勧修寺の見どころをご紹介!御朱印はいただける?

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勧修寺の見どころをご紹介!御朱印はいただける?

京都のお寺は美しい庭園をもつ名所が多いです。

そのうちの1つが勧修寺です。

この記事では勧修寺の見どころや御朱印についてくわしくご紹介します。

参拝の参考にどうぞ。

勧修寺の歴史について

勧修寺(かじゅうじ)は真言宗のお寺で、900年に創建されました。

読み方は正式には「かじゅうじ」なのですが、近辺の住所や一般の方からは「かんしゅうじ」と呼ばれることも多いようです。

醍醐天皇の勅願寺としての役割をもっていた他、醍醐天皇は生母のためにこのお寺の創建を命じたと伝わっています。

ご本尊は千手観音で、山号が亀甲山です。

お寺は応仁の乱やその後の戦乱で荒廃してしまいますが、1682年に入ってから徳川家と皇室、双方の援助が実り再興されることとなりました。

南北朝時代以降は宮門跡寺院となり、代々皇族の方がお寺に関わってきた典雅な場所です。

そしてこの勧修寺には『今昔物語』に登場するある恋愛物語の舞台にもなっています。

勧修寺は醍醐天皇の生母を弔うために創建されたわけですが、この生母の名は「藤原胤子」といいます。

胤子の母、列子はある嵐の夜に雨宿りに立ち寄った貴人と一夜の契りを交わします。

そして6年後、貴人は屋敷に戻ってきます。

この貴人こそ藤原冬嗣の孫で藤原高藤、この一夜の契りで授かった子供が胤子です。

やがて胤子が天皇の生母になると父である藤原高藤も出世したんだとか。

列子自身はあまり身分の高い女性ではなかったようで、そのため「玉の輿」のご利益があるお寺としても知られています。

人生どこで出会いが待っているか分からないものです。

拝観料は大人400円、中学生・小学生200円です。

拝観時間は9:00~16:00です。

ハイビャクシンの巨木は樹齢推定750年!

とにかく「これが木なのか」と驚くほど枝が地面にそってよく伸びた低木がありますが、これがハイビャクシンです。

樹齢は推定750年といわれており、かなりの長生きです。

京都随一の長命な植物ですので、ぜひとも一度目にしておきたいものです。

勧修寺型灯篭はあのお方がデザイン!?

勧修寺の書院前には、なんと勧修寺の形をした可愛らしい灯篭があります。

こちらは水戸黄門で有名な水戸光圀公によって寄進された灯篭といわれています。

水戸光圀公が自らデザインしたんだとか。

当時はもちろん、現在でも斬新なデザインが目をひきます。

氷室の池について

勧修寺の庭は京都市指定の名勝であり、池泉回遊式の庭で、5月には菖蒲の花、7月には蓮の花が美しく咲きます。

その庭の一角にあるのが氷室の池です。

平安時代にはこの池に氷が張ると宮中に献上し(1月2日)、その厚みで1年の五穀豊饒の運勢がどのようになるのかを占ったとされています。

庭園からは醍醐の山並みも見られ、桜も紅葉も美しいのにあまり混まない穴場スポットとなっています。

勧修寺の御朱印について

勧修寺で頂ける御朱印は2種類あります。

「千手観音」の墨書きと「御詠歌」です。

御詠歌は他の寺院で見かけるものとは書体が変わっており、かなり独特です。

納経料はそれぞれ300円です。

勧修寺の御朱印は塔頭である佛光院で頂きます。

佛光院本堂の左手側にある建物が朱印所です。

こちらでは佛光院の御朱印「慈手観音」を頂くこともできます。

勧修寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

アクセス方法

勧修寺には参拝者用の駐車場が普通自動車40台分あります。

参拝者の利用は無料です。

公共交通機関を利用する場合、地下鉄東西線だと「小野駅」下車、徒歩で約7分です。

まとめ

勧修寺の見どころや御朱印についてご紹介しました。

勧修寺は蓮や菖蒲の花を楽しめる庭園の他、長生きの樹木や珍しい形の灯篭などを見ることができます。

御朱印も一風変わっていますので、参拝の折には見逃さないようにしたいところです。

また桜や紅葉も綺麗ですがあまり参拝者は詰めかけないのでゆっくり散策したいという人にオススメです。

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