高台寺でプロジェクションマッピング!?夜間拝観についてご紹介
高台寺は「ねねの寺」と呼ばれ、秋の紅葉が見事なことで知られるお寺です。
特に夜間拝観が人気を集めていますが、なんとお寺でプロジェクションマッピングが楽しめます。
この記事では高台寺の見どころや夜間拝観のポイントについてご紹介します。
参拝の参考にどうぞ。
高台寺の歴史と見どころ
高台寺は臨済宗のお寺で、山号は鷲峰山(じゅぶさん)です。
ご本尊は釈迦如来で、豊臣秀吉とその妻であるねねを祀る霊廟としての性格もあります。
寺の名称はねねが出家した後の号「高台院」にちなみます。
そのため「ねねの寺」とも呼ばれています。
豊臣家ゆかりのお寺ということで数多くの文化財を収蔵しており、庭園や塔頭も時代を代表するものが数多くそろっています。
多くの見どころがありますが、中でも厳選して高台寺の見どころを3点ご紹介します。
①霊屋(おたまや)
霊屋(おたまや)内部の装飾には、桃山文化の特徴の一つである「蒔絵」が使用される他、ねねの愛用の品と伝わる数多くの蒔絵調度類が収蔵されています。
そのため高台寺は「蒔絵の寺」とも呼ばれています。
戦国大名の性格を強く反映していると言われる豪華絢爛でありつつも貴族の性格も取り入れた桃山文化の華やかさを堪能できます。
②庭園
特にしだれ桜の美しい春と、萩が見事な秋に人気があります。
それぞれの季節の風景が映る池や、昇竜の姿に似せて建てられた臥龍廊の姿は必見です。
③茶室
豊臣秀吉といえば茶の湯を愛し数々の茶会を開催したことでも知られています。
豊臣家ゆかりのお寺である高台寺にも数多くの茶室が残されています。
中でも伏見城から移築されたという「傘亭」や2階建てという珍しい構造の「時雨亭」が見どころです。
高台寺の夜間拝観はプロジェクションマッピングがすごい!
春の桜と秋の紅葉で人気の高台寺では、季節限定の夜間拝観が行われています。
京都の有名な寺社仏閣の多くが同じ時期にライトアップを行っていますが、高台寺の場合は特に「プロジェクションマッピングがすごい」と口コミで人気を集めています。
開花状況などにより詳細な日程は年度によって前後しますが、例年通りですと春の桜シーズン、豊臣秀吉の命日がある8月、紅葉の秋、そして冬にもプロジェクションマッピングが開催されています。
2017年の例を見てみると、夏(8月1日~8月18日)は「百鬼夜行」、秋・冬(10月21日~12月10日)は「桃山文化を愛でた女性(ねね)の寺」などのテーマに沿ったショーが約3分ほど行われました。
夜間拝観は日没後(17:00)~21:30までの受付で開催されています。
かなりの人気を誇り、平日であってもかなり混雑します。
「早めに出かけて良い場所をキープしよう!」と考える人もいるかも知れませんが、高台寺ではお昼の参拝は一旦17:00までで打ち切ります。
そのため夜間拝観の受付時間前に境内に入ってしまった場合、一度外に出てもう一度拝観料を支払う必要があります。
夜間拝観だけが目的の場合は入園時間に注意しましょう。
御朱印について
高台寺の御朱印は3種類あります。
どの御朱印も頂く場所が異なるので注意が必要です。
「佛心」の墨書きが入る御朱印は高台寺の受付で頂けます。
「夢」の墨書きが入る御朱印は高台寺天満宮の売店で頂けます。
「安心」の墨書きが入る御朱印は利生堂(駐車場側トイレの隣の建物)で頂けます。
ちなみに利生堂はパンフレットでは礼拝聴聞室と記載されていますので注意が必要です。
初穂料はそれぞれ300円です。
ちなみに「夢」の墨書きにはねねのイラストのスタンプが入ります。
恋愛成就のご利益を授かることができるといわれている高台寺天満宮の絵馬と同じデザインです。
夢も恋愛も同時に叶えてくれそうです。
高台寺オリジナルデザインの御朱印帳は、菊の紋と豊臣家の家紋が金色の箔押しであしらわれており、ベージュと黒の2色があります。
どちらも初穂料は1300円です。
アクセス方法
高台寺には参拝者専用の駐車場があり、1時間につき600円です。
その後30分過ぎるごとに300円ずつ加算されます。
公共交通機関を利用する場合、市バスだと「東山安井」下車、徒歩で約5分です。
京阪電車を利用する場合は「祇園四条駅」下車で徒歩10分、阪急「河原町駅」下車で徒歩15分です。
周辺には数多くの有名観光地が密集しており、飲食店やホテルの密集する祇園までは十分徒歩圏内ですので散策を楽しむこともできます。
まとめ
高台寺の見どころや夜間拝観についてご紹介しました。
高台寺の夜間拝観は毎回テーマを変え、趣向を凝らしたプロジェクションマッピングが楽しめます。
また複数の御朱印を頂くこともでき、桃山文化の華やかさや四季折々の庭園の美しさも堪能できます。
催し物の開催時期に注意して参拝にお出かけ下さい。
コメントはこちら