熊野若王子神社のお守りで苦難を「なぎ払う」!?御朱印も合わせて紹介
熊野若王子神社は苦難を薙ぎ払うというお守りが有名なパワースポットです。
いったいなぜ苦難を薙ぎ払うご利益を授かることができるのでしょうか。
この記事では熊野若王子神社のお守りや御朱印をくわしくご紹介します。参拝の参考にどうぞ。
熊野若王子神社は厄除け・開運のパワースポット
熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)は国常立神・伊佐那岐命・伊佐那美命・天照大神・恵比須さまをお祀りする神社です。
後白河法皇によって1160年に創建されました。
熊野神社・新熊野神社とあわせて京都三熊野のひとつです。
熊野若王子神社の裏手には滝があり、修験者が滝行に使用します。
この滝は熊野にある那智の滝に見立ててあります。
なかなか熊野詣でにでかけることができない後白河法皇は、この滝にヒントを得てこの地に熊野若王子神社の創建を決心したと伝わっています。
熊野信仰は山や川に神さまが宿ると考えていますので、滝の存在は熊野大神の信仰には欠かせないものだったのでしょう。
そして平安時代には後白河法皇が熊野参拝に向かう前に必ずこの神社に立ち寄り、滝で身を清めてからでかけたんだとか。
そのため現在でも京都から熊野詣でに向かう場合は熊野若王子神社から出発する習慣があるんだとか。
そんな熊野若王子神社にはご祭神にちなみ厄除け・縁結び・開運にご利益があります。
また古来より桜と紅葉の名所としても知られています。
熊野若王子神社のお守りは苦難をなぎ払う
熊野若王子神社の第一鳥居前には、ご神木である梛の木があります。
梛の木には穢れを祓う効果があるとされ、このご神木は苦難をなぎ払う力を秘めていると信仰を集めています。
熊野神社のお遣いは八咫烏ですが、この八咫烏が口に咥えている植物の葉が、梛の木の葉です。
このご神木の力を受け病気平癒や厄除けのご利益を授かることができる「ナギのお守り」が人気です。
また「おみくじ燐寸」と呼ばれる変わり種みくじがあります。
こちらはその名の通り、マッチ箱に入ったおみくじです。
しゃかしゃかと振って箱の中から任意で1本マッチを引き、その色で吉凶を占うことができます。
毎朝自分の1日について気軽に占うことができると口コミで人気が広がっています。
さらに熊野若王子神社の境内でひけるおみくじとして「八咫烏のおみくじ」も人気です。
可愛らしくデフォルメされた八咫烏の置物の中におみくじが入っています。
おみくじをひいた後も、八咫烏の置物が良い方向へと導いてくれる加護を受けることができます。
御朱印について
熊野若王子神社の御朱印は1種類で「京洛東那智」の墨書きが入ります。
八咫烏のスタンプがあしらわれた御朱印です。
初穂料は300円で、社務所で頂くことができます。
受付時間は8:30~17:00です。また熊野若王子神社は京都十六社のひとつです。
そのため元旦から2月15日にかけては「京都十六社めぐり」が開催され、期間限定の御朱印を頂くことができます。
専用台紙は無料で頂けますので、社務所でお願いしましょう。
熊野若王子神社オリジナルデザインの御朱印帳は八咫烏の模様と社名が金箔押しで入ったデザインで、複数の色のバリエーションがあります。
アクセス方法
熊野若王子神社には参拝者用駐車場が数台分はあります。
公共交通機関を利用した場合、市バス「永観堂前」あるいは「東天王町」下車、徒歩で約5分です。
地下鉄東西線を利用する場合、「蹴上駅」下車で徒歩で約17分です。
近くには哲学の道があり観光名所が密集しているエリアですので、参拝のついでにあちこち散歩してまわるのもおすすめです。
まとめ
熊野若王子神社の境内には、苦難や穢れを祓うご利益をもつご神木「梛の木」があります。
このご神木のご利益を宿した「ナギのお守り」が苦難をなぎ払ってくれます。
乗り越え難い困難に直面している人、これから頑張りたい人はぜひ参拝しておきたい神社です。
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