神峯山寺のおみくじが話題!?アクセス方法や御朱印と厄除けのご利益も解説
大阪府高槻市内には日本で最初に毘沙門天像をお祀りしたというお寺が鎮座しています。
いったいどのようなお寺なのか気になりますよね。
この記事では神峯山寺についてくわしくご紹介します。
とても個性的なおみくじがありますので、参拝前に予習してお出かけするとより楽しめます。
おみくじ以外にもアクセス方法や御朱印についてもお伝えします。
神峯山寺の歴史
神峯山寺(かぶさんじ)は天台宗のお寺です。
山号は「根本山」で「寳塔院神峯山寺」が正式名称です。
697年に修験道の創始者である役行者によって創建されました。
その後衰退しますが、開成皇子(桓武天皇の兄)によって再興されます。
以降は光仁天皇の勅願寺となるなど、皇室と縁の深いお寺として発展しました。
しかし1756年に火災に遭い、規模を縮小し現在では本坊以外に寂定院や龍光院の3院だけが残されています。
ご本尊は毘沙門天で、日本で初めて毘沙門天をお祀りした寺院としても知られています。
3体からなる毘沙門天像はそれぞれが異なるご利益を授けてくれると信仰されています。
ただし普段は非公開となっており、秋の大祭日のみ開帳されます。
それ以外の仏像についても、事前に拝仏予約が必要になります。
拝仏料は2000円です。
予約を行うとお坊さんの解説とともに仏像を参拝できる他、祈願法要を受けられる上にお守りも拝受できます。
予約申し込みは公式ホームページの専用フォームから可能です。
神峯山寺の毘沙門天は厄除け・子授け・先勝のご利益あり
神峯山寺に鎮座する毘沙門天像は3体あり、いずれも秘仏とされています。
まず吉祥天と善膩師童子を脇侍とする毘沙門天像は国家安泰のご利益をもたらすといわれています。
そのため皇族や歴代の幕府から崇拝されてきました。
さらに子授けや安産のご利益も頂けます。
兜跋毘沙門天は先勝と招福のご利益をもたらすといわれ、歴史に名を残す武将からも信仰されてきました。
三体の毘沙門天像のうち、この兜跋毘沙門天だけは年に一度ご開帳されます。
3体目は珍しい双身毘沙門天となっています。
武神であることから、災難を退ける厄除けのご利益を頂けます。
仏像を拝むことでもご利益を頂くことはできますが、「毘沙門不動護摩」もオススメです。
毎日行われている護摩行で、願い事も一緒に祈願してもらえます。
直接神峯山寺に向かう場合は受付は不要です。
水曜日は10:00~、土曜・日曜日は11:00~行われますので、開始の30分前までに納経所で申し込みましょう。
祈願料は3000円、5000円、10000円の3種類です。
祈願料に応じて拝受できる祈願札の大きさが変わります。
遠方でなかなか参拝できない場合でも、Webまたは郵送で申し込むことも可能です。
神峯山寺のおみくじは解説が欲しくなる
神峯山寺のおみくじは江戸時代につくられた版木で現在でも作られており、おみくじのルーツを知ることができる貴重なものです。
そもそもおみくじを最初に日本で作ったのは比叡山延暦寺の僧・良源といわれています。
全文が漢文となっています。
そのため一般的なおみくじとは違い、一目では内容を理解できません。
ただし自分では読めなくても、おみくじをひくと僧侶の方がひとりひとりに解説をしてくれますので心配いりません。
本来おみくじは凶や吉といった部分を見て運勢を占いだけのものではなく、「未来をどうやったらより良い方向に自分で変えられるか」という指針にすべきものです。
神峯山寺のおみくじは、行間の読み方を教えてもらえるので本来のおみくじの目的を達成することができるのです。
神峯山寺の御朱印
「毘沙門天」「聖観音」(新西国三十三ヶ所 第14番)「役行者」(役行者霊蹟札所三十六ヶ所第14番)の墨書きの3種類になります。
初穂料はそれぞれ300円です。
受付時間は9:00~17:00ですが、冬期は16:00までとなりますのでご注意下さい。
神峯山寺オリジナルデザインの御朱印帳は、黒地に毘沙門天像と寺紋、寺名があしらわれた厳かな雰囲気です。
御朱印帳と共に栞も頂けます。
希望すれば栞単体も購入可能です。
また期間限定の御朱印もあります。
普段目にすることができないご本尊の毘沙門天像ですが、秋の大祭日には特別開帳が行われます。
その際、御朱印帳と共に当日限定の御朱印「兜跋毘沙門天」の御朱印が頂けます。
アクセス方法
神峯山寺には参拝者用の無料駐車場が約70台分あります。
さらに行事が執り行われる際は臨時の駐車場も設置され最大で約200台停めることができます。
最寄りのインターチェンジは名神「茨木IC」です。
茨木ICから神峯山寺までは車で約25分です。
公共交通機関を利用する場合、市バス原大橋行き「神峯山寺口」バス停下車、徒歩で約20分です。
車での参拝が便利ですが、参道は狭くなっていますので、運転には十分注意が必要です。
まとめ
神峯山寺についてご紹介しました。
日本で初めて毘沙門天をお祀りした天台宗のお寺です。
天台宗の僧が考案したおみくじを現在でもひくことができます。
解読は難しいですが、お寺の方が手伝ってくれます。
未来をより良いものにするための神仏からのアドバイスを頂きに参拝に出かけましょう。
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