大門寺は茨木市の紅葉の名所!札所の御朱印の種類や値段とは
京都は日本屈指の紅葉スポットとして人気を集めていますが、同じ近畿内にある大阪にも様々な紅葉の名所があります。
そのひとつが茨木市に鎮座する大門寺です。
この記事ではそんな大門寺についてくわしくご紹介します。
御朱印についてもお伝えしますので、参拝の参考にどうぞ。
大門寺の歴史
大門寺(だいもんじ)は茨木市に鎮座する真言宗御室派の寺院です。
山号は「神峯山(かぶさん)」、正式名称は「金剛院大門寺」です。
創建は771年頃、開基は開成皇子と伝わっています。
開成皇子は桓武天皇の兄にあたる方です。
開山後、空海がこの地に逗留し金剛・蔵王の2像を彫り大門寺の守護神としました。
大門寺は9世紀頃には本堂以外にも数多くの諸堂をもつ大きな寺院として栄えました。
約100年間にもわたって数千巻分の写経が執り行われたことからも、信仰の厚さがうかがい知れます。
しかし地震や戦火の影響もあり、一時期荒廃してしまいます。
写経も現在は七十八巻分のみが現存しています。
その後、江戸時代に入ってから再興され現在に至ります。
大門寺のご本尊は如意輪観世音菩薩です。
如意輪観世音菩薩は人間が陥った六道輪廻からの救済を担う他、現世利益として無病息災や子授け、安産祈願のご利益を授けて下さる存在です。
大門寺のご本尊は秘仏とされており、四天王像と併せて平安時代の作で国の重要文化財に登録されています。
そのため普段は拝観することができません。
定期的に開催されている写経会に参加すると拝観することが可能です。
写経会については公式ホームページやTwitterで告知がされますので、気になる方はチェックしておきましょう。
大門寺を参拝するなら紅葉が見逃せない
大門寺は紅葉の名所としても知られています。
紅葉の見どころとなる10月下旬~11月上旬頃になると、普段は静かな古刹に多くの参拝者が訪れにぎわいます。
山門から山脈の紅葉を臨むと、まるで絵画のように目に映ります。
また客殿では紅葉の期間限定で素晴らしい紅葉を眺めながらお茶を頂くことができます。
また同時期に菊の花も観賞することができます。
紅葉以外にも四季折々の自然が堪能でき、4月8日には花祭が開催され、この日も多くの人出でにぎわいます。
大門寺の御朱印の種類や値段について
大門寺の御朱印は2種類あります。
「大悲殿」(摂津国八十八ヶ所霊場第50番)の墨書きと、「如意輪」(摂津国三十三ヶ所霊場第24番)の墨書きの2種類です。
初穂料はそれぞれ300円です。
御朱印は寺務所で頂くことができます。
大門寺オリジナルデザインの御朱印は現在のところありません。
しかし大門寺は摂津国八十八ヶ所霊場と摂津国三十三ヶ所霊場の札所です。
それぞれに納経帳がありますので、霊場めぐりをしている場合はそちらを持参して参拝しましょう。
摂津国八十八ヶ所霊場巡り用の御朱印帳は茨木市内では総持寺で手に入ります。
入手できる札所は限られており、大門寺では手に入らないので注意が必要です。
御朱印帳は初穂料2300円です。
アクセス方法
大門寺には参拝者用の無料駐車場が約7台分あります。
最寄りのインターチェンジは名神「茨木IC」です。
茨木ICから大門寺までは車で約15分です。
公共交通機関を利用する場合、阪急京都線だと「茨木市駅」下車、阪急バスに乗り換え「大門北」バス停で下車し、徒歩で約5分です。
まとめ
大門寺についてご紹介しました。
茨木市の中でも紅葉の名所として知られるお寺で、秋以外の四季折々の自然の美しさを堪能できる寺院です。
摂津国八十八ヶ所霊場と摂津国三十三ヶ所霊場の二ヶ所の札所を兼ねており、御朱印が2種類頂けます。
霊場巡りを行っている方は納経帳をもって参拝に出かけましょう。
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