青蓮院門跡の夜間拝観に行こう!御朱印などもご紹介

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青蓮院門跡の夜間拝観に行こう!御朱印などもご紹介

京都には天台宗の三門跡寺と呼ばれる、皇室縁のお寺があります。

三千院、妙法院、青蓮院門跡の3つです。

そのうちの1つ、青蓮院門跡では夜間拝観が人気を集めています。

いったい通常の拝観と何が違うのでしょうか。

気になりますよね。

この記事では青蓮院門跡の歴史や夜間拝観の見どころ、御朱印についてくわしくご紹介します。

参拝の参考にどうぞ。

青蓮院門跡の歴史について

天台宗に属する青蓮院門跡は、門主の多くに皇族の皇子が就任してきた門跡寺院として知られています。

明治期までは門主のほとんどは皇子か五摂家の子弟でした。

ご本尊は熾盛光如来(しじょうこうにょらい)です。

門跡寺院として数々の文化財を所蔵する青蓮院門跡ですが、中でも最近注目を集めているのが「青不動」です。

日本人が古来より信仰してきた不動明王は五色存在し、その中でも最も格の高いとされる青色の不動明王像であり、日本三不動画のひとつでもあります。

青蓮院門跡では新たに境内に「青龍殿」を設け、その奥殿に「青不動明王二童子像」を安置しています。

普段は複製品しか拝観できませんが、特別公開が行われることもあり、その場合は本物を拝観することができます。

青蓮院門跡の拝観料金は大人500円、中学生・高校生400円、小学生200円です。

青蓮院門跡の見どころは何と言っても「襖絵」

京都のお寺はどこを参拝しても見事な襖絵が多く、参拝者の目を楽しませてくれます。

歴史の教科書にも掲載されている伝統的な芸術品もあれば、新進気鋭のアーティストや日本画家が手がけたものまで幅広いのも楽しみの1つです。

青蓮院門跡の襖絵は現代アートでありながら伝統の図柄が大胆に取り入れられ、ビビッドな色合いで一風変わっています。

作家は木村英輝さんです。

「華頂殿」(かちょうでん)の襖絵を手がけており、蓮の絵が60面に渡り描かれています。

それぞれに「青の幻想」「生命賛歌」「極楽浄土」というテーマがついています。

楠はシンボルツリー

青蓮院門跡境内には大きな楠が5本生えており、お寺のシンボルツリーとなっています。

天然記念物にも指定されていますが、植えたのは浄土真宗の開祖としても知られる親鸞聖人だと伝わっています。

太閤寄進の手水鉢は豊臣秀吉の寄贈!

「小御所」そばの渡り廊下に置かれた手水鉢は一枚岩を横一文字にくりぬいて造られた珍しい形をしています。

豊臣秀吉の寄贈によるものだと伝わっています。

手水舎の周囲には紅梅が咲き、早春には水面に紅梅が映えなんともいえぬ美しい姿を見ることができます。

青蓮院門跡の夜間拝観はここがオススメ

青蓮院門跡では毎年春と秋の2回、期間限定で夜の特別拝観が開催されます。

夜の特別拝観中はライトアップが行われますが、これは青蓮院門跡のご本尊である熾盛光如来が「光」と密接に関わり合っているためです。

熾盛光如来は光の化身であり、姿を変えたといわれる青不動も背中に光の炎をまとっています。

そのため青蓮院門跡のライトアップはただ芸術的・エンターテイメント的に美しいだけではなく、その宗教観を表現する重要なものとなっています。

庭だけではなく建築物もライトアップされ光と闇が織りなす幽玄の世界観が堪能できます。

もともと美しい庭で有名な青蓮院門跡ですが、ライトアップによって昼間とはまた違った表情を見せてくれるのも魅力の一つです。

夜間拝観時間は18:00~22:00(受付は21:30で終了)です。

夜間の拝観料金は大人800円、小学生~高校生が400円です。

開催期間は年度によって若干前後します。

参考までに2017年の秋は10月27日~12月3日まで開催されていました。

同じ期間には将軍塚青龍殿もライトアップされており、夜の京都の街並みを一望できるためこちらも大変人気があります。

拝観料は別途必要です。

御朱印について

青蓮院門跡の御朱印は3種類あります。

「熾盛光如来」と「青不動」の墨書き入りと、「御詠歌」の3つです。

初穂料は300円です。

青蓮院門跡オリジナルデザインの御朱印帳は4種類ほどあります。

まず寺紋と寺名があしらわれたシンプルなデザインで、青と赤の2色がある御朱印帳があります。

そしてコバルトブルー地に蓮の花のイラストと寺名・寺紋があしらわれたデザイン、朱色と白で不動明王のまとう炎が表現されたデザインがあります。

いずれも初穂料1000円で、表紙は紙製です。

そして御朱印は事務所で頂けます。

参拝の前に事務所へ向かい御朱印帳を預けましょう。

参拝が終わったら御朱印帳をまた頂きます。

受付時間は大体9:00~16:30ですが行事などにより早めに閉まる場合もあります。

アクセス方法

青蓮院門跡に参拝者用の駐車場はありません。

公共交通機関を利用する場合、市バスだと「神宮道」下車、徒歩で約3分です。

電車を利用する場合、地下鉄東西線「東山駅」下車、徒歩で約5分です。

周囲には円山公園や知恩院があり、徒歩で10分圏内ですので散策しながら参拝に訪れるのも楽しいです。

まとめ

青蓮院門跡の夜間拝観や御朱印についてご紹介しました。

美しい庭園や青不動など見どころがたくさんある青蓮院門跡ですが、特に夜間拝観はご本尊を表現する光が巧みに取り入れられ昼間とは違った幽玄の世界を堪能できるイベントです。

ぜひ参拝する際は夜間拝観の日程をチェックして計画を立てて下さい。

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