西福寺の御朱印の種類や値段~落雷除けに合格祈願!?
和泉市内に鎮座する西福寺は落雷除けや合格祈願などのご利益で知られています。
いったいなぜでしょうか。
その由来が気になりますよね。
この記事では西福寺についてくわしくご紹介します。
気になる御朱印についてもお伝えします。
参拝の参考にどうぞ。
西福寺の歴史
西福寺(さいふくじ)は大阪府和泉市に鎮座する寺院です。
山号は「無量山」です。
ご本尊は十一面観音です。
はっきりとした創建年数は分かっていませんが、今から1360年ほど前にこの地に鎮座していたと考えられています。
かつては「仏性寺」と呼ばれるお寺でしたが、僧・重源によって再建され西福寺という名称に改められました。
毎年4月18日には普段は拝観できない秘仏「重源上人像」の開帳が行われる「重源忌」が執り行われます。
西福寺のご利益は落雷除けはもちろん合格祈願まで!
西福寺は「雷と耳の寺」の名称で有名なお寺です。
雷除けのご利益を授かることができるといわれていますが、それは僧侶・沙弥道行が、落雷によって人々に不幸が降りかかることを憂いて「大般若経」を写経し雷除けを祈願したためだと伝わっています。
雷除けのご利益を授かるということで、電力会社関係者や登山家など屋外で体を動かす職業の方が多く参拝に訪れるお寺です。
また「雷が落ちなくなる」ということは「試験に落ちなくなる」という意味に通じるということで、合格祈願のご利益も頂けるといわれています。
西福寺の「合格祈願」は絵馬や合格グッズが授与されます。
初穂料は5000円です。
ところでなぜ「耳の寺」なのかというと、それはご本尊である十一面観音さまが耳と目の守護を司るためです。
耳や目に関する病気平癒のご利益も授けて下さいます。
特に「オンロケイジンバラキリク」と唱えて参拝すると耳がはっきりと聞こえるようになるといわれています。
耳と目のご祈祷を受けた場合は「厄除けのキリ」が授与されます。
耳と目は健康に長生きするためにも大切なパーツですので、末永いご加護を願って参拝しておきましょう。
雷除けのおまじないも西福寺が発祥の地?
雷が鳴ったときに自分に害がないように行うおまじないが「くわばらくわばら」ですが、実はこの雷除けのおまじないも西福寺が発祥の地といわれています。
鎌倉時代のこと、俊乗房重源上人が雨乞いの儀式を行いました。
するとカミナリさまが西福寺の井戸に落ちてしまいます。
人々驚きますが、一人の老婆が重い石で蓋をして出られないようにしてしまいました。
「ここから出して欲しい」とお願いするカミナリさまに、「二度と西福寺の鎮座する桑原地域に雷を落とさないようにすること」と約束をとりつけて開放したという伝説があります。
それ以来、雷が鳴っても「桑原、桑原」と唱えると身を守ることができるとしておまじないが広がったといわれています。
ちなみに大阪だけではなく、京都にも同じような伝説が残された土地があります。
現在でも西福寺の敷地内には「雷井戸」が残されています。
西福寺に参拝した際はぜひ一度、覗いてみて下さい。
西福寺の御朱印
西福寺の御朱印は1種類です。
「俊乗房重源上人」の墨書きが入ります。
初穂料は300円です。
御朱印は寺務所で頂くことができます。
ただし住職の方が不在の場合は頂くことができません。
住職は多忙な方ですので、タイミング次第では御朱印が頂けない可能性があることに注意が必要です。
西福寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
西福寺には参拝者用の無料駐車場があります。
公共交通機関を利用する場合、JR阪和線「和泉府中駅」で下車し南海電鉄バスに乗り換えて「桑原」バス停で下車、すぐ目の前です。
もしくはJR阪和線「和泉府中駅」下車、徒歩で約15分です。
まとめ
西福寺についてご紹介しました。
人々を落雷から救うために尽力した人たちの伝説が残されてるパワースポットです。
落雷除けだけではなく、雷が「落ちない」ことから「志望校に落ちない」という意味で合格祈願のご利益も頂けます。
ぜひ一度、足を運んでみて下さい。
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