出世稲荷神社は豊臣秀吉ゆかりの神社!どんなお守りがある?

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出世稲荷神社は豊臣秀吉ゆかりの神社!どんなお守りがある?

出世稲荷神社はその名の示すとおり、「出世」のご利益がある神社として知られています。

その創建やご利益には豊臣秀吉が関わっているといいますが、いったいどのような由緒のある神社なのでしょうか。

この記事では出世稲荷神社のご利益と出世に効果があると人気のお守りについてくわしくご紹介します。

出世稲荷神社は立身出世のご利益を頂けるパワースポット

1587年に豊臣秀吉によって信仰していた稲荷社を聚楽第内社に勧請したのがはじまりです。

お祀りしているのは宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。

やがて聚楽第は取り壊されたものの、出世稲荷神社は1663年に千本通り沿いに、2012年には現在の位置である大原に遷座しています。

後陽成天皇が聚楽第を訪れた際に稲荷社にも参拝し、豊臣秀吉にちなみ「出世稲荷」の号を授けたといわれています。

豊臣秀吉はほぼ農民のような足軽の家に生まれ、やがて名だたる大名に仕え最後には「太閤」の地位にまで登り詰めた、日本屈指の出世頭です。

その立身出世のすさまじさは天皇でさえ認めるものでした。

そのため出世稲荷神社には多くの大名や公家が立身出世の祈願に訪れるようになり、庶民にも広く信仰されるようになりました。

また出世稲荷神社では毎年2回、6月と12月に「大祓祭」が行われます。

知らない間に自分が犯した罪や災厄を神さまの力によって祓うと共に、1年の健康祈願も行います。

初穂料300円の大祓人形に自分の名前と年齢を書いて息を吹きかけ自分の身代わりとし、神社に奉納すると穢れを祓う祈祷をしてもらえます。

自分に宿ってしまった罪の穢れだけではなく、病気など自分の身体から追い出してしまいたい災厄も一緒に祓ってもらえます。

出世稲荷神社のお守り

出世稲荷神社のお守りで最も人気があるのが「出世鈴」です。

白地に朱色で「出世」の文字が入った鈴がふたつつながっています。

これは自分自身に立身出世を目指すことを宣言すると共に、神さまにもその意思を伝えるためなんだとか。

初穂料700円です。また袋型の「開運出世」のお守り、初穂料600円も人気があります。

また節分祭が行われる2月は一ヶ月限定で、厄除け・魔除け・災難除けのご利益を授かることができる「ひいら木」のお守り、初穂料2000円を授与して頂けます。

もともと節分の際にはひいら木の枝に鬼が苦手とする鰯の頭をつけて玄関に飾り、鬼を祓うという風習がありました。

出世稲荷神社ではひいら木にイワシの代わりとなる出世鈴をつけて頒布しています。

節分当時にもいただけますが、当日だけは出世神楽の奉納後に頂くことになります。

災難を避けて出世のご利益を頂けるチャンスです。

御朱印について

出世稲荷神社の御朱印は1種類です。

宝珠の形のスタンプが中央にきます。

初穂料は300円で、参拝受付を行う入り口で御朱印を頂くことができます。

出世稲荷神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

アクセス方法

出世稲荷神社には参拝者用の駐車場がありません。

車で参拝する場合は、近くのコインパーキングを利用します。

公共交通機関を利用する場合、京都バスだと「大原」下車、徒歩で約10分です。

出世稲荷から徒歩10分ほどで三千院や他の寺社も密集しているエリアなので、周辺を散策するのも楽しいものです。

まとめ

出世稲荷神社のご利益やお守りについて解説しました。

豊臣秀吉の栄華の象徴でもある聚楽第の鎮護を願って創建された出世稲荷神社は、豊臣秀吉にあやかろうと数多くの人が参拝に訪れる神社でもあります。

出世を招き寄せる鈴のお守りは強力な効果があるといわれており、参拝の折には必ず手に入れたいもののひとつです。

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