叡福寺の北古墳は聖徳太子のお墓!七不思議や御朱印の種類や値段について

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叡福寺の北古墳は聖徳太子のお墓!七不思議や御朱印の種類や値段について

河内三太子とは聖徳太子に特に縁の深いお寺を指します。

「下の太子」と呼ばれる大聖勝軍寺(八尾市)、「中の太子」と呼ばれる野中寺(羽曳野市)、そして「上の太子」と呼ばれるのが叡福寺(太子町)です。

この記事では三太子の中から「上之太子」叡福寺についてご紹介します。

北古墳の謎や七不思議はもちろん、御朱印の種類や値段についてもお伝えします。

叡福寺は聖徳太子の菩提寺?歴史を確認

叡福寺(えいふくじ)は真言宗のお寺ですが、聖徳太子に縁の深いお寺ということもあり「太子宗」を名乗っています。

山号は「磯長山」です。

ご本尊は聖如意輪観世音菩薩像です。

寺伝によると創建は621年、穴穂部間人皇女が亡くなった際にこの地に葬ったのがそのはじまりだとされています。

翌年には聖徳太子とその妃が亡くなったためこの地に埋葬され、推古天皇が墓守のためのお堂を整備したものがやがて叡福寺を形成するようになったといいます。

724年には聖武天皇により大規模な伽藍造営が行われ、東院を転法輪寺、西院を現在の叡福寺と呼ぶようになりました。

1574年には織田信長率いる軍勢によって伽藍は焼失してしまいますが、安土桃山時代に入ると豊臣秀頼の寄進によって復興されます。

叡福寺は四天王寺や法隆寺に並んで聖徳太子信仰の中心地となった寺院です。

そのため歴代の天皇や武将から厚く信仰されてきました。

また空海をはじめ多くの仏教指導者たちが仏教の日本普及立役者である聖徳太子を偲ぶため参拝に訪れています。

入山料は無料ですが、宝物館は入館料が200円必要です。

また宝物館のみ毎週月曜日と12月~2月の間は閉館になりますのでご注意下さい。

叡福寺北古墳は聖徳太子のお墓かもしれない

叡福寺の境内に広がる森は「聖徳太子廟」とも「北古墳」とも呼ばれる円墳です。

円墳には横穴式石室が設けられており、3つの柩があったといわれています。

3つの柩にはそれぞれ聖徳太子、穴穂部間人皇女(聖徳太子の母親)、膳部菩岐々美郎女(聖徳太子の妃)が葬られていたと言い伝えられています。

江戸時代頃までは石室の中まで入って参拝する事ができたとされていますが、明治時代に入ると規制されるようになります。

1889年に行われた発掘調査では石室への入り口をコンクリートで塞いでしまったため、現在は内部調査が困難になってしまいました。

また宮内庁管轄になっており、立ち入りそのものができなくなりました。

叡福寺北古墳の七不思議

叡福寺北古墳には七不思議が眠っています。

どんな内容なのかみていきましょう。

①御廟の内側に松や笹が生えない

②緑に覆われているのに鳥が巣を作った形跡がない

③大雨が降っても御廟内に盛られた土が流されない

④御廟を取り囲む結界石の数を数えてみると、何度やり直しても違う数になる

⑤瑪瑙(めのう)に刻まれた聖徳太子の御記文が死後430年経ってから発見されたが、これは聖徳太子の予言通りである

⑥御廟の西に生えている楠は、聖徳太子の母が亡くなったときにかついだ柩のながえを地面にさしたもので、そこから芽が出た

⑦894年に康仁大徳が御廟の内側を拝観した際、聖徳太子の衣服は朽ち果てていたものの本人の体は生きているかのように柔らかくあたたかかった

叡福寺の御朱印

叡福寺の御朱印は5種類あります。

「上之太子」(聖徳太子霊跡第6番)の墨書き、「聖霊殿」(河内西国三十三箇所第21番)の墨書き、「聖徳廟」(新西国三十三箇所客番)の墨書き、「釈迦如来」(仏塔古寺十八尊第二番)の墨書き、御詠歌の御朱印の計5種類です。

それぞれ初穂料は300円です。

御朱印は境内にある寺務所で頂くことができます。

受付時間は9:00~17:00です。

叡福寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

アクセス方法

叡福寺には参拝者専用の無料駐車場が約20台分あります。

最寄りのインターチェンジは南阪奈道「太子IC」です。

太子ICから叡福寺までは車で約5分です。

公共交通機関を利用する場合、近鉄長野線だと「喜志駅」で下車し上之太子行バスに乗車します。

「太子前」バス停で下車するとすぐ目の前です。

もしくは近鉄南大阪線だと「上ノ太子駅」で下車し、喜志駅行バスに乗車して「太子前」バス停で下車してすぐ目の前です。

まとめ

叡福寺についてご紹介しました。

境内の裏手にある円墳「北古墳」が聖徳太子の墓と伝わっています。

そのため聖徳太子に縁の深いお寺として「上之太子」と呼ばれており、古来より多くに人々が参拝に訪れるパワースポットです。

聖徳太子のお墓には七不思議が眠っており、まだ謎のままです。

ぜひ一度訪れて、不思議な現象について想いを馳せてみませんか。

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