アイハンタ御嶽(エーバンタ)への行き方とは?近くには垣花桶川も

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アイハンタ御嶽(エーバンタ)への行き方とは?近くには垣花桶川も

アイハンタ御嶽は沖縄の歴史について知ることができる貴重な聖地の1つであり、その周辺に数多くのパワースポットがあります。

この記事ではアイハンタ御嶽(エーバンタ)についてその場所や歴史的な役割についてくわしくご紹介します。

おでかけの参考にどうぞ。

アイハンタ御嶽は雨乞いのための聖地

アイハンタ御嶽(エーバンタ)は琉球王国が干ばつに悩まされた際には、国王自らが雨乞いのための祈りを捧げた拝所です。

『琉球国由来記』によると、このアイハンタ御嶽の他に「雨つづ天つぎ御嶽」「玉城巫火神」の三ヶ所で国王が雨乞いの祈りを捧げていました。

かつてはアイハンタ御嶽から久高島を見通すことができたといいますが、現在では周囲の木々が生長したため目にすることはできません。

地元の人々にはアイハンタ嶽もしくはエーバンタ御嶽とも呼ばれ、「タイシヨンマイケガ御イベ」をお祀りしています。

周辺にある他の御嶽とアイハンタ御嶽一帯は玉城ノロによって管理されていたといわれています。

琉球王国からの使者が訪れなくなった現在でも、周辺地域の人々が祈りを捧げる聖地です。

アイハンタ御嶽周辺はパワースポットがたくさん

垣花樋川(かきのはなひーじゃー)や仲村渠樋川(なかんだりーひーじゃー)をはじめ、数多くのパワースポットが周辺にあります。

雨乞いのための拝所として琉球王国で重要視されてきただけあり、アイハンタ御嶽周辺には垣花樋川や仲村渠樋川など豊かな水源に恵まれているのです。

また東御廻りの拝所でもある「受水・走水」や「ヤハラヅカサ」、「浜川御嶽」などが点在しています。

アイハンタ御嶽周辺は古来より人々が住んでいた形跡の残る遺跡が見つかっており、アマミキヨが降り立ち子孫繁栄や稲作の発祥をもたらしたという伝説も残っています。

アイハンタ御嶽周辺のパワースポットをめぐることで、琉球王国以前の沖縄がどのように発展してきたのかを理解することができます。

アクセス方法

アイハンタ御嶽は南城市玉城字仲村渠にあります。

那覇空港からは約60分ほどです。

最寄りのインターチェンジは「南風原南IC」です。

インターチェンジを降りたら国道507号線から331号線に入り、新原方面へ進みます。

百名交差点を起点に北東方向へ進むと小高い丘陵地が見えてきますが、この丘の上にアイハンタ御嶽が見えてきます。

駐車場はありませんので、周辺住民の邪魔にならないように注意する必要があります。

まとめ

アイハンタ御嶽についてくわしくご紹介しました。

国王自らが祈願に赴くなど、アイハンタ御嶽は琉球王国にとって重要な意味を持つ聖地の1つでした。

かつては神の島を遙拝することもできましたが、現在では生長した木々に阻まれて海を見通すことはできません。

しかし周辺には沖縄の歴史的な発展に重要な役割を果たした数々のパワースポットが点在しています。

1ヶ所だけではなく、エリア全体を見て回ることで古代の人々の暮らしについて想いを馳せることができます。

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