住吉大社の「五大力」の意味とご利益とは?御朱印・お守りもご紹介

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住吉大社の「五大力」の意味とご利益とは?御朱印・お守りもご紹介

大阪で初詣先として人気が高い神社といえば住吉大社です。

住吉大社は初詣だけではなく海の神様、商売の神様としても大阪だけではなく全国から信仰を集めています。

この記事ではそんな住吉大社を参拝する上で知っておくと便利な「五大力」の意味とご利益、御朱印・お守りについてご紹介します。

おでかけの前の参考にご覧下さい。

住吉大社は住吉大神をお祀りする格式高いお社

住吉大社は211年に創建されたと伝わる神社です。

四つある本宮でお祀りするのは住吉大神と神功皇后(じんぐうこうごう)です。

住吉大神は底筒男命(そこつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・表筒男命(うわつつのおのみこと)の三柱を指します。

住吉大神の名は古事記や日本書記に見ることができ、航海安全・商売繁盛・祓いの祈願にご利益がある神様として信仰を集めてきました。

そのため全国に約2300社もの住吉大神をお祀りする神社が存在するといわれています。

住吉大社はそんな同名の神社の総本社であり、大阪だけではなく日本を代表する格式と伝統のある神社です。

本宮をはじめ、境内には数多くの末社・摂社だけではなく池や神田なども残されており約3万坪もの広さをほこります。

関連記事:住吉大社の境内には末社も!摂社と末社の違いとは?

関連記事:住吉大社の摂社で頂ける御朱印とは!?境内に幾つある?

これは住吉大社が摂津国一の宮として古代より国家や民衆の信仰を集めてきた証でもあります。

住吉大社の五大力の意味とご利益

住吉神社の五大力とは、「寿命力・体力・財力・福力・智力」のご利益を授かることができるお守りの呼び名です。

五大力とはそもそも仏教における5体の明王を指す言葉で、神道と仏教の両方が同じように信仰されていた時代から住吉大社でも明王さまに祈りを捧げる風習があります。

五大力のお守りを手に入れることができるのは五所御前(ごしょごぜん)です。

御所御前と呼ばれる玉垣の中には、たくさんの砂利が敷き詰められています。

御所御前は杉の木を囲む玉垣ですが、この杉の木には住吉大社の御祭神の一柱である神功皇后にまつわる伝説が残されています。

住吉大社創建の地を探していた神功皇后は、この杉の木にとまる白鷺をみてこの地を聖地と見定めたんだとか。

そのためこの場所は住吉大社でもひときわ神聖な場所だと考えられています。

この砂利の中には墨書きで「五」「大」「力」と書かれた小さな石が混ざっています。

砂利の中から一種類につきひとつづつ文字が書かれた石を自力で見つけます。

そして3種類を1セットのお守りとして部屋に置いたりカバンにしのばておくと5つのご利益を授かることができ、願いが一つ叶うといわれています。

たくさんの人が探していますが、運が良いと数分で見つけられるものの、なかなか思うようにはいかないお守りでもあります。

さらにせっかく見つけても、手の届く範囲にはなくて諦めなければならない場合もあります。

ですから時間には余裕を持って探しに出かけるといいでしょう。

石をおさめるためのお守り袋は授与所にて300円で頒布されています。

住吉大社の五大力は「倍返し」の作法がポイント

「ご利益がスゴイ」と人気の五大力のお守りですが、神さまのご加護を頂いたからにはそのお礼参りも重要です。

特に住吉大社の五大力はお礼参りには「倍返し」の作法が存在します。

願いが叶ったら、次の手順を参考にしてまた住吉大社に参拝に出かけましょう。

  1. 住んでいる場所のご近所で石を拾う
  2. 拾った石に「五」「大」「力」の三文字を自分で墨書きする
  3. 住吉大社に参拝し、石を集めた場所へ最初に住吉神社で拾った石と自分で集めた石を一緒に納める

住吉大社で手に入れたいお守りはこちら

「五大力」のお守り以外にも、住吉大社には種類豊富なお守りがそろっています。

詩文で五大力の石を見つけられなくても、五大力の袋型のお守りを授与所で購入することも可能です。

お祀りする神様にちなんだ複数のお守りがあります。

ルアー型の釣り守りなど海に関するお守りもあります。

また種類豊富な土人形も人気です。

住吉大神は厄祓いのご利益でも名高く、厄払いのご利益を授かることができる「厄除けざる」や立身出世のご利益がある「千疋猿」などが自分用にも大切な人への贈り物としても人気があります。

その他にも住吉大社のお遣いであるうさぎのかわいらしいお守りや、商売繁盛や家内安全にご利益のある「猫の手しゃもじ」をはじめとして、猫など動物モチーフのお守りもあるため授与所を覗くだけでも楽しくなってきます。

珍しいものでは海の神様をお祀りするお社らしく大漁旗まであります。

住吉大社で頂ける御朱印

住吉大社の境内は広大で、数多くの摂社・末社があります。

本殿の他、これらの摂社・末社の一部の御朱印も授与してもらえるので、全部で約10種類ほどの御朱印を頂くことができます。

御朱印はまず本殿を示す「住吉大社」と「神光照海」、摂社の「大海神社」、「船玉神社」、「若宮八幡宮」、末社の「侍者社」、「種貸社」、「楠珺社」、「浅澤社」、「大歳社」の計10社です。

全て神符授与所にて頂くことができます。

神符授与所の受付時間は9:00~16:30です。

初穂料についてですが、これまでそれぞれ300円でしたが平成30年4月1日からは500円に改訂されました。

久しぶりに参拝するという方はご注意下さい。

ただし「なにわ七幸めぐり」の御朱印だけは初穂料300円です。

住吉大社オリジナルデザインの御朱印帳は3種類あります。

本殿と太鼓橋のデザインがあしらわれた「神詣」、神のお遣いであるうさぎと太鼓橋をデザインした「うさぎ」は水色とピンクの2種類です。

それぞれ初穂料1000円でビニールカバー付きです。

また「うさぎ」「神詣」の御朱印帳と同じデザインの御朱印帳袋も手に入れることができます。

アクセス方法

住吉大社には参拝者用の駐車場が約200台分あります。

1時間につき約200円の利用料金がかかります。

また初詣客で賑わう正月期間や夏祭りの際には駐車場の利用はできなくなりますので、公共交通機関を活用するようにしましょう。

公共交通機関を利用する場合、南海鉄道だと南海本線は「住吉大社駅」下車で歩いて約3分、南海高野線は「住吉東駅」を下車し、歩いて約5分です。

路面電車を利用すると阪堺線「住吉公園駅」で下車し、徒歩で約2分です。

市営バスでは「住吉公園」バス停下車、徒歩で約5分です。

まとめ

住吉大社の五大力の意味やご利益、御朱印やお守りなどについてご紹介しました。

5体の明王さまのご加護を頂き、願い事を叶えてくれるという五大力のお守りは、ぜひとも手に入れておきたいものです。

願いが叶ったらお社に返納するのが作法ですが、その返し方にもポイントがありますので、この記事を参考にお出かけ下さい。

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