二尊院の名前の由来をご紹介!御朱印などはある?
嵯峨野・嵐山といえば平安時代より数多くの文化人に愛されてきた京都の観光名所でもあります。
様々な名所がありますが、中でも二尊院は紅葉の名所として知られています。
この記事では二尊院の歴史や名前の由来、御朱印などの詳細をご紹介します。
嵯峨野観光の参考にどうぞ。
二尊院はご本尊に由来する名前
二尊院ではご本尊として釈迦如来・阿弥陀如来の二如来をお祀りしています。
そのため二体のご本尊のお寺という意味を込めて「二尊院」(にそんいん)と呼ばれています。
正式には小倉山二尊教院華台寺と称する天台宗のお寺です。
創建は834~848年の間と伝わっています。
その後、応仁の乱の戦火に巻き込まれ荒廃してしまいますが、法然お弟子にあたる湛空によって再興されました。
ご本尊は向かって左に阿弥陀如来像、右に釈迦如来像が安置されています。
いずれも鎌倉時代の彫刻で重要文化財に指定されています。
拝観料は1人500円(小学生以下は無料)です。
二尊院の見どころについて
二尊院には広い参道がありますが、この参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ秋には多くの参拝者の姿でにぎわいます。
参道だけではなく六道六地蔵の庭など、美しい庭園も見どころの1つです。
そして二尊院の背後にひかえる小倉山は、小倉百人一首でもその美しさが詠まれる絶景として知られています。
境内からはそんな小倉山の姿を見ることができます。
また二尊院の総門は伏見城の遺構を移築したものと伝わっています。
江戸時代の豪商・角倉了以によって寄進されたもので、境内には角倉了以の墓もあります。
さらに二尊院の境内には鐘楼がありますが、こちらは「しあわせの鐘」と呼ばれています。
願いを込めて1回、撞いてみましょう。
ちなみに鐘は余韻を楽しむものなので、何度も撞けば撞くほど願い事が叶うというわけではありませんのでご注意下さい。
御朱印について
二尊院の御朱印は3種類あります。
「本尊二尊」の墨書きが入るもの、「圓光大師」の墨書きが入るもの、圓光大師25霊場17番の御詠歌の計3つです。
いずれも初穂料は300円です。
御朱印は本堂横の御朱印所で頂くことができます。
本堂に参拝する前に御朱印所に御朱印帳を預け、参拝後に受け取って帰ります。
二尊院の拝観時間は9:00~16:30ですので、帰りに御朱印帳を受け取ることを考慮すると16:00までには御朱印所に向かった方が良いでしょう。
二尊院オリジナルデザインの御朱印帳は、唐草模様をベースに寺紋と寺名が金字の箔押しで入ったもので、深草色と黄土色の2色があります。
初穂料は1200円です。
アクセス方法
二尊院には参拝者専用の駐車場が約15台分ほどあります。
参拝者の利用は無料です。
公共交通機関を利用する場合、市バスだと「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩で約10分です。
電車を利用する場合はJR「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩で約15分です。
まとめ
二尊院の名前の由来や御朱印、見どころについて解説しました。
「紅葉の馬場」と呼ばれる美しい秋の景色が有名ですが、夏の青もみじやご本尊の二尊など見どころがたくさんあります。
まだ参拝したことがないという方はぜひ一度お出かけ下さい。
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