太陽の塔は1970年誕生のパワースポット!内部を見る方法とは?

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太陽の塔は1970年誕生のパワースポット!内部を見る方法とは?

伊丹空港を利用した方は、大阪モノレールの窓から巨大なモニュメント「太陽の塔」を目にしたことがあるのではないでしょうか。

漫画や小説にも登場し、大阪を代表する建築物でもある太陽の塔は、パワースポットとしても有名です。

さらに最近では長いこと立ち入れなかった内部にも入れるようになりました。

この記事ではそんな太陽の塔についてご紹介します。

太陽の塔ってどんな建物?

太陽の塔とは、芸術家の岡本太郎氏の代表作の1つとも呼べる建造物です。

1970年に開催された大阪万国博覧会(大阪万博)のテーマ館の象徴として、当時の価値で約約6億3千万円をかけて建造されました。

万博開催期間中、太陽の塔には延べ約6400万人もの人々が訪れたといわれています。

塔の高さは約70mもあり、広げた腕の部分は長さ25mにもなります。

大阪万国博覧会はアジアで開催された初めての万博であり、戦後日本が経済的にも文化的にも復興したことを象徴するものでした。

そのため産業の振興や明るい未来のシンボルとして太陽の塔建設が決定したのです。

しかし太陽の塔を生み出した岡本太郎氏は作品の中に産業への礼賛だけではなく「人間にとって本当に大切なのは物質的な豊かさだけだろうか」というテーマも込めたといわれています。

万博終了後、太陽の塔も解体される予定でしたが、残すよう嘆願の運動が起き、現在では大阪のシンボルとして鎮座しています。

人間にとって普遍的に大切なものを訴えるものだけが万博跡地に残されたのです。

太陽の塔は現在・過去・未来を象徴するパワースポット

太陽の塔には3つの顔があり、それぞれが「現在」「過去」「未来」を表現しています。

まず最も目立つ正面の胴体部分にあるコンクリート製の顔は「現在」を表し直径約12mもあります。

この現在を示す顔よりも小さい、塔の上部にある黄金色の顔は「未来」を表しています。

こちらは直径約10.6mあります。

そして太陽の塔の背面に回り込むと見える黒い太陽は「過去」を表し、直径約8mあります。

未来の顔の目はサーチライトになっており、万博期間中は点灯していました。

しかし近くに大阪国際空港があることから、夜間飛行の妨げになるとして万博閉幕後は点灯しなくなりました。

ところが2010年以降は日本万国博覧会開催40周年という節目にもあたることから再び点灯するようになっています。

現在は計148個のLEDによる点灯で、日没後から23:00までの時間帯に、夜間飛行の妨げにならない程度の明るさで調整されています。

太陽の塔は生命のエネルギーを体感できるパワースポットでもある

太陽の塔内部には「生命の樹」と名付けられたらせん状の模型が設置され、生命の進化やエネルギーをくみ取れるパワースポットとなっています。

約41メートルの高さがあり、アメーバから原生生物、恐竜、そして人間と進化の過程に現れた生き物の模型約292体が飾られています。

一部の模型は動くように電子制御されており、怪獣映画などで有名な円谷プロによって制作されました。

万博終了後は模型もあちこちへ持ち出されてしまいましたが、現在でも29体が修復され目にすることができます。

その他の模型は新たに作り直され、ディテールがグレードアップしています。

一般公開が始まった2018年からは階段を登りながらこの生命の樹を鑑賞できるようになっています。

太陽の塔には幻の「第4の顔」があった?

太陽の塔を象徴する「過去・現在・未来」の3つの顔以外にも、大阪万博期間中、テーマ館には第4の顔とも呼べる「地底の太陽」が展示されていました。

「いのり」をテーマにした地下のブースは万博閉幕後埋められてしまい、地底の太陽の行方も分からなくなっていました。

しかし最近になって関係者の証言や当時の写真をもとに復元され、太陽の塔の内部に飾られることとなったのです。

太陽の塔の内部に入る方法

万博閉幕後、太陽の塔は残されることになったものの内部に入ることはできなくなりました。

しかし2014年、約45年ぶりに内部が公開されることとなりました。

その後、何度かの限定公開が行われていましたが、ついに2018年3月19日より一般公開が始まりました。

現在は入場希望者が殺到している状態のため、事前予約がなければ入館できません。

旅行代理店などを通して申し込む他、個人の場合は公式ホームページから予約できます。

予約は来館希望日の約4ヶ月前から可能です。

1回の申し込みで最大6名まで予約できます。

一度予約すると、その後1ヶ月間は申し込みができません。

つまり「念のため2日間予約をとっておいて、どちらか都合の良い日に出かけよう」ということはできませんので注意が必要です。

予約を行ったら、予約当日に来館し入り口で予約した際に発行される「QRコード」と代表者の身分証明書を提示して下さい。

太陽の塔の開館日は万博記念公園の日本庭園・自然文化園に準じますので、毎週水曜日が定休日です。

太陽の塔の入館料は大人700円、小学生・中学生は300円です。

さらに日本庭園・自然文化園に入園するための料金、大人250円・小中学生70円も必要となります。

アクセス方法

太陽の塔がある万博記念公園には五ヶ所の駐車場があります。

また商業施設・エキスポシティの駐車場も利用可能です。

万博記念公園の駐車場利用料金は平日は2時間までなら400円、土日祝日は600円です。

公共交通機関を利用する場合、大阪モノレール「万博記念公園駅」下車、徒歩で約1分です。

まとめ

太陽の塔についてご紹介しました。

1970年に戦後の復興のシンボルとして、未来への希望を体現するモニュメントとして建造されました。

未来だけではなく、現在と過去を表現する顔がついており、悠久の時間の流れを感じられるパワースポットでもあります。

内部公開がはじまりましたが予約が必要ですので、申し込んでからお出かけしましょう。

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