豊國神社のご利益とは?お守りや行き方も解説
大阪城公園の敷地内にある神社「豊國神社」は京都にある豊国神社の別社として創建された神社です。
日本国内のみならず、外国人観光客も多く訪れるスポットですが、いったいどんなご利益を頂けるのでしょうか。
この記事では豊國神社のご利益やお守り、行き方などについてくわしくご紹介します。
お出かけの参考にどうぞ。
豊國神社は出世開運・商売繁盛のご利益を頂けるパワースポット
豊國神社(ほうこくじんじゃ)は安土・桃山時代の天下人・豊臣秀吉を御祭神としてお祀りする神社です。
その他にも豊臣秀頼・豊臣秀長といった豊臣家を代表する人物も一緒にお祀りしています。
京都にも似たような名称の「豊国神社」がありますが、こちらは「とよくにじんじゃ」と呼び、お祀りするのも豊臣秀吉のみです。
創建されたのは1880年です。
明治天皇の命令によって社殿が造営されることとなりました。
かつては別の場所に鎮座していた豊國神社ですが、その後移転を繰り返し1961年に現在の大阪城公園内に遷座しました。
豊臣秀吉の命日にあたる8月18日には「太閤祭」が執り行われ、神楽などが奉納されます。
大阪城もパワースポットとして知られていますが、豊國神社はお祀りする豊臣秀吉にちなみ、出世開運や商売繁盛のご利益を頂けるパワースポットとして人気を集めています。
境内にある摂社「若永神社」にお祀りする「宇迦御魂神」は商売繁盛のご利益をもたらす神さまとして知られています。
豊國神社に参拝したらこちらも併せて参拝しておきたいところです。
豊臣秀吉に学ぶ出世術!
ところでなぜ豊臣秀吉は出世開運のご利益で有名なのでしょうか。
それは豊臣秀吉が農民から「天下人」と呼ばれる支配者層にまで破竹の勢いで出世したからです。
豊臣秀吉の前後にいた天下人、織田信長と徳川家康は守護大名の出身で、もともとそれなりの名家出身です。
京都に君臨する天皇を頂点とする公家社会も高貴な血筋の人たちです。
そんななかにあって、コネも血筋も財力もない中自分の才覚だけで出世していった豊臣秀吉に、民衆は「努力すれば道は開かれる」という勇気をもらったわけです。
さらに豊國神社には豊臣秀吉だけではなく、その覇権を支えた豊臣秀長もお祀りしています。
自分一人の力でのしあがるのではなく、周囲の助けも借りることで大出世を遂げることができるというわけです。
「組織の中で自分の能力を発揮したい」「自分の価値を他人に認めてもらいたい」という方はぜひ、豊國神社に参拝して人の心を掴むテクニックに長けていた豊臣秀吉にあやかりましょう。
豊國神社でおすすめのお守り
豊國神社には「出世箸」など、出世開運祈願のお守りが種類豊富に取りそろえられています。
中でも豊臣秀吉の馬印である「ひょうたん」の形を模した出世瓢箪お守りが人気です。
最近では「就職守り」も就活生に人気を集めています。
また絵馬にも豊臣秀吉の姿が描かれており、武将ファンには見逃せないです。
豊國神社では遠方に住んでいていなかなか参拝できない人の為に、電話での授与受付を行っています。
「なかなか参拝できないけれど、出世のお守りがどうしてもほしい」という方は、豊國神社の社務所に一度電話で問い合わせてみることをおすすめします。
受付時間は10:00~16:30です。
豊國神社の御朱印
豊國神社で頂ける御朱印は1種類です。
社名とともに「大阪城」の墨書きが入ります。
初穂料は300円です。社務所で頂くことができます。
受付時間は11:00~16:30です。
豊國神社オリジナルデザインの御朱印帳は2種類あります。
黒地に社殿と桜がデザインされたものと、黒地に豊臣秀吉の兜がデザインされたものです。
それぞれ初穂料は1000円(御朱印代は別)です。
御朱印帳に描かれた桜は豊國神社の境内にある「醍醐の桜」をデザインしたものだと考えられます。
醍醐の桜といえば、豊臣秀吉が京都・醍醐寺で盛大なお花見を開催したことで知られています。
それがなぜ大阪にあるのかというと、最新のDNA技術によって醍醐寺にある桜の子孫が植樹されたためです。
まだそこまで大きくはありませんが、その成長を見守ることができるのは今だけです。
豊國神社に参拝したら、桜の苗木もご覧下さい。
アクセス方法・行き方
豊國神社の境内に車で進入することはできません。
車で参拝する場合は、大阪城公園の駐車場を利用しましょう。
普通自動車の場合、大阪城公園駅前駐車場と森ノ宮駐車場の2ヶ所が利用できます。
駐車料金は1時間につき350円です。
その他にも、周辺には多数のコインパーキングがあります。
公共交通機関を利用する場合、広大な大阪城公園は複数の駅に囲まれているため選択肢はたくさんあります。
中でも比較的、豊國神社に近い駅で降りるとなるとJR環状線もしくは地下鉄谷町線「森ノ宮駅」で下車するのがおすすめです。
徒歩で約15分かかりますが、他の駅を利用すると徒歩で約20分ほどかかります。
豊國神社は大阪城公園内にある大阪城の二の丸に位置しているため、それなりに歩く必要があります。
夏場など暑い時期には注意が必要です。
疲れたら「ロードトレイン」の利用がお勧めです。
駐車場前から豊國神社、そして大阪城内を周回して往復500円で利用できます。
まとめ
豊國神社についてくわしくご紹介しました。
豊臣秀吉をお祀りする豊國神社では、出世開運のご利益を授かることができます。
また出世を支えてくれた人への感謝の気持ちを思い出させてくれる場所でもあります。
「自分の能力を発揮したいのに、なかなかうまくいかない」という人はぜひ一度参拝して、豊臣秀吉の人徳にあやかりましょう。
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