交野天神社の読み方とは?御朱印の種類や値段とアクセスについて
大阪は昔から経済の中心地であり交通の要所でもあったため、幾度も戦火に飲み込まれており様々な文化財が失われてしまっています。
そんな中、戦火をくぐり抜け現代にかつての姿を伝える文化財もあります。
その1つが交野天神社です。
この記事ではそんな交野天神社についてくわしくご紹介します。
神社の読み方や御朱印がいただけるのか、アクセス方法までお伝えします。
参拝の参考にどうぞ。
交野天神社の歴史
交野天神社は「かたのてんじんしゃ」もしくは「かたのあまつかみのやしろ」と読みます。
お祀りするのは光仁天皇・天兒屋根命(あめのこやねのみこと)・菅原道真公です。
創建は787年と伝わっており、桓武天皇が父帝である光仁天皇をお祀りするために長岡宮の南に建てたお社だといわれています。
これは中国の宮中行事で、毎年冬至には都から見て南の方角に天壇を設け、天帝をお祀りする「郊祀壇」(こうしだん)に倣い先帝を祀ったと考えられています。
本殿は1402年に修復されたもので、末社である八幡神社本殿も規模は本殿より縮小していますが同様の建築様式で造立されたものです。
幾度も修復を重ねられてきましたが、鎌倉時代の様式を一部に残しており、施された彫刻の見事さが目をひきます。
その希少性から1917年に国の重要文化財に登録されています。
また境内は深い森に包まれていますが、その一角に境内社である貴船神社と共に「樟葉宮跡の杜」の案内板があります。
これは交野天神社が樟葉宮跡という伝承の地だからです。
樟葉宮は継体天皇によって造営されたとされる都です。
継体天皇自体も謎が多く、樟葉宮についても日本書紀に記載があるのみで正確な場所は分かっていません。
森に包まれたお社は境内に足を踏み入れるだけで癒やしのエネルギーを得られるパワースポットとして人気を集めています。
交野天神社は厄除け、交通安全、合格祈願のご利益が頂けるパワースポット
交野天神社にお祀りする菅原道真公は学業成就や合格祈願のご利益を授けて下さる「天神さま」として日本各地で崇拝されている神さまです。
また御祭神の一柱である天兒屋根命は「祝詞」を司る神さまとして古事記に登場し、天の岩戸において天照大神を呼び戻す際に活躍しています。
中臣氏の祖先神として春日大社や枚岡神社にも祀られており、藤原氏一門から崇拝を集めた神さまです。
さらに出世のご利益を授かることもできます。
日本の歴史を見ても藤原氏一門ほど長い期間にかけて栄えた一族はいませんので、その一族の氏神さまから授かることができる出世のご利益は絶大な効果が期待できます。
交野天神社の御朱印の種類や値段について
交野天神社の御朱印は1種類です。
「交野天神社」の墨書きが入るシンプルなデザインです。
初穂料は300円です。
御朱印は社務所で頂くことができます。
交野天神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
交野天神社へのアクセス方法
交野天神社には参拝者専用駐車場が約2台分あります。
最寄りのインターチェンジは名神「大山崎IC」です。
大山崎ICから交野天神社までは車で約20分です。
公共交通機関を利用する場合、京阪電車だと「楠葉駅」で下車し、徒歩で約15分です。
くずは丘コミュニティバスだと「市民の森」バス停下車、徒歩で約5分です。
楠葉駅発着のくずは丘コミュニティバスを利用すると便利ですが、便数が少ないため時間帯には注意が必要です。
まとめ
交野天神社についてご紹介しました。
「かたのてんじんしゃ」と読みますが、鎮座するのは枚方市です。
桓武天皇の父にあたる光仁天皇が中国の宮中行事にのっとり御祭神として祀られています。
継体天皇の造営した都の跡地とも考えられており、皇室と縁の深い神社です。
古代の謎に想いを馳せながら散策するには最適なパワースポットです。
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