幸神社には鬼門封じのお猿さんがいるの?嬉しい縁結びのご利益も!
なんだか幸福を招き寄せてくれそうな名称の「幸神社」は都の北の方角を守護する神社として古来より信仰を集めてきた神社です。
いったいどのようなパワースポットなのか気になりますよね。
この記事では幸神社の縁結びのご利益や猿の神さま、そして御朱印についてくわしくご紹介します。
幸神社には鬼門封じのお猿さんがいる!
幸神社(さいのかみのやしろ)は猿田彦大神をお祀りする神社です。
正式には「皇城鬼門除 出雲路幸神社」と呼びます。
平安京の鬼門である北東を守護する神社でもあり、本殿の北東にあたる角には邪気が都に侵入しないように猿の像が鎮座しています。
この神像は「三番叟」と呼ばれ、御幣を担ぐポーズをとっています。
猿は「魔が去る=さる=猿」とうことで魔除けの力を秘めた神のお遣いだと考えられています。
同じように鬼門封じとして猿の神像をお祀りしている神社としては日吉大社(比叡山延暦寺)や赤山禅院などがあります。
よく見ると猿の神像は上の方向を見つめていますが、これは上空から邪気が侵入することがないように監視するためといわれています。
平安京の守護を担う社として再興されたのは桓武天皇の時代に入ってからですが、お社自体は古来よりあったと考えられており、創建時期は不明なものの長く地域の人々に信仰されてきたパワースポットです。
その他、本殿以外にお祀りする猿田彦大神の他にも相殿神として妻である天宇受売命、天照大神、天之御中主日御神、可美葦牙彦舅尊、ニニギノミコト、大国主尊、少彦名太神、事代主命をお祀りしています。
幸神社で縁結びのご利益が頂ける理由
日本全国各地に「縁結び」で名高い神社が数多くありますが、中でも幸神社は日本最古の縁結びパワースポットとして、なんと平安時代からすでに有名でした。
主祭神である猿田彦大神は天孫降臨の際に天照大神の使者であるニニギノミコトの道案内を務めた神さまです。
妻は天照大神が天岩戸に引きこもった際に外の世界へ興味を持つきっかけを作った天宇受売命(あめのうずめ)で、運命の出会いを経て結ばれたことから「縁結びの神さま」として信仰されています。
境内には「石神さん」と呼ばれる霊石があり、縁結びのご利益を授けてくれるといわれています。
ただしあまりにも強力すぎるパワーを持つため、触れる者には祟りをもたらすといわれています。
そのため現在ではおもしろ半分で近付けないように柵の中にあります。
ただし心の底から真摯に拝むものには良い縁を繋いでくれるとされる霊石です。
触れることはできませんが、縁結び祈願のためにもしっかり拝んでおきましょう。
またすでにパートナーがいる人がこの霊石を拝むと、二人の縁をさらに強固なものにし「浮気封じ」の効果を発揮してくれるんだとか。
すでに相手がいる人も相手が欲しい人もぜひとも参拝しておきたいパワースポットです。
御朱印について
幸神社の御朱印は1種類です。
初穂料は300円で、社務所で頂けます。
ただし人が不在のことも多く、呼び出し用のブザーもありますがなかなか遭遇できずに御朱印が頂けない、ということもあります。
注意が必要です。
幸神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
幸神社には参拝者用の駐車場はありません。
ただし徒歩5分の市に市営出町駐車場があるため、車での参拝も可能です。
公共交通機関を利用した場合、市バスだと「河原町今井川」あるいは「同志社前」下車、徒歩で約10分です。
電車だと地下鉄烏丸線「今井川」下車、徒歩で約15分です。
まとめ
幸神社は京都の鬼門封じに欠かせない神猿が鎮座するだけではなく、縁結びのご利益を授かることができるパワースポットです。
境内では不思議な力を授けてくれる石神さまをはじめ、様々なご利益を頂けます。
参拝した際には隅々まで足を運び、神さまにしっかりとご挨拶をしておきましょう。
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