天照大神高座神社と岩戸神社は同じ?違う?御朱印の情報も紹介
八尾市の山中に鎮座する天照大神高座神社と岩戸神社は、「気付いたら両方参拝していた」といわれるほど境目が分からないほど隣接している神社として有名です。
なぜこんなにも近いのでしょうか。
これだけ近いということは同じ神社なのでしょうか。
それとも名称が異なるため別の神社なのでしょうか。
気になりますよね。
この記事ではそんな天照大神高座神社と岩戸神社についてくわしくご紹介します。
御朱印についてもご紹介しますので、参拝の参考にどうぞ。
天照大神高座神社と岩戸神社はとても近いが別々の神社
天照大神高座神社(あまてらすおおみかみたかくらじんじゃ)の御祭神は天照大神と高皇産霊大神です。
岩戸神社の御祭神の御祭神は弁財天です。
別々の御祭神をお祀りしているので、両社は厳密には異なる神社です。
しかし岩戸神社は天照大神高座神社の摂社、つまり神さま同士が縁深い神社として創建されました。
天照大神高座神社の創建は479年頃とはいわれていますが、はっきりしません。
岩戸神社もはっきりしませんが、一説によると天照大神高座神社に空海が参拝した際に神託を授かり創建したと伝わっています。
天照大神高座神社の近くには白飯之滝と呼ばれる滝があり、干ばつの時にも枯れることなく人々の生活を潤したといいます。
弁財天は水の神さまとしても信仰されてきたため、さまざまな信仰が混ざり合い両社が地域の人々から信仰を集め、現在に至るのかもしれません。
古代より日本では神さまと仏さまが混在し、その両者によって人々の生活は見守られてきました。
神さまと仏さまが明確に分けられるようになったのは明治時代に入ってからです。
そう考えると、天照大神高座神社と岩戸神社は日本における信仰の形を理解する上で非常に重要な史跡でもあるといえます。
天照大神高座神社と岩戸神社は癒やしのパワースポット
天照大神高座神社にお祀りする天照大神と高皇産霊大神は日本の創造に関与した神さまです。
そのため生活全般を見守り、宇宙のエネルギーを授けてくれる神さまでもあります。
そして岩戸神社にお祀りする弁財天は、水や芸能を司る女神さまです。
その他にも境内には様々なお社があります。
つまり古来よりこの地域一帯がまるごと「神の宿る場所」、すなわち山岳信仰の対象となってきたことがうかがい知れます。
神社に向かう参道は深い緑に包まれ、森林浴を楽しむこともできます。
天照大神高座神社と岩戸神社は参拝するだけで癒やしの力を授かることができるパワースポットなのです。
天照大神高座神社と岩戸神社の御朱印
別々の神社である天照大神高座神社と岩戸神社ですが、御朱印は二社まとめたものが1種類になります。
珍しい御朱印の形態です。
初穂料は400円です。
岩戸神社にある社務所で頂くことができます。
ただし社務所に人がいない場合も多いので、御朱印が頂けないことがあります。
岩戸神社にはオリジナルの御朱印帳があり、木で出来た表紙に社名の焼き印が入っています。
初穂料は600円です。
天照大神高座神社と岩戸神社へのアクセス方法
天照大神高座神社と岩戸神社には約10台分の参拝者用無料駐車場があります。
ただし駐車場に至るまでの道はせまく、大型車でお出かけの場合は入りにくくなっています。
コンパクトカーでなければ、公共交通機関を利用して出かけた方が安全です。
駐車場から歩いていくと手前が岩戸神社、奥が天照大神高座神社です。
公共交通機関を利用する場合、近鉄だと「信貴山口駅」下車、徒歩で約15分です。
まとめ
天照大神高座神社と岩戸神社についてご紹介しました。
両神社は別々の神社ですが、境内に境目がないことで知られています。
創建の経緯もあり、両方まとめて参拝する方が多いです。
お祀りするのは日本古来の神さまと仏教色の強い神さまで、日本における神仏習合の歴史に思いを馳せることができます。
日本古来の信仰の形を現在に伝えるパワースポットでもあります。
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