心斎橋の三津寺の御朱印の種類や値段について
大阪市内には歴史ある寺社仏閣がたくさんあります。
もともとお寺や神社は人々の生活の中心にあり、地名や通りにその名残を見ることができます。
「みってらさん」で知られる三津寺もそんなお寺の1つです。
この記事では三津寺の歴史や御朱印についてくわしくご紹介します。
参拝の参考にどうぞ。
三津寺の歴史
三津寺(みつてら)は僧・行基によって744年に創建されたお寺です。
現在は真言宗に属するお寺です。
山号は七宝山で、正式名称は「大福院三津寺」です。
「みってらさん」や、所在地から「ミナミの観音さん」などの通り名で親しまれています。
かつては応神天皇の墓所だった場所に創建されたと伝わっています。
ご本尊は十一面観世音菩薩です。
かつては開祖である行基が彫ったと伝わる仏像がご本尊とされていたそうです。
現在のご本尊は1933年に御堂筋拡張工事のため伐採されてしまった大楠を彫って安置したものです。
十一面観世音菩薩はその名の通り、11面の顔を持つ仏さまです。
そのため360度目を配ることができ、多くの人々を救い導く存在です。
その他にも病気平癒のご利益で知られる薬師如来像や縁結び祈願の愛染明王など、三津寺には10体以上もの仏像が安置されています。
さらにご本堂は1808年の江戸時代に再建されたものが戦火を免れており、現在も目にすることができます。
三津寺の仏像は長い間秘仏とされてきましたが、最近では1年に一回ほど特別公開期間が設けられるようになりました。
2018年は4月27日~5月2日の日程で公開されます。
13:00~16:00までの公開で、資料代として100円必要です。
滅多にない機会ですので、気になる方は足を運んでみて下さい。
三津寺では絵写経体験ができる!
絵写経とは写経のイラストバージョンです。
お手本通りになぞるだけの気軽な作業ですが、ありがたい仏さまのお姿をペン先でなぞるうちに、日頃の鬱憤やストレス解消になるだけではなく心の平穏を取り戻すことができると最近人気を集めています。
三津寺ではそんな絵写経体験を行っています。
縁結び祈願で有名な愛染明王のお姿や招福祈願に人気の大黒天さまなど、様々な種類の絵写経が用意されています。
絵写経を行うのは、普段はなかなか立ち入ることができない本堂です。
三津寺の本堂は江戸時代から残された建築で、格子天井には様々な草花が描かれまさしく極楽のような美しい景観が広がっています。
そんな美しい空間で心を鎮めることができる贅沢な時間を過ごせるとあって、仕事帰りの人や女子会前の待ち合わせに人気があります。
絵写経は毎月第二水曜日の17:30~20:30と第二土曜日の14:00~17:00に行われています。
最初と最後にお勤めがありますが、時間内の出入りは自由です。
用紙代として500円が必要ですが、特に自分で用意しなければいけないものはなく、手ぶらで参加できます。
三津寺の御朱印
三津寺の御朱印は1種類です。
「十一面観音」の墨書きが入ります。
初穂料は300円です。
御朱印は寺務所で頂くことができます。
三津寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
三津寺に参拝者用の駐車場はありません。
車で参拝する場合は周辺の有料駐車場を利用しましょう。
三津寺が鎮座しているのは繁華街ですので駐車場は多いですが、混雑する場合もあります。
車よりも公共交通機関を利用した方が便利です。
公共交通機関を利用する場合、市営地下鉄御堂筋線だと「心斎橋駅」もしくは「難波駅」下車、徒歩で約6分です。
まとめ
ミナミの古刹、三津寺についてご紹介しました。
仕事や人間関係で貯まりに溜まったストレスをどうやって発散すればいいのかよく分からない方、一度頭の中を空っぽにしてすっきりしたい方はお寺への参拝がおすすめです。
特に三津寺は心を無にすることができる絵写経の体験ができるなど、癒やしを得られる空間です。ぜひ一度お立ち寄り下さい。
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