大豊神社の狛ねずみが持つご利益に注目!お守りや御朱印もご紹介!
お散歩コースとして人気の哲学の道には様々な寺社がありますが、中でも鹿ヶ谷一帯の産土神として信仰されているのが大豊神社です。
この大豊神社にはなかなかお目にかかれない「狛ねずみ」がいることでも有名です。
とあるご利益を授けてくれるパワースポットということですが、いったいどんなご利益を頂けるのでしょうか。
この記事では大豊神社の狛ねずみについてくわしく解説します。
大豊神社は病気平癒のパワースポット
大豊神社は病に罹った宇多天皇を救うという祈願のために887年頃創建されたと伝わる神社です。
現在の場所には1018年前後に遷座したといわれ、それ以前は椿ヶ峰山中に鎮座していました。
そのため現在でも大豊神社の境内には椿を中心に、山中に咲く四季折々の木々が植えられており参拝者を出迎えてくれます。
お祀りするのは少彦名命・菅原道真公・応神天皇です。
少彦名命は医療の神さまですので、宇多天皇の病気平癒を願ったのでしょう。
また境内には多くのお社が並んでおり、様々なご利益を授かることができます。
そのため大豊神社は1箇所で様々な願い事を聞いてもらえるパワースポットとなっています。
本殿だけではなく境内社にもそれぞれ参拝しておきたいところですが、特に拝殿の左手にある「良縁・招福の石」は見落としがちですので、忘れずに立ち止まって願掛けておきましょう。
大豊神社にはどうして狛ねずみがいるのか
大豊神社には狛犬ならぬ「狛ねずみ」がいます。
他の神社ではなかなかお目にかかれないため、ねずみ年には普段より参拝客が増えるようです。
なぜねずみかというと、狛ねずみが鎮座する大豊神社境内の大黒社にお祀りするのが大国主命だからです。
大国主命が困ったときに助けてくれたのがねずみで、その故事から大国主命の像や絵にはよくねずみが描かれるようになったのです。
大豊神社にいる狛ねずみはよく見ると片方が巻物を、もう片方が玉を抱えています。
この巻物は学問を司り、玉は長寿や子宝・安泰を司ります。
大黒社に参拝したら、学業向上のご利益を願うのであれば巻物を抱えた狛ねずみに、子宝や長寿を願う場合は玉を抱えた狛ねずみに触れてご利益を授かるように参拝しておきましょう。
また境内にはねずみ以外にも狛鳶、狛猿、稲荷社の狐、狛巳など様々な神さまのお遣いである動物の姿を見ることができます。
鳶は火災予防に、猿は厄除け、狐は縁結び、巳(蛇)はそれぞれ金運を授けてくれます。
一度にたくさんの種類の神さまのお遣いにお会いできるのは大豊神社ならではです。
大豊神社で手に入るお守りでおすすめはこちら
大豊神社にはねずみの姿が描かれたお守りや絵馬がたくさんあります。
ちりめんで作られたねずみのお守りは開運招福のご利益を授かることができるのでとても人気があります。
また狛ねずみの絵馬の絵柄は、ねずみ年になると限定の絵柄に変わります。
巡り会えるのは12年に一度ですから、かなりレアといえます。
神さまのもとへ願いを届けてもらえるよう、絵馬に想いを込めたメッセージを託しましょう。
大豊神社の御朱印
大豊神社で頂ける御朱印は1種類です。
扇のスタンプがあしらわれており、初穂料は300円です。
御朱印は社務所で頂くことができます。
拝観そのものは随時自由なのですが、社務所が開いているのは9:00~17:00頃のようです。
大豊神社のオリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
大豊神社へのアクセス方法
大豊神社には参拝者用の無料駐車場が5台分あります。
なお、大豊神社は山が近くまれに野生の猿が出没することがあります。
車を運転する際は十分ご注意下さい。
公共交通機関を利用する場合は、市バス「宮ノ前」下車で徒歩8分、あるいは「東天王町」下車で徒歩10分です。
周囲に寺社仏閣が多く、「哲学の道」として知られる界隈ですので飲食店やちょっとした休憩処も多く、時間に余裕があれば景色を楽しみながら参拝のついでに散策も楽しめます。
まとめ
大豊神社の狛ねずみや歴史についてご紹介しました。
日本の昔話にはよくねずみが登場しますが、大豊神社にいる狛ねずみは古事記にも登場する神さまのお遣いです。
それぞれ玉や巻物を手にしており様々なご利益を授けてくれます。
他にも境内には様々なご利益を届けてくれる神さまのお遣いの像でいっぱいです。
昔話の登場人物になったような気持ちを味わえるのが大豊神社です。
神さまを信じた結果、福を分けて頂けた主人公のように、素直な気持ちで参拝したいですね。
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