保津峡がパワースポットと呼ばれる理由とは!周辺の観光地域も含めてご紹介
京都を流れる桂川は都を象徴する河川ですが、亀岡市から嵐山までの約16キロメートルは「保津川」と呼ばれ歴史的にも観光地としても京都にとって欠かせないスポットです。
この記事ではそんな保津川にある保津峡がなぜパワースポットと呼ばれるのかその理由や周辺地域についてご紹介します。
保津峡は京都に活気をもたらしたパワースポット
保津峡の歴史は1606年、保津川の開発によって始まります。開発を指揮したのは江戸初期の豪商・角倉了以です。
角倉了以は数々の治水事業を私財を投げ打って行ったことで広く知られており近畿地方では特に「水運の父」と呼ばれています。
保津峡の開発は主に丹波の物産品を京都に運べるように高瀬舟の運航が可能な水路を作ることを目的に行われました。
保津川は蛇行の多い激流であちこちに舟の航行を阻む岩がありましたが、火薬や人力でその障害を取り除き、約5ヶ月ほどで完成したといわれています。
現在ではエメラルドグリーンの川面に青空が映え、心身を癒やすパワースポットとして人気を集めています。
桜の季節には川下りや、保津峡に添うそうに運行するトロッコ列車など多くの観光客で賑わいます。
保津峡の美しさで心身共にリフレッシュした状態で他のパワースポットを巡ることで、より願い事が叶いやすくなります。
トロッコ列車で保津峡のパワーをチャージする
嵯峨野観光鉄道が運営するトロッコ列車は、保津峡の醍醐味を堪能できる大人気のメニューです。
一旦は廃路になったものの、保津峡の景観を眺めることができなくなってしまうと惜しむ声を受け、1991年に復活しました。
嵯峨野トロッコ列車は亀岡駅・嵯峨駅間を運行していますが、途中で保津峡駅・嵐山駅を経由します。
予約はインターネットやJR西日本のみどりの窓口で受け付けており、乗車予定日の約一ヶ月前から予約できます。
四季折々の美しい景色が人気ですが、特に秋の紅葉シーズンはかなりの人気で、すぐに予約が埋まってしまいます。
11月~12月の紅葉シーズンに乗車してみたい人は、早めの予約がおすすめです。
またトロッコ鉄道の各駅では保津峡の川下りやトレイル体験などの窓口も用意されており、当日に参加することも可能です。
自然を体感できるラフティングも保津川の魅力!
保津川下りが楽しめる保津峡ですが、ラフティングにも人気が集まっています。
ラフティングとはラフとと呼ばれるゴムボートに乗って川下りを楽しむスポーツを指します。
船頭さんの案内で急流下りも楽しいものですが、自分の力で川下りも楽しいものです。
コースも40分程度に初心者向けから3時間かけて16㎞を制覇する本格的なものまで揃っており、初心者から経験者、子供から大人まで自分のレベルにあわせてそれぞれ保津峡でのラフティングを体感することができます。
保津川遊船企業組合をはじめ、様々な企業が保津川の川下りプランを用意しており、温泉や乗馬体験など様々なアクティビティを組み合わせたツアーもあります。
特別な思い出を作ることができます。
神が宿る愛宕山はパワースポット
保津峡周辺の嵯峨野には多くの寺社仏閣があり、パワースポットも数多く存在します。
中でもオススメしたいのが愛宕山です。
愛宕山には日本一の天狗と呼ばれる愛宕山太郎坊が棲む山とも言われており、愛宕神社は火伏せの神として知られています。
全国に同名の神社は各地にありますが、その総本山が京都の愛宕神社です。
火伏せだけではなく精神的な安定も司るといわれ、本能寺の変で有名な明智光秀も襲撃前には愛宕神社で祈願したいわれています。
ここぞという勝負事の際にはその力にすがりたくなる、そんなパワースポットなんです。
登山愛好者にも人気の愛宕神社ですが、最も参拝に適しているのは7月31日から8月1日にかけての深夜に行われる「千日参り」の日です。
この期間に参拝すると、愛宕神社に1000回参拝したのと同じだけのご利益を授かることができるとあって、全国から多くの参拝者が集まります。
まとめ
保津峡がパワースポットと呼ばれる理由や周辺地域についてご紹介しました。
亀岡市から嵐山までの限られた区域に広がる保津峡はエメラルドグリーンの水をたたえた心洗われる美しい景観が人気です。
自然の美しさによって心身共に浄化することができるパワースポットでもあります。
また周辺には数多くの寺社仏閣が建ち並び、パワースポットめぐりにはぴったりのエリアでもあります。
自然と文化の両方を体感できる場所で、ぜひ身も心もリフレッシュして下さい。
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