石清水八幡宮は厄払いで有名!御朱印にいる鳩って?

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石清水八幡宮は厄払いで有名!御朱印にいる鳩って?

石清水八幡宮といえば教科書にも載っている「徒然草」の中で言及があるほど古来より人々の信仰を集めてきた神社です。

いったいどのような歴史やご利益があるのか気になりますよね。

この記事では石清水八幡宮の歴史やご利益、御朱印に込められた意味などをくわしく解説します。

参拝のための手引きになりますので、ぜひご覧下さい。

国宝石清水八幡宮の歴史

石清水八幡宮にお祀りするのは応神天皇・神功皇后・比咩大神の三柱です。

石清水八幡宮の鎮座する八幡市は京と難波をつなぐ交通の要所として古来より栄え、国防という点で非常に重要な地点とみなされてきました。

戦国時代になると、この地を支配することが中央政権を掌握することに重要な意味をもつようになり、政治的にも重要な都市でした。

経済上からも政治上からも重要なこの地を守護する石清水八幡宮も重要視され、全国各地に勧請されるようになり国家安泰と個人の幸福を守護する神さまとして広く信仰されるようになりました。

「徒然草」の中でも、仁和寺にある法師が「一生日土は参拝したい」と切望し、ついに参拝したものの本殿の場所が分からずに摂社だけに参拝して帰ってしまったというお話がでています。

境内には多くの摂社があるためどんな神社なのかよく分からずに参拝した法師は本殿がどこか分からなかったのでしょう。

ちなみにこのとき法師が参拝した摂社は山の麓にある「高良神社」だと考えられています。

石清水八幡宮が厄払いに最適なワケ

石清水八幡宮が鎮座する八幡市男山は、平安京から見て裏鬼門にあたります。

そのため鬼門にあたる比叡山延暦寺とともに、石清水八幡宮は国家の鎮護に必要不可欠な寺社とみなされてきました。

平安の世を震撼させた「平将門の乱」「藤原純友の乱」の際には石清水八幡宮で乱を鎮圧し国家の安泰を取り戻すための祈祷が行われ、反乱が鎮まると朝廷からの信仰はより一層深まりました。

貴族だけではなく、源氏一門も八幡神を氏神として篤く信仰し、支配した土地に熱心に勧請し全国に八幡宮が増えていったのです。

政治的なこれらの体験を経て、石清水八幡宮はとりわけ厄払い・厄除けそして勝利にご利益を授かることが出来る神社として知られるようになりました。

現在でも京都一円だけではなく全国から石清水八幡宮に厄除祈願のための参拝者が絶えません。

石清水八幡宮の厄除けは本厄や前厄・後厄以外にも「八方除け」「方除け」「災難除け」もあわせて「厄除祈願」として受け付けています。

厄除け祈願の事前予約は行っていませんので、厄除け祈願を受ける際は直接石清水八幡宮の祈祷受付所で申し込む必要があります。

受付時間は9:00~16:00ですが、1月は初詣の影響で時間が変動になります。

また神事が行われる日も受付時間が変わります。

1月の受付日時と神事の予定については公式ホームページで確認してから出かけた方が確実です。

手に入るお守りについて

石清水八幡宮には神さまのお遣いである鳩をモチーフにしたお守りがたくさん揃っています。

まず見逃せないのはやはり八幡大神の厄除けの力を授かることができる「鳩鈴守」初穂料1000円です。

厄除け・開運だけではなく、交通安全のご利益まで授かることができます。

鳩の形をした鈴は水色と赤色があります。

またちょっぴりリアルな造形なのに小首をかしげた仕草が愛らしい「鳩みくじ」初穂料500円も人気があります。

石清水八幡宮の御朱印にいる鳩の意味と頼み方

石清水八幡宮では境内に鎮座する摂社の分も含めて5種類の御朱印を頂くことができます。

それぞれ初穂料は300円です。

まず本殿「八幡大神」の御朱印ですが、実は2通りのパターンがあります。

1つは通常バージョンで、もう一つが通称「ハトの御朱印」です。

ハトの御朱印は「八幡大神」の「八」の部分が向かい合う鳩の姿になっています。

石清水八幡宮の一の鳥居に掲げられた扁額が鳩になっているのは有名なお話ですが、この扁額にちなんだ御朱印の墨書きに変わっているのです。

これは八幡大神のお遣いが鳩であること、そして参拝者にたのしんでもらいたいという神職の方々の遊び心で生まれたものだとか。

墨書きなので書き手によっても日によっても微妙に味わいが変わるのがポイントです。

欲しい場合は、授与所で「ハトの御朱印を下さい」と告げるだけでOKです。

この他、摂社である「武内社」「石清水社」「高良神社」の御朱印も頂けます。

いずれも本殿右横にある「おふだ・お守り授与所」で頂くことができます。

また石清水八幡宮にはオリジナルデザインの御朱印帳とそれをおさめる御朱印帳袋があります。

どちらも石清水八幡宮の神幸行列の姿を刺繍で表現しており、御朱印帳は紺色、御朱印帳袋はピンク色をベースにしています。

初穂料はそれぞれ1500円です。

アクセス方法

石清水八幡宮には参拝者用の駐車場があります。

利用料金は終日(8:30~16:00)一台につき500円です。

ただし1月1日~2月3日までは料金が変わったり、交通規制により駐車できる車に制限がかかりますので注意が必要です。

駐車場が利用できるかどうかについては、石清水八幡宮の社務所へ連絡すると状況を教えてもらえます。

心配な場合は参拝の前に電話で確認してみると確実です。

公共交通期間を利用する場合、京阪電車「八幡市駅」で下車し、男山ケーブルに乗り換え「男山山上駅」で下車してから徒歩8分です。

まとめ

厄払いで有名な石清水八幡宮についてご紹介しました。

広大な敷地と長い歴史をもつため、隅々見て回ろうとすると1日では時間が足りません。

まさしく「先達はあらまほしきものなり」 といった気分になる神社です。

この記事を参考にして、ぜひ参拝にお出かけ下さい。

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