福島天満宮は通称「上の天神」!ご利益や御朱印・お守り・アクセスについて
太宰府天満宮を筆頭に、日本全国あちこちで天神さまのお社を目にします。
それだけ日本人から信仰を集めている神さまといえますが、なかでも特に縁の深い天神社を「菅公聖蹟二十五拝」と呼びます。
そのひとつが、大阪市福島区に鎮座する福島天満宮です。
通称が「上の天神」ですが、いったいどんな神社か気になりますよね。
この記事では福島天満宮についてくわしくご紹介します。参拝の参考にどうぞ。
福島天満宮は合格祈願のパワースポット
福島天満宮は907年に創建された神社です。
お祀りするのは菅原道真公です。
菅公聖蹟二十五拝の第12番目の神社でもあります。
福島天満宮と菅原道真公の縁ですが、京都から太宰府へと左遷される途中でこの地を通りかかった菅原道真公を土地の人々が暖かくもてなしました。
その気持ちに感激した菅原道真公は自らの絵姿を感謝の印として贈ります。
その絵姿をお祀りするかたちで、福島天満宮は創建されたといいます。
またもともとこの地は「鹿飢島」という名称でした。
しかしあまり縁起の良くない名称であるとして、菅原道真公は自分をもてなしてくれた徳治郎という男性の名前から「福島」という地名を贈ります。
以後この場所を福島と呼ぶようになったといわれています。
福島天満宮の相殿神には、産業発展と縁結びの神さまとして知られる大国主命・事代主命、医学の神さまとして知られる少彦名命もお祀りしています。
そのため福島天満宮は合格祈願だけではなく、縁結びや産業・医療の振興、病気平癒のご利益を授かることができるパワースポットとしても知られています。
福島天満宮はなぜ上の天神と呼ばれているの?
福島天満宮は「上の天神」とも呼ばれますが、福島区の中にある3つの神社を区別して呼ぶ際に使用された名称です。
まず上の天神は福島天満宮を指します。
次に中の天神が福島4丁目に鎮座していましたが、太平洋戦争の際に空襲で焼失し、現在は福島天満宮に合祀されています。
当初「天満宮上之社」という名称であった上の天神はこの際に現在の名称、福島天満宮に改められました。
下の天神は「天神社」を指します。天神社は菅原道真公とともに少彦名命をお祀りしています。
中の天神の跡地には、現在記念碑が残されています。
福島天満宮のお守り
福島天満宮には学問の神さまである菅原道真公をお祀りしているだけあって、学問に関するお守りが数多くあります。
中でも人気を集めているのが「学徳御守」初穂料500円です。
御守りを購入すると、合格を手にするためのノウハウについての説明書きがついてきます。
気持ちを落ち着ける方法についても丁寧に解説されており、一度目を通しておくと本番になって「緊張で頭の中が真っ白」という事態も避けることができます。
福島天満宮の御朱印
福島天満宮の御朱印は1種類です。
日付のみ手書きで、あとは朱印が入るシンプルなデザインの御朱印です。
初穂料は300円で、御神札授与所で頂くことができます。
福島天満宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
駐車場は境内に参拝者が車を停めるスペースが若干あります。
ただしあまり台数はとめられませんので、周辺のコインパーキングもご利用下さい。
公共交通機関を利用する場合は、JR東西線だと「新福島駅」、阪神電車だと「福島駅」で下車、徒歩で約3分です。
JR環状線の場合は「福島駅」で下車し、徒歩で約5分です。
まとめ
福島天満宮についてご紹介しました。
福島区にはかつて3つの天満宮があったため、福島天満宮は「上の天神」とも呼ばれています。
ただし現在は戦争の影響のため福島天満宮と天神社のみが残っています。
学力向上や合格祈願の際にはぜひ参拝してみて下さい。
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