野見神社の泣き相撲とは?御朱印やおみくじ、厄払いのご利益もある!?
高槻市に鎮座する野見神社は厄除け祈願や商売繁盛祈願の他にも、泣き相撲で有名な神社です。
いったいどんな神事が執り行われているのか気になりますよね。
この記事ではそんな野見神社についてくわしくご紹介します。
気になる御朱印や御祭神にちなんだおみくじについてもお伝えします。
参拝の参考にどうぞ。
野見神社の歴史
野見神社(のみじんじゃ)は須佐之男命・野見宿禰命(のみのすくね)をお祀りする神社です。
創建は9世紀頃と伝わっていますが、正確な年数は分かっていません。
平安時代中期にこの地方で疫病が流行した際、「牛頭天王を祀ると疫病を鎮めることができる」という託宣が下り社殿が創建されたとされています。
そのため当初は「牛頭天王社」と称していました。
厄払い祈願のパワースポトとして地域の人々からの崇拝を集めていましたが、キリシタン大名高山右近により一時は社領没収の危機に陥ります。
御神体を石清水八幡宮に避難させることで受難を乗り越え、1649年には高槻藩藩主永井家からの寄進を受け再興されます。
その後明治期に入ると神仏分離令が出されたため、御祭神を牛頭天王から須佐之男命に改め、野見宿禰命も合祀されるようになりました。
このとき名称も野見神社へと変更されます。
その他にも境内には中興の祖である高槻藩主を御祭神として祀る永井神社や十日戎でにぎわう高槻えびす神社など数多くの境内社が鎮座しています。
とくに商売繁盛祈願のえべっさんの縁日に行われる十日戎では高槻市のみならず近隣からも福笹を求めて多くの参拝者が訪れます。
野見神社の泣き相撲は厄払いのご利益が
毎年4月29日には野見神社で「奉納泣き相撲」が執り行われます。
とはいえ実際に相撲をとるわけではなく、土俵入りした赤ちゃんに大泣きしてもらうという内容になります。
神さまの前で大泣きすることで、土俵入りした赤ちゃんは健やかに成長するといわれています。
日本全国で子どもの成長を願って執り行われている神事ですが、野見神社の御祭神の一柱である野見宿禰命は古事記や日本書紀において、相撲の勇士として登場しています。
相撲は野見宿禰命と縁の深い神事なのです。
そのため野見神社で泣き相撲に参加すると、一層の神さまからのご加護が期待できます。
野見神社では毎年、生後6ヶ月~2歳くらいまでの子どもの参加を募集しています。
毎年詳細は公式ホームページで告知が行われ、3月頃から募集が始まります。平成30年は4月29日に執り行われました。
参加料は7000円で、子どもの四股名はあらかじめ保護者がつけておきます。
相撲とはいえ男女ともに参加できます。
野見神社のおみくじ
野見神社のおみくじはいくつか種類があります。
中でも境内社の小島神社でひける「水みくじ」は水をかけると託宣が浮かび上がってきます。
小島神社にお祀りするのは市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・大己貴命(おほなむちのみこと)・磐長姫命(いわながひめのみこと)・天児屋根命(あめのこやねのみこと)と水に関わる神々です。
水みくじで神さまからの託宣を受け取りましょう。
野見神社の御朱印
野見神社の御朱印は1種類です。
社名の墨書きと朱印があしらわれており、非常にシンプルなデザインとなっています。
初穂料は300円です。
社務所で御朱印が頂けます。
野見神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
野見神社には参拝者用の無料駐車場が約10台分あります。
最寄りのインターチェンジは名神「茨木IC」です。
茨城ICから野見神社までは車で約15分です。
泣き相撲や十日戎の際は、神社の駐車場は利用できなくなります。
周辺の有料駐車場を利用するようにしましょう。
公共交通機関を利用する場合、阪急京都線「高槻市駅」下車、徒歩で約10分です。
まとめ
野見神社についてご紹介しました。
子どもの健康祈願と厄払いを願って執り行われる泣き相撲やえべっさんの商売繁盛パワーを授かることができる十日戎で有名なお社です。
水みくじもありますが、お祭りの際には多くの参拝者でかなりの混雑になりますので、のんびり境内を散策したい場合は平日に出かけた方がゆっくりできます。
コメントはこちら