瀧谷不動明王寺は厄除けのご利益が~御朱印やお守りと評判について
大阪にはいくつか厄除け祈願で評判の高いお寺がありますが、中でも瀧谷不動明王寺の不動明王さまは霊験あらたかなことで定評があります。
いったいどんな不動さまなのか気になりますよね。
この記事では瀧谷不動明王寺のご利益や御朱印、お守りやそれらの評判についてご紹介します。
参拝の参考にどうぞ。
瀧谷不動明王寺は厄除けと眼病平癒のご利益が頂ける
瀧谷不動明王寺(たきだにふどうみょうおうじ)は821年に空海によって創建されたと伝わる真言宗のお寺です。
山号は「瀧谷山」で正式には「明王寺」と呼びます。
ご本尊は不動明王で、厄除けと眼病治癒のご利益を授かることができると古来より崇拝されてきました。
不動明王といえば燃えさかる炎を背負った険しい表情を浮かべた像で知られていますが、これは迷いや煩悩に煩わされる人間を救わんと奮闘しているからなんです。
人間の迷いを炎で焼き尽くすその姿から、真言宗では「護摩供」と呼ばれるお勤めを行っています。
護摩供は火の中に供物を投げ入れ、仏さまに祈りを捧げる密教の秘法の1つです。
瀧谷不動明王寺ではこの護摩供を毎日行っており、日々参拝者へのご加護を願っていてくれています。
特に5月28日に行われる柴灯大護摩供(さいとうだいごまく)春季大祭では十数万本者護摩木が焚かれ、その勇壮な景色が評判です。
さらに瀧谷不動明王寺のご本尊がご開帳されるのは毎月8、18、28日の三日間のみで、特に縁日でもある28日は多くの参拝者で賑わいます。
また交通安全祈願でも有名で、法楽殿には交通安全祈願所があり、自動車やバイクと一緒に持ち主や運転者もご祈祷を受けることができます。
その他にも、境内にある一願不動堂では参拝者が祈願する願い事をどんなものでもひとつだけ叶えてくれる「水かけ不動尊」が安置されています。
絵馬に願いをこめ、こちらの水かけ不動尊にも参拝しておきましょう。
瀧谷不動明王寺ではなぜ眼病平癒のご利益が頂けるのか
瀧谷不動明王寺は「眼の神さま」とも「芽の出る不動さま」とも呼ばれています。
これは1360年頃、足利義詮によって瀧谷不動明王寺も戦火にのまれた時に姿を現した盲目の老僧に由来するものだと伝わっています。
ご本尊はからくも焼失せずに済みましたが、現れた盲目の老僧はご本尊の霊験について人々に説いて回ったといいます。
そして話が終わるとたちまちに見えなかったはずの目が見えるようになり、その姿を消したのです。
この老僧こそ空海の化身である、もしくは不動明王が人々の前に姿を現したのだとする説もあります。
この伝承からいつしか「眼病平癒の神さま」として瀧谷不動明王寺の不動明王は信仰を集めることとなりました。
瀧谷不動明王寺のお守り
瀧谷不動明王寺には眼病平癒のお守り「晴眼守」や、厄除け祈願にご利益のある「身代守」があります。
どちらも肌身離さず身につけておくことでお本尊である不動明王のご加護を頂くことができますので、なるべく携帯するようにしましょう。
お守りはご膳場で頂くことができます。
瀧谷不動明王寺の御朱印
瀧谷不動明王寺では「阿遮羅殿」の御朱印と御詠歌の御朱印の2種類が頂けます。
初穂料はそれぞれ300円です。
御朱印は寺務所で頂けます。
受付時間は9:00~16:30です。
瀧谷不動明王寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
瀧谷不動明王寺には参拝者専用の駐車場が約400台分ほどあります。
ただし毎月28日にはかなりの混雑になりますので、公共交通機関を利用した方が便利です。
公共交通機関を利用する場合、電車だと近鉄長野線「瀧谷不動駅」で下車、徒歩で約15分です。
まとめ
瀧谷不動明王寺についてご紹介しました。
厄除けや眼病治癒のご利益で知られていますが、「難でも願い事と1つだけ叶えてくれる」不動明王も安置されているパワースポットです。
悩みがある人もそうでない人も、ぜひ一度身を清めるために参拝してみてはいかがでしょうか。
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