高津宮は縁切り・縁結びのご利益が!御朱印・お守りや婚活関連情報も解説
落語の演目「高津の富」で有名な高津宮はその他にも様々な落語の舞台として描かれている神社です。
古来より縁切り・縁結び祈願で有名なパワースポットでしたが、どんないわれがあるのか気になりますよね。
この記事では高津宮のご利益や御朱印、お守りなどについてくわしくご紹介します。
婚活関連情報もありますので参考にご覧下さい。
高津宮は縁切り・縁結び以外にも多彩なご利益あり
高津宮(こうづぐう)は仁徳天皇を御祭神とする神社です。
創建されたのは866年だと考えられています。
ご利益は家内安全、子孫繁栄、縁切り、縁結びです。
なぜ縁結びなのかというと、高津宮には仁徳天皇をはじめ、その父母や祖父母、さらには妃と息子まで勢揃いでお祀りしているからです。
一族揃って祀られていることから、強固な縁結びが期待できます。
そもそも高津宮は当初は仁徳天皇が造営したと伝わる難波高津宮跡地と推測される場所に鎮座していましたが、豊臣秀吉によって現在の位置に遷座されました。
もともと高津宮が鎮座していた場所にはその後、大阪城が築かれています。
遷座した高津宮は高台に位置するため、参拝のためには坂道を登る必要があります。
表参道はもちろんのこと、北坂・西坂・相合坂といった4つの坂道に囲まれています。
中でも西坂の形状は江戸時代頃までは「三曲り半」でした。
「三曲り半=みくだりはん=三行半」という言葉の連想から、「縁切り坂」と呼ばれるようになったのです。
現在では階段が整備されていますが、縁切り効果は今なお健在だと人気を集めています。
縁結びを祈願しに高津宮を参拝する場合は、まずは西坂を登って縁切りを行っておきましょう。
祈願を終えたら、今度は相合坂から帰りましょう。
「相合坂=相手に合う坂」とこちらも言葉の連想から「縁結び坂」と呼ばれています。
相手がいない人がこの坂を利用すれば良縁が、すでに相手がいる人がカップルでこの坂を上り下りするとさらに強い絆で結ばれるといわれています。
相手がいる人もいない人も、祈願しながら坂を上り下りしましょう。
なぜ縁切りと縁結びを同時に祈願するのか
そもそもなぜ縁結び祈願をするときに、一緒に縁切りを行う必要があるのでしょうか。
それは良縁をつながりたくても、悪縁をつながっている場合はせっかくのご縁とつながることができないからです。
縁切り坂の由来となった「三行半」ですが、夫婦や恋人同士の縁を切ることを指す言葉です。
その語源は江戸時代に法的に認められていた、夫から妻への離縁状でした。
当時は妻から夫への離婚の申し出は認められておらず、夫からはたった三行半の文書で離婚を決定する権利があったのです。
その文書形態からそのまま「三行半」という名称がつけられました。
この三行半は離縁すると同時に、「妻が再婚することを許す」という意味もありました。
新しい出会いを手に入れるためには、現在ある良くない縁、悪縁を断ち切っておく必要があるということですね。
そのため縁切りと縁結びの祈願を同時に行うことで、良縁に巡り会ってもそのチャンスを活かすことができるというわけです。
高津宮では婚活も強力サポートしてくれる
縁切り・縁結び祈願のパワースポットとして有名な高津宮ですが、さらに男女の出会いをサポートしてくれる各種イベントを開催しています。
「大人のための神社遊び」と題して、毎回様々な体験付きの会を企画していますので、「婚活パーティのような空気が苦手」という人も安心して参加できます。
境内をフル活用した宝探しゲームやお花見など、季節毎に毎回内容が変わります。
対象年齢は30~55歳までとなっていますが、「真剣に相手を探したい」という人であれば基本的に年齢は問いません。
事前の電話申し込みが必要になります。
窓口番号は公式ブログで発表されていますので、高津宮公式ホームページからアクセスして見て下さい。
その他にも高津宮では落語の会や様々な体験教室を開催するなど、地域の人々に密着した各種イベントが企画されています。
古来より地域の人々の交流の中心にあった神社ならではの催し物です。
高津宮でおすすめのお守り
高津宮への参拝道で縁切り・縁結びを祈願したら、ぜひ社務所で縁結びのお守りを手に入れて下さい。
平安朝の男女のイラストが描かれた袋型のお守りです。
また御祭神にちなんだお守り「旅行安全御守」も人気です。
世界地図のイラストが入っており、日本だけ異なる色で描かれています。
自分用にはもちろん、海外出張の多い人などへの贈答品としても喜ばれます。
高津宮の御朱印
高津宮の御朱印は1種類です。
御神札授与所で頂くことができ、受付時間は初穂料300円です。
受付時間は9:00~16:30です。
高津宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
高津宮には参拝者専用の駐車場はありません。
車で参拝した場合は、周辺のコインパーキングを利用する必要があります。
公共交通機関を利用する場合、大阪市営地下鉄谷町線もしくは千日前線「谷町九丁目駅」で下車、徒歩で約5分です。
近鉄大阪線の場合は「上本町」下車、徒歩で約8分です。
まとめ
高津宮についてご紹介しました。
縁切り坂と縁結びの坂がありますので、参拝の行きには縁切り坂をご利用下さい。
良縁を掴むためにも、まずは悪縁を断ち切っておきましょう。
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