自性院の御朱印の大悲殿の意味は?摂津国を巡る霊場の一つ!

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自性院の御朱印の大悲殿の意味は?摂津国を巡る霊場の一つ!

江戸時代には弘法大師信仰の高まりから日本各地でさまざまな巡礼地が生まれました。

大阪にもいくつかの巡礼地があります。

この記事ではそんな霊場の札所の1つ、自性院についてその歴史やアクセス方法などをご紹介します。

御朱印の意味についてもお伝えしますので、自性院に興味がある方も御朱印集めに興味がある方も参考にご覧下さい。

自性院の歴史

自性院(じしょういん)は高野山真言宗の寺院です。

山号は「廣光山」です。

ご本尊は聖観世音菩薩です。

太平洋戦争の時の空襲で本堂や堂宇が焼失したためくわしい資料や記録が失われてしまい、はっきりとした創建年数は分からなくなってしまいました。

本堂は1981年に再建された建築物で、鉄筋コンクリート造りです。

言い伝えによると江戸時代頃の創建です。

開山は権大僧都俊栄といわれています。

江戸時代にはかんの虫封じのご利益が頂けるお寺として地域の人々の信仰を集めていたようです。

自性院の御朱印

自性院で頂ける御朱印の種類は1種類です。

「大悲殿」(摂津国八十八ヶ所霊場札所第20番)の墨書きが入ります。

初穂料は300円です。

御朱印は寺務所で頂くことができます。

受付時間は9:00~16:00ですが、住職が忙しく不在の場合もあります。

不在時の書き置きなどの対応はありません。

御朱印を確実に受け取りたい場合は、参拝前に電話で確認するのが確実です。

自性院オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

自性院は摂津国八十八ヶ所霊場の札所の1つですので、専用御朱印帳に御朱印を頂くことができます。

ただし自性院には摂津国八十八ヶ所霊場専用御朱印帳はありません。

先に取り扱いのある四天王寺や太融寺、総持寺などで御朱印帳を手に入れてから参拝するといいでしょう。

「大悲殿」の意味とは

自性院で授与される御朱印には「大悲殿」の墨書きが入ります。

しかし自性院以外でも、摂津国八十八ヶ所霊場の他の札所や、それ以外のお寺でも同じ墨書きを見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。

「大悲殿」(だいひでん)の大悲とは、観音菩薩を示す言葉です。

人々を苦しめる悩みや煩悩から救いたいという仏の御心や菩薩さまのもつ広大な慈悲の心を意味します。

「殿」とは建物を示す言葉です。

つまり大悲殿とは観音菩薩を安置する建物を意味します。

基本的にお寺には「大悲殿」という名称の建物はありません。

ご本尊を安置するのは本堂であったり、観音堂です。

これらの建物を御朱印の墨書きで大悲建と称します。

自性院のご本尊である聖観世音菩薩は本堂に安置されているため、御朱印の墨書きは「大悲殿」となっているのです。

また同じような御朱印の墨書きに「大悲閣」があります。

こちらも同じ観音菩薩を安置する建物を意味しますが、大悲殿と異なるのは「閣」と呼ばれるような高層の建物を指すという点になります。

三重塔などに観音菩薩像を安置していると「大悲閣」と呼べます。

アクセス方法

自性院には参拝者専用の駐車場はありません。

車で参拝する場合は周辺の有料駐車場をご利用下さい。

公共交通機関を利用する場合、大阪メトロ谷町線だと「谷町九丁目駅」下車、徒歩で約4分です。

もしくは「谷町六丁目駅」下車、徒歩で約7分です。

バスを利用する場合は105路線「瓦屋町二丁目バス停」下車、徒歩で約4分です。

あるいは天王寺ループ「谷町九丁目バス停」下車、徒歩で約5分です。

まとめ

自性院についてご紹介しました。

戦火の影響でくわしい資料が失われてしまったお寺ですが、江戸時代頃にはかんの虫封じのご利益で有名なお寺でした。

摂津国八十八ヶ所霊場の札所の1つで御朱印を頂けます。

霊場めぐりをしている人も、興味がある人もぜひ一度お出かけ下さい。

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