堺・方違神社で御朱印をいただこう?参拝におすすめの時機もチェック

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堺・方違神社で御朱印をいただこう?参拝におすすめの時機もチェック

堺市に鎮座する方違神社は「ほうちがいさん」の名で親しまれていますが、その歴史をみると日本史に登場する偉人たちが大事を成し遂げる前に参拝に訪れたとされる神社です。

いったいどんなご利益を頂けるのか気になりますよね。

この記事では方違神社についてくわしくご紹介します。

気になる御朱印や、参拝するのに最適なタイミングについてもお伝えします。

参拝の参考にどうぞ。

方違神社の歴史

方違神社(ほうちがいじんじゃ)は堺市に鎮座する神社です。

お祀りするのは方違幸大神(かたたがえさちおおかみ)・素盞嗚尊(すさのおのみこと)・住吉大神(すみのえのおおみかみ)・天神地祇(てんじんじぎ)・神功皇后(じんぐうこうごう)です。

方違幸大神とは須佐之男神、八十天万魂神、三筒男大神、気長足姫尊命の総称になります。

社殿によると創建は紀元前90年頃となっており、かなりの長い歴史を持つ神社と言えます。

崇神天皇の御代に病気が蔓延し民が苦しむ姿に心を痛めた天皇の勅願により創建されたといわれています。

河内丹治比・和泉大鳥・摂津住吉の境界線上に鎮座しており、3カ国のどこにも所属しておらず方位のないパワースポットだからこそ「方違」の名を冠した神社となりました。

地域の人々はもちろん、歴史上の偉人たちからも厚く信仰されてきた神社です。

明治期に入ると水天宮社、八幡社も合祀するようになりました。

方違神社は方除けのご利益が頂けるパワースポット

厄除け祈願の他、八方除けのご利益にも定評があります。

特に「方違」の社名が示すように、悪い方角に対する厄除けのご利益があります。

社名は「ほうちがい」ですが、頂けるご利益からみても陰陽道で言うところの「方違え」(かたたがえ)の慣習と関係があるのは明らかです。

陰陽道の「方違え」とは、日ごとに変わる災厄をもたらす方角をさけるための方法になります。

たとえば北の方角が悪い日に北の方角に出かける用事がある場合は、いったん東にでるなどして、方角が変わるように移動していくというものです。

しかし方違えには時間や手間が必要になりますよね。

その点、方違神社は方角とは無関係の聖地ですので影響を受けません。

そのため旅行や引っ越し、出張やちょっとした外出などで災難が降りかかる方角にでかける用事があったとしても、方違神社にあらかじめ参拝しておくと災難を除けてくれるというわけです。

実際にどこかにでかける用事がなくても、新しいことを始めるときも災厄が降りかからないように守護して頂けます。

進学や就職、結婚など様々な人生の節目に参拝しておきたいパワースポットです。

社殿によると、神功皇后は反乱鎮圧の際の方災除けを、空海は唐に留学する前に海路の安全を祈願し、平清盛は福原京に遷都する際の成功祈願を、徳川家康は大阪の役(夏の陣)の武運をこの方違神社で祈願したといわれています。

長い歴史を持ち、数多くの人々がこの神社に方除けを祈願してきたのです。

方違神社に参拝するなら例大祭がおすすめ

方違神社はどこかに出かける前や人生の節目を迎える際に参拝すると人生のご加護を頂けますが、例大祭である「粽祭」の日の参拝ももおすすめです。

粽(ちまき)祭は毎年5月31日に執り行われます。

古来より方違神社の方災除けといえば、神社の敷地内からとれる埴土を包んだちまきが授与されました。

粽祭では、1年に授与する分の粽を神前に供えご祈祷を行うものです。

この際、ご祈祷した粽が参拝者には無料で授与されます。

神事は13:00~執り行われ、神事が終了次第ちまきの授与が行われます。

また節分祭の参拝もオススメです。

2月3日の節分の日といえば、1年の無病息災を願う宮中行事が民間にも伝わったものとして多くの人が体験したことのある行事です。

方違神社では豆まきの他にも厄除けぜんざいの接待や護摩焚き、お祓いと朝から夜まで厄除け行事が詰まっています。

方違神社のお守り

方違え神社で人気があるのはやはり方除けのお守りです。

その他にも地球儀のイラストと飛行機や船、電車などのイラストが入り「SAFETY TRAVEL」の文字も入った旅行安全御守りなども人気です。

また絵馬は毎年変わる干支のイラスト入りのものや、四神獣が描かれた八角形の方位絵馬などがあります。

厄除けなら干支の絵馬、方除けなら方位絵馬がおすすめです。

ご祈祷も人気がありますが、9日・19日・29日の平日(ただし大安は除く)はお休みになります。

くわしいご祈祷お休みの日程は公式ホームページに紹介されていますので、事前にチェックしてからお出かけしましょう。

関西でも有数の方除け神社ですので平日もご祈祷を受ける人が多いです。

ご祈祷を希望する場合、地簡易は余裕を持っておでかけしましょう。

予約ができないため、当日直接社務所内にあるご祈祷受付所で申し込みます。

受付時間は9:00~16:00です。

祈祷料は3500円、5000円、10000円の3種類です。

方違神社の御朱印

方違神社の御朱印は1種類です。

社名の墨書きと朱印が入るシンプルなデザインです。

初穂料は300円です。

御朱印は社務所内にあるご祈祷受付所と同じ受付口で頂けます。

受付時間は9:00~16:00です。

方違神社オリジナルデザインの御朱印帳は2種類あります。

粽と社名がデザインされたもので、色がピンク色と紺色の2種類になります。

初穂料は1500円です。

アクセス方法

方違神社は境内に車を駐車するスペースがあります。

ただしあまり台数は停められない上に、方違神社は人気の高い神社で平日でも多くの参拝者で賑わってます。

神社に車が停められない場合も多いので、周辺の有料駐車場を利用しましょう。

公共交通機関を利用する場合、南海高野線だと「堺東駅」下車、徒歩で約7分です。

もしくはJR阪和線「堺市駅」下車、徒歩で約15分です。

まとめ

方違神社についてご紹介しました。

堺市という言葉が示すとおり、古代の三ヵ国の境界線上に鎮座する神社であり、方位とは無関係の聖地とされてきました。

そのため方違えなど特定の方角から降りかかる災難を除けるご利益があります。

引っ越しや進学、就職、何か新しいことを始めるときなど、出かける前にはぜひ参拝しておきたいパワースポットです。

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