八劔神社の御朱印の種類や値段とは?場所は城東区鴫野
8本の剣を示す社名である「八剱神社」は九州から本州まで日本各地に存在する神社です。
お祀りする神さまは何通りかありますが、全て同じ神話から生まれた神社です。
大阪にも城東区鴫野に八剱神社が鎮座しています。
この記事ではそんな八剱神社について、歴史やご利益についてくわしくご紹介します。
気になる御朱印についてもお伝えします。
八劔神社の歴史
八劔神社(やつるぎじんじゃ)は1396年に創建された神社です。
八劔大明神(やつるぎだいみょうじん)・武速須佐雄大神(たけはやすさのおのおおかみ)・罔象女大神(みづはのめのおおかみ)をお祀りしています。
城東区鴫野に鎮座していますが、なぜこの地に創建されたのかという地元の人々が受けた夢のお告げがあるからです。
14世紀頃、鴫野に住む村人は夢の中で
「私は熱田神宮の神である。
この地に降臨した印を残そう。
淀川の近くを探してみるといい」と話す老人の姿を見ます。
不思議に思い次の日他の村人に話すと、同じ夢を見たという人間が数多くいることが分かります。
そこで言われた場所に向かうと、一匹の蛇(鳥という説もあり)が川の中から現れ、鴫野村に入りました。
そこで村人は蛇がいた場所に祠を建てたのです。
その後、天王田村の氏神である八坂神社や永田村の氏神である水神社も合祀するようになり、現在の八剱神社を形成しました。
境内に多くの境内社が立ち並んでいるのはこのためです。
また境内には大阪城の刻印石を見ることができるほか、大阪の役(冬の陣)では上杉景勝が本陣を構えた場所でもあります。
八剱神社には近世の検地帳がまだ残されており、貴重な歴史考察史料となっています。
八劔神社は災難除けのパワースポット
八剱神社にお祀りする八剱大明神とは素戔嗚尊(すさのおのみこと)を指します。
素戔嗚尊は様々な武勇伝を持つ武神ですが、中でも有名なのが「八岐大蛇」(やまたのおろち)退治の伝説です。
八剱神社の創建には夢のお告げが関わっていますが、この夢に出てきた「熱田神宮」は名古屋にある三種の神器の1つ・草薙剣を祀る神社です。
そしてこの草薙剣こそ、素戔嗚尊が退治した八岐大蛇から取りだしたと伝わる宝剣なのです。
この八岐大蛇を大いなる災厄とみなし、八岐大蛇を退治した素戔嗚尊は災難除けの神さまとして古来より信仰されてきました。
このことから八剱神社は災難除けのご利益を授かることができるパワースポットとして知られるようになりました。
一緒にお祀りしている罔象女大神は水の神さまとして知られますが、水は恵みをもたらす一方で災いももたらす存在であり、厄を水に流す力も持つと考えられています。
また境内には戎社・幸神社・辨天社や野神社などの境内社が鎮座しています。
戎社は1955年に兵庫県に鎮座している西宮神社より勧請したお社で、毎年1月9~11日には戎祭が行われます。
三大戎神社ほどの混雑はありませんが、福笹を求めて参拝する地元の人々で境内は賑わいます。
八劔神社で御朱印の種類や値段は?は頂けるのか
八劔神社では御朱印の授与がありません。
ただし「大坂の陣 ゆかりの地朱印めぐり」には参加していますので、こちらの専用冊子を持っている場合のみ押印してもらえます。
ただし確実に頂きたい場合は、参拝の前にあらかじめ電話連絡しておく必要があります。
アクセス方法
八劔神社には境内に参拝者専用の無料駐車場が数台分あります。
公共交通機関を利用する場合、JR学研都市線「鴫野駅」下車、徒歩で約5分です。
快速電車に乗ってしまうと鴫野駅には停車しませんので注意が必要です。
市バスだと「鴫野駅前」バス停下車、徒歩で約5分です。
まとめ
八剱神社についてご紹介しました。
素戔嗚尊や八岐大蛇に関する伝説にちなみ、厄除けのご利益を授かることができるパワースポットです。
御朱印は頂くことができませんので注意が必要です。
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