大念佛寺の御朱印帳は「おねり」のデザイン!基本情報を確認

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大念佛寺の御朱印帳は「おねり」のデザイン!基本情報を確認

大念佛寺には様々な御朱印がありますが、最近になって「おねり」デザインの御朱印帳が登場しました。

いったいどんな御朱印帳なのか気になりますよね。

この記事では大念佛寺の歴史から見どころ、御朱印帳についてくわしくご紹介します。

参拝の参考にどうぞ。

大念佛寺の歴史

大念佛寺(だいねんぶつじ)は融通念仏宗の総本山である寺院です。

1127年に鳥羽上皇の勅願で創建された、日本初の念仏道場です。

開祖である良忍上人が四天王寺に立ち寄った際、夢の中で聖徳太子から夢のお告げを受けて創建を祈念したという伝説が残されています。

山号は「諸仏護念院大源山」です。

ご本尊は十一尊天得如来の絵図になります。

融通念仏宗とは浄土宗の一派で、念仏を唱えることで融通が利き救済を得ることができると説く宗派になります。

開祖の良忍はあまりにも美しく念仏を唱えるため、屋外で念仏を唱えると滝でさえもその音を消し念仏に聞き入ったという言い伝えが京都に残されています。

戦乱に巻き込まれ幾度か衰退しますが、その度に再興され、現在の本堂は1938年に再建されたものです。

現存する木造の建築物の中では大阪府内で最も大きい建物で、国の登録有形文化財の指定を受けています。

山門のすぐそばにある円通殿(観音堂)には最澄の作と伝わる聖観世音菩薩が安置されています。

大念佛寺では幽霊に出会える!?

大念佛寺は数多くの幽霊画を収蔵している「幽霊博物館」があることでも有名です。

普段は非公開ですが、毎年8月の第4日曜日のみ一般公開されます。

幽霊画だけではなく、「どうか自分の供養を大念佛寺で行って欲しい」と幽霊が生きている人間に託したという伝説が残る小袖の片袖部分も一般公開の際には目にすることができます。

「本当に幽霊がいるんだろうか」という疑問に答えてくれそうな貴重な収蔵品です。

暑い夏の絶好の暑気払いになりますので、興味のある方はぜひ一度お出かけ下さい。

大念佛寺の御朱印

大念佛寺では4種類の御朱印を頂くことができます。

ご本尊である「天得如来」の墨書き、「聖應大師」(なにわ七幸第四番)の墨書き、「阿弥陀如来」(おおさか十三仏第十番)の墨書き、「圓通殿」(河内西国三十三ヶ所霊場)の墨書きの4種類です。

御朱印は1つにつき300円です。

本堂内に御朱印受付所があり、こちらで御朱印を頂くことができます。

受付時間は9:30~16:00です。

大念佛寺オリジナルデザインの御朱印帳は黒字に万部おねりをイメージした勢至菩薩と菩薩の持ち物のイラストを刺繍で描いたポップなデザインです。

初穂料は1500円です。

2017年に頒布が始まったばかりの比較的新しい御朱印帳ですので、まだ持っている方は少ないレアなものです。

現在は1色のみですが、今後徐々にバリエーションを増やしていく予定とのことですので今後が楽しみです。

大念佛寺の御朱印帳に描かれた「万部おねり」とは

万部おねりとは「万部法要」を指し、毎年5月1~5日に行われる仏事のことです。

大阪市指定無形民俗文化財に登録されており、仏教における「来迎」の世界観を再現した美しい行事として知られています。

万部おねりでは二十五菩薩が外界(境内外)から姿を現し極楽浄土を体現した本堂まで練り歩きます。

これは阿弥陀仏の願いである「人々の寿命が尽きるときに二十五菩薩を従えて極楽浄土から迎えに行きたい」という言葉を体現した行事といわれています。

極楽へと導いてくれる仏さまの世界観を表現したなんともおめでたい柄の御朱印帳です。

アクセス方法

大念佛寺には参拝者用の無料駐車場があります。

第2駐車場まであり普段の拝観は車でのお出かけでも問題ありませんが、仏事が行われる際は満車になることも多く、公共交通機関を利用した方がいいでしょう。

公共交通機関を利用した場合、JR関西本線だと「平野駅」下車、徒歩で約7分です。

まとめ

大念佛寺についてご紹介しました。

極楽浄土に迎え入れてもらう様子を再現した万部おねりや大阪府で最も大きな木造建築物、幽霊画など見どころがたくさんあります。

それぞれに目にすることができる期間が決まっていますので、おでかけは計画的にどうぞ。

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