豊国神社で縁結びのご利益を!絵馬やお守りが「ひょうたん」なの?
京都には豊臣秀吉に縁のある寺社が数多くあります。
中でも豊国神社は出世と縁結びのご利益を授かることができると人気を集めていますが、いったいどのような歴史をもつ神社なのでしょうか。
ひょうたんの絵馬やお守りが目をひく豊国神社のご利益や御朱印についてくわしくご紹介します。
豊国神社で縁結びのご利益が頂ける理由
豊国神社は1880年に創建された、豊臣秀吉をお祀りする神社です。
豊臣秀吉の死後、壮麗な霊廟が東山阿弥陀ヶ峰に創建されましたが、徳川家康が政権を握ると取り壊されてしまいました。
そして明治期に入り、創建されたのが豊国神社です。
唐門は伏見城の遺構であり、桃山文化の荘厳な建築様式を現在に伝えており国宝に指定されています。
この唐門をくぐると豊臣秀吉のように立身出世を果たすことができるといわれていますが、普段はくぐることができません。
ただし正月三が日とご祈祷を受けた際にはくぐることができます。
また境内には豊臣秀吉だけではなく、正妻ねねも祀られています。
当時としては珍しい恋愛結婚の天下人にあやかり良いご縁をつないでもらえると豊国神社は縁結びのパワースポットとしても人気を集めています。
豊国神社はひょうたんがいっぱい!その理由とは?
豊国神社は宝物殿をはじめ、境内のあちこちで桐紋を目にすることができます。
桐紋は豊臣家の家紋です。
そして同じくらい目にすることができるのが、「ひょうたん」の模様です。
これは豊臣秀吉の馬印がひょうたんであったことに由来します。
馬印とは戦国時代に武将が「自分はこういう者である」と存在を誇示するために用いた旗の模様です。
武将にとって戦場での己の武功を誇示する大事な印でした。
そのため豊国神社の絵馬はひょうたんの形です。
初穂料は500円で、開運と出世のご利益のほか、縁結びのご利益を授けてくれるといわれています。
大きい方のひょうたん絵馬には出世を、小さい方のひょうたん絵馬には縁結び祈願を叶える効果があるんだとか。
この絵馬に願い事を書いて吊した風景は豊国神社の名物でもあります。
御朱印について
豊国神社にはいつ参拝しても頂ける御朱印が1種類と、季節限定で頂ける御朱印が複数あります。
通常の御朱印は中央に「開運出世 豊國神社」の文字と家紋と馬印のスタンプが入ります。
原則的には1種類ですが、書き手によって中央に入る墨書きが「関白」あるいは「豊国大明神」かに分かれます。
どちらを頂けるかは運次第です。
さらに毎月18日の豊臣秀吉公の月命日と正月三が日には家紋のスタンプの色が金色に変わります。
季節限定で頂ける御朱印ですが、まず例祭が行われる9月18日だけ授与される御朱印があります。
書き置きになりますが色のついた和紙に御朱印が入ります。
2017年に授与された御朱印の総数は500体ですが、9:00からの受付からわずか一時間半ほどで授与が終了したほど人気が高い御朱印となっています。
その他にも、刀剣乱舞とコラボした御朱印の授与があります。
豊国神社には豊臣秀吉愛用の脇差し「骨喰藤四郎」が納められていました。
現在では京都博物館が収蔵していますが、縁のある神社ということで毎年限定の御朱印が登場しています。
2016年は初穂料300円、2017年は初穂料500円、いずれも書き置きタイプになります。
2018年も授与が予定されています。
豊国神社オリジナルデザインの御朱印帳は黒字に金文字で豊国神社の名称と家紋が入ったデザインと、「骨喰藤四郎」の刀身と豊臣秀吉の家紋と豊国神社の社紋がモノグラム状に配置された御朱印帳の2種類があります。
どちらも初穂料1200円があります。
「骨喰藤四郎」の御朱印帳はコラボ商品でありデザイン性の高さからも大変人気の高い御朱印帳です。
品薄状態が続いており、見かけたらすぐ手に入れておいた方が後々、後悔しないですみます。
さらに御朱印帳袋も3種類あります。
「黄紗綾地菊桐紋付胴服」・「たけのこ男」・「桐鳳凰文蒔絵唐櫃」の3つのデザインで、それぞれ初穂料は2000円です。
アクセス方法
豊国神社には参拝者用の駐車場が15台分ほどあります。
利用は無料になりますので、車で気軽に参拝する事ができます。
公共交通機関を利用する場合、市バスだと「博物館三十三間堂前」下車、徒歩で約5分です。
京阪電車を利用する場合は「七条駅」下車で徒歩10分です。
まとめ
豊臣秀吉公の霊廟を場所を移して再建した神社である豊国神社には、豊臣秀吉のトレードマークである桐紋とひょうたんをいたるところで見つけることができます。
意外な場所にも登場しているので、ぜひ境内の隅々まで見て回って下さい。
また特徴的なひょうたんの絵馬は縁結びのご利益もあります。
気になる人との縁をつないでほしい、あるいは気になる人がいなくてお悩みの方はぜひとも一度参拝してみて下さい。
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