総持寺の御朱印の値段や種類と亀の恩返しの伝説とは?アクセスも紹介

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総持寺の御朱印の値段や種類と亀の恩返しの伝説とは?アクセスも紹介

西国霊場の1つである総持寺には古来より語り継がれている「亀の恩返し」のお話があります。

いったいどんな伝説が眠っているのか気になりますよね。

この記事では総持寺の歴史や縁起についてくわしくご紹介します。

参拝の参考にどうぞ。

総持寺の歴史

総持寺(そうじじ)は真言宗のお寺で、山号は補陀洛山 (ふだらくさん)です。

ご本尊は千手観世音菩薩です。

創建は886年頃と伝えられています。

非常に大きな寺院でしたが、織田信長の寺院焼き討ちに遭い一時は荒廃します。

その後再興しましたが、規模は小さくなり現在に至ります。

ご本尊は秘仏ですが、毎年4月15日~21日の間だけは特別開帳が行われています。

さらに平成30年は西国三十三ヶ所霊場草創1300年という節目にあたるため、6月1日~30日の1ヶ月間にわたり特別開帳となります。

ご本尊は織田信長の焼き討ちに遭った際に、半身が焼けたものの完全な破壊は免れたため「火除け」のご利益がある観音さまとしても崇拝されています。

その他に境内には包丁塚がありますが、これは開基の藤原山蔭が山蔭流庖丁の創始者であるためです。

そのため料理の神さまとしても信仰を集めています。

総持寺と亀の恩返しの伝説について

亀の背に乗ったご本尊の姿や、寺名を支える亀の像や敷地内の池に泳ぐ亀など、亀に縁の深い総持寺ですが、これはお寺の縁起に亀が関わっているためです。

今昔物語集にも見られる総持寺と亀の恩返しの伝説は次のような内容になります。

『承和年間(834-847年)の頃、藤原高房は淀川で猟師に捕らえられた大きな亀を目にします。

その日が観音さまの縁日であったことから高房は亀を買取り、海へと放してあげます。

その後、高房の溺愛する息子が継母のたくらみによって川に捨てられます。

悲しんだ高房は観音さまに「亡骸でもいいのでどうかもう一度息子に会わせて下さい。」と祈ります。

すると息子・政朝が次の日になって大きな亀の背に乗って帰ってきます。

全ては観音さまの思し召しと喜んだ高房は、そのお姿を刻むための香木を手に入れるように唐人に依頼します。

しかしようやく香木が手に入った頃には、高房は亡くなっていました。

息子であり中納言になった政朝は父の遺言と観音さまへの感謝を捧げるためになんとか香木から仏像を彫れる人を探し出します。

仏像を彫ると引き受けてくれた童子は1000日間籠もり続け仏像を彫った後、姿を消します。

実はその正体は長谷寺の観音さまだったのです。』

このお話に登場する仏像こそ、総持寺のご本尊である亀に乗った千手観音像だといわれています。

子どもを救ったことから、ご本尊は子授けや子育てのご利益を授けてくれる仏さまとしても信仰を集めています。

また童子が仏像を彫る際、政朝自身が食事を作り1000日間捧げたため、政朝は包丁の神さまとも見なされるようになりました。

総持寺の御朱印の種類や値段について

総持寺の御朱印は複数種類あります。

墨書きは「大悲殿」と「御詠歌」の2種類ですが、「大悲殿」の御朱印は西国三十三ヶ所霊場第22番・ぼけ封じ近畿十楽観音霊場第6番・摂津国三十三ヶ所観音霊場第27番・摂津国八十八ヶ所霊場第47番・神仏霊場第63番の御朱印の札所の印鑑が入ります。

初穂料はそれぞれ300円です。

また西国三十三ヶ所霊場草創1300年事業が終了するまでは、御朱印に特別印「亀の恩返し」を押印してもらえます。

期間限定ですので、早めにでかけて特別印を頂きましょう。

御朱印は納経所で頂くことができます。

納経所の受付時間は8:00~17:00です。

総持寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

ただし各礼状の札所となっていますので、それぞれの霊場巡り専用の御朱印帳を利用するといいでしょう。

アクセス方法

総持寺には参拝者用の駐車場が約20台分あります。

利用料金は40分で300円ですが、以降20分ごとに100円加算されます。

最寄りのインターチェンジは名神高速「茨木IC」です。

茨木ICからは車で約10分です。

公共交通機関を利用する場合、阪急京都線「総持寺駅」下車、徒歩で約8分です。

総持寺駅には各駅停車の電車しか停車しませんので注意が必要です。

まとめ

総持寺についてご紹介しました。

総持寺の秘仏・千手観世音菩薩は亀の背に乗った非常に珍しい仏像です。

敷地内には亀が泳いでおり、非常に亀の縁の深いお寺です。

ご開帳は期間限定ですので、参拝の時期に注意しておでかけしましょう。

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