廣智寺(広智寺)は通称「かんのんさん」!御朱印の種類や値段も紹介

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廣智寺(広智寺)は通称「かんのんさん」!御朱印の種類や値段も紹介

大阪には聖徳太子にゆかりがあると言い伝えが残されている寺社仏閣が数多く鎮座しています。

高槻市内にある廣智寺(広智寺)もそんなお寺の1つです。

この記事では廣智寺(広智寺)の歴史や観音様についてご紹介します。

御朱印についてもお伝えしますので、参拝の参考にどうぞ。

廣智寺(広智寺)の歴史

廣智寺(広智寺)は黄檗宗の寺院です。

山号は「曇華山」で、正式名称は「優雲波羅華山観音廣智勝幢禅寺」(うどんばらげさんかんのんこうちしょうとうぜんじ)といいます。

普段は廣智寺あるいは廣智禅寺と呼ばれています。

ご本尊は多臂観世音菩薩立像です。

そのため「かんのんさん」という通り名でも呼ばれることがあります。

創建の詳細な年数は分かっていませんが、お寺に残された言い伝えによると聖徳太子によって創建されたといわれています。

ご本尊も聖徳太子が自ら彫ったものとされており、中世までは「観世音寺」と呼ばれ人々からの信仰を集めていました。

しかし天正年間(1578年頃)に高山右近によって焼き討ちに遭います。

高山右近はキリシタン大名と知られており、自分の所領に鎮座していた寺社仏閣に対して改宗を迫り、要求に応じないものはことごとく破壊しました。

廣智寺以外にも多くの寺院が焼き討ちに遭いますが、廣智寺のご本尊は難を逃れ、高槻藩主となった永井直清によって1661年に再建されます。

この際に永井直清の夢の中に聖徳太子が現れ、現在の場所に観世音菩薩を安置するように求めたという言い伝えが残されています。

復興を任された龍渓性潜が黄檗宗の僧侶であったため。17世紀には黄檗宗の寺院に変わりました。

廣智寺(広智寺)のご本尊は重要な文化財

廣智寺のご本尊は聖徳太子の作と伝わる多臂観世音菩薩立像ですが、かつては十一面観音像と呼ばれていました。

ところが1991年に始まった修復作業の際に十一面は江戸時代になってから後付けされたものであることが判明したのです。

本来は1つの顔(面)に八本の腕を持つ不空羂索観世音菩薩像(ふくうけんさくかんぜおんぼさつぞう)だったのです。

不空羂索観世音菩薩は人間だけではなく、あらゆる鳥獣を漏れなく救済する慈悲深い観世音菩薩です。

人々を救うために多くの腕と鹿の毛皮をまとう姿が特徴的です。

国内に現存する数が少ないことから、大阪府指定有形文化財として登録されることとなりました。

廣智寺(広智寺)の御朱印の種類や値段について

廣智寺の御朱印は1種類です。

「圓通殿」(摂津国三十三ヶ所霊場第26番)の墨書きが入る御朱印です。

初穂料は300円です。

御朱印は寺務所で頂けます。

受付時間は9:00~17:00です。

廣智寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

摂津国三十三ヶ所霊場には専用の納経帳がありますので、霊場巡りを行っている場合は納経帳を持参しましょう。

アクセス方法

廣智寺には参拝者専用の駐車場がありません。

車で参拝する場合は周辺の有料駐車場をご利用下さい。

最寄りのインターチェンジは名神「茨木IC」です。

茨木ICから廣智寺までは車で約15分です。

公共交通機関を利用する場合、JR京都線だと「高槻駅」で下車、徒歩で約10分です。

阪急京都線だと「高槻市駅」で下車し徒歩で約20分です。

廣智寺は小高い丘の上にありますので、石段を歩く際には十分足下にお気を付け下さい。

まとめ

廣智寺(広智寺)についてご紹介しました。

ご本尊の多臂観世音菩薩立像は日本国内でも珍しい仏像であり、安置されている廣智寺は「かんのんさん」という通り名で親しまれています。

摂津国三十三ヶ所霊場のひとつですので、お出かけの際は御朱印帳をお持ちの方は忘れずに持参しましょう。

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