仁徳天皇陵(大仙古墳)はパワースポット!内部の秘密やアクセスについて

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仁徳天皇陵(大仙古墳)はパワースポット!内部の秘密やアクセスについて

近畿地方には京都をはじめ、数多くの世界遺産が存在するエリアです。

古代日本の政治や文化の中心地であったことをうかがい知ることのできる多くの文化財が残されていますが、そんな中でも唯一世界遺産登録の文化財がないのが実は大阪府です。

そんな大阪府では仁徳天皇陵(大仙古墳)の世界遺産登録を目指しています。

とはいえこの仁徳天皇陵は未だに謎が多い存在でもあり、その姿形は知っていても実際にはどんな場所なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。

この記事ではそんな仁徳天皇陵についていったいどんな遺跡なのか、内部の秘密やアクセス方法についてご紹介します。

仁徳天皇陵は誰の墓?

「エジプト・クフ王のピラミッド」「始皇帝陵」と並んで世界3大墳墓と堺市が称しているのが仁徳天皇陵(大仙古墳)です。

事実、仁徳天皇陵は日本でも最大級規模の前方後円墳であり、歴史の教科書など写真でその姿を見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。

前方後円墳とは日本独特の古墳の形態で、上から見た形が円形と四角形を組み合わせた形であるためにつけられた名称です。

仁徳天皇陵は全長が約486mもあり、5世紀頃の建造と考えられています。

現在のような機械や道具がない時代に作られた巨大なこの墓は、そこに鎮座するだけで圧倒的なパワーを感じられます。

堺市のみならず、日本有数の古代のエネルギーを感じられるパワースポットです。

仁徳天皇陵と呼ぶ場合もあれば大仙古墳と呼ぶこともあります。

『延喜式』では「百舌鳥耳原中陵」、宮内庁は「仁徳天皇陵」と称しています。

これらの名称からも分かるように、長く「仁徳天皇」の墓とされてきました。

しかし最近の発掘調査により、仁徳天皇の墓と断定することは難しくなってきたため「大仙古墳」と呼ばれるようにもなりました。

一説によると仁徳天皇の息子の墓ではないかとする声もありますが、やはり統治期間や建造の時期を考えると謎が多く残されており、まだまだ特定には至らないようです。

仁徳天皇陵の内部の秘密とは

内部は非公開となっていますが、いったいどんなものなのか気になりますよね。

堺市博物館には仁徳天皇陵から出土した埴輪や、石室・石棺の復元模型が展示されています。

内部に足を踏み入れることはできませんが、どのようなものか知ることはできます。

多くの古墳には石室が存在し、その内部に埋葬品とともに古墳の主人とも言える人物が埋葬されています。

仁徳天皇陵も同様に石室があります。

つまりこの埋葬されている人物を調べることで、実際には仁徳天皇陵に眠る人物が誰かをくわしく調べることができるのですが、埋葬者の詳しい調査が行われていないために断定には至っていません。

なぜかというと、天皇陵は宮内庁の管轄であり、文化財保護法の対象からは外れます。

現在の皇室の祖先とされる人物の墓という扱いになるのです。

そのため一般的な調査や発掘には厳しい制限がかけられています。

そのせいで一部では「宮内庁は重要な秘密を隠しているため、仁徳天皇陵の発掘を頑なに許可しないのではないか」ともいわれています。

実際のところ宮内庁が発掘調査を許可しない背景には、「陵墓を荒らすことなく後世に伝える」という目的があります。

発掘調査を行うことで、古墳の一部が損壊したりカビの発生などが起きる恐れがあります。

実際に、調査を行った影響で文化財にカビが生えてしまった例がいくつも存在します。

また調査のためとはいえまだ子孫が現存する個人の墓を暴いていいのかという道義的な問題も存在します。

様々な問題が解決できれば今後、発掘調査が許可される可能性はあります。

とはいえ謎が謎のまま残っているからこそ、仁徳天皇陵が多くの人の興味を引きつけているとも言えます。

仁徳天皇陵をベストポジションで見る方法

日本で最も大きい古墳と呼ばれる仁徳天皇陵は、全体像を肉眼で捉えるのはなかなか難しいです。

しかし次の場所からだとよく見えますので、参考にどうぞ。

  • 堺市役所高層館21階展望ロビー
  • 永山古墳の南側にある陸橋の上から
  • 最寄り駅であるJR百舌鳥駅の南側にある陸橋の上から

おすすめは堺市役所高層館の展望ロビーです。

無料の上、地上80mからは360度堺市内を見渡すことができます。

仁徳天皇陵を一望できるほか、あべのハルカスや金剛山まで眼下におさめることができます。

アクセス方法

仁徳天皇陵まで車で出かける場合は、大仙公園のためにある駐車場を利用するのが最も便利です。

仁徳御陵駐車場は約105台分のスペースがあり、2時間までなら200円で利用できます。

2時間を越えた場合、1時間ごとに100円ずつ加算されます。

仁徳天皇陵そのものに立ち入ることはできませんが、古墳の周囲を巡る遊歩道が整備されています。

のんびり散策してその大きさを体感するのも楽しいです。

公共交通機関を利用する場合は電車が便利です。

JR阪和線「百舌鳥駅」を下車し徒歩で約10分です。

まとめ

仁徳天皇陵についてご紹介しました。

肉眼で全体像を確認するのも難しいほど巨大な仁徳天皇陵は古代のエネルギーを受け取ることができるパワースポットです。

埋葬されている人物をはじめ、様々な秘密が眠っており多くの人々の興味をひきつけています。

もしかしたら世界遺産に登録されるかも知れず、そうなると今以上に発掘調査が進むかもしれません。

今後が楽しみなスポットです。

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