となるため、駐車場は使用できません。
公共交通機関を利用しましょう。
公共交通機関を利用する場合、電車だとJR阪和線「鳳駅」下車、徒歩で約5分です。
バスだと石津川駅前行きのバス利用で「大鳥神社前」下車、徒歩で約2分です。
まとめ
大鳥大社についてくわしくご紹介しました。
大鳥大社は全国にある日本武尊をお祀りする神社の総本社です。
英雄の魂が鳥に変化したあと、最後に立ち寄ったとされる地に鎮座する神社です。
古代のロマンに想いを馳せるのにふさわしいパワースポットです。
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