百舌鳥八幡宮の御朱印やお守りやご利益とは?ふとん太鼓ってどんなもの?
堺市には仁徳天皇陵をはじめ、数多くの古墳が残され日本古代史を考える上では重要な地点となっています。
有名な百舌鳥古墳群もありますが、その地名に関係する神社が百舌鳥八幡宮です。
この記事ではそんな百舌鳥八幡宮の御朱印やお守りについてくわしくご紹介します。
「ふとん太鼓」など、参拝するなら知っておきたい百舌鳥八幡宮の見どころについてもお伝えします。
百舌鳥八幡宮の歴史
百舌鳥八幡宮(もずはちまんぐう)は堺市に鎮座する神社です。お祀りするのは応神天皇です。
あわせて神功皇后・仲哀天皇・住吉大神・春日大神を配祀しています。
創建のくわしい年数は分かっていませんが、古来よりこの地域には百舌鳥古墳群をはじめ人々が住んでいた形跡があるため古い歴史があるお社だと考えられます。
社殿によると、かつて神功皇后が三韓征伐を成し遂げ海路にて帰還した際、この地に立ち寄り「幾万年経ってもこの地に留まり国家とその民衆のために平和と幸福を祈る」と誓ったとされます。
そのため欽明天皇の御代にこの地に八幡大神を祀るための百舌鳥八幡宮が創建されました。
またこの故事によりお社の建つ一帯を「万代」(もず)と名付けたといわれています。
長らく皇室をはじめ、武将や地域の人々から信仰を集めてきましたが、大坂夏の陣の影響を受けて一時期は荒廃します。
江戸時代に入ると熱心な地元の人々の寄進により再興され、現在に至ります。
百舌鳥八幡宮の境内には水天宮社(水神社)や稲荷社などの多くの境内社も鎮座しています。
百舌鳥八幡宮は厄払いのご利益あり
百舌鳥八幡宮は厄除け開運のご利益を授かることができるパワースポットです。
応神天皇は弓矢の扱いに優れた武神でもあり、弓矢は古来より魔除けや厄災除けのご利益があるとされてきました。
そのため厄除け祈願には最適な神社といえます。
また八幡宮であるため安産祈願や交通安全祈願のお社としても知られています。
安産祈願のご祈祷は事前予約は不要です。
初穂料は5000円からで、授与品は肌守りと腹帯、絵馬、御神酒です。
受付時間は9:00~16:30です。
百舌鳥八幡宮のふとん太鼓
毎年中秋の名月(旧暦8月15日)に執り行われる月見祭では「ふとん太鼓」の宮入、宮出が賑やかに執り行われます。
もともと中秋の名月は満月を祝う行事ですが、それに加えて豊作も祈願するためとても勇壮なお祭りになったといわれています。
百舌鳥八幡宮に残された記録によると、約300年前から始まったとされています。
ふとん太鼓とは太鼓の台座の上に朱色の座布団を五枚重ねた姿からついた呼び名で、重さはなんと約3トンもあります。
担ぎ手は総勢70名にも及び、「ベーラベーラベラショッショイ」の掛け声と共に約4メートルのふとん太鼓が街を練り歩く姿は圧巻です。
百舌鳥八幡宮のお守り
百舌鳥八幡宮のお守りで最も人気があるには、ふとん太鼓のワンシーンが刺繍で描かれた開運厄除けのお守りです。
初穂料は800円です。
その他にも安産祈願や交通安全祈願のお守りなどがそろっています。
ご祈祷を受けるとお守りのほか神札、干支土鈴、破魔矢を授かることができます。
百舌鳥八幡宮の御朱印
百舌鳥八幡宮で頂ける御朱印は1種類です。
社名の墨書きが入ります。初穂料は300円です。
御朱印は社務所で頂くことができます。
百舌鳥八幡宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
百舌鳥八幡宮には参拝者専用の駐車場があります。
公共交通機関を利用する場合、JR阪和線「百舌鳥駅」下車、徒歩で約10分です。
南海高野線だと「百舌鳥八幡駅」で下車し徒歩で約10分です。
南海バスを利用する場合は堺東泉ヶ丘線に乗車し「百舌鳥八幡前」バス停下車、徒歩で約5分です。
駐車場は十分なスペースがありますが、ふとん太鼓の登場する秋祭りの際には多くの参拝者が訪れるため周辺は交通規制が敷かれます。
秋祭りに出かける場合は公共交通機関を利用した方がいいでしょう。
まとめ
百舌鳥八幡宮についてご紹介しました。
応神天皇の母親にあたる神功皇后が訪れ、この地で国家を守護していくことを決意したという伝説が残された神社です。
月見祭ではふとん太鼓がお目見えし、町中を練り歩きます。
その勇壮な姿は一見の価値ありです。
コメントはこちら