シイノトモシビタケを栽培キットで育てて食べることも可能なのか。「光るキノコを食べたらバッテリーが回復するのでは」という反応も。
シイノトモシビタケ、緑に光るキノコで非常に珍しいものです。初めて発見されたのは東京都の八丈島でしたが、和歌山県や大分県、宮崎県にも分布しているなど、日本に点在しています。
キノコが好きな方にとってはシイノトモシビタケを栽培キットで育ててみたいという声もあるようです。私たちTRAVELERSが調査したところによると栽培キットでヤコウタケという光るキノコを育てることは可能のようです。ただ、シイノトモシビタケを育てられるかどうかは不明でした。以下で詳しくご説明します。
シイノトモシビタケは梅雨前に光るキノコです。私は写真でしか観たことがないのですが、非常に綺麗ですね。淡い緑色に光るキノコですから、その場にいる方は非常に幻想的な気持ちを味わえるのではないかと推察します。
そんなシイノトモシビタケですが、栽培キットで育てたいという全国のキノコファンの方々がいらっしゃるようです。調べた所、冒頭でも申し上げた通り栽培キットがあります。
ヤコウタケでは
ヤコウタケを栽培するキットを販売している業者がありました。「ガルガルガール ウェブショップ」と検索すれば出てきますので、気になる方は調べてみて下さい。
ただし、残念ながらシイノトモシビタケではありません。色々と調査しましたが、シイノトモシビタケを栽培キットで培養して育てたという方の情報にはたどり着けませんでした。
一般的には、キノコ栽培用の培地で、菌糸そのものは培養できるようです。ですが、そこから実際にキノコを生やすのが非常に大変なようなのです。それはシイノトモシビタケでも同様ではないでしょうか。
ですが、様々な情報を総括すると、シイノトモシビタケを見るには栽培キットではなく、実際の現地に行くことがてっとり早いようです。八丈島のNPOがシイノトモシビタケを観察するイベントもしているようです。
毒キノコではない
ちなみに、シイノトモシビタケは毒キノコではありませんが、食べることはあまり無いようです。光るキノコなので、「食べたらバッテリーの充電がデキる」などというネットの書き込みもありました。
編集アドバイザー 天海 澄子 (あまみ・すみこ)
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