高野寺の山号は「開運山」!西区の現代的なお寺で御朱印をいただこう
弘法大師に縁の深い摂津国八十八ヶ所霊場ですが、大阪市西区にはその1つ「高野寺」があります。
実はこの高野寺の山号は「開運寺」であり、とってもおめでたい寺院名となっています。
どんなお寺なのか気になりますよね。
この記事では西区に鎮座するとっても現代的なお寺、高野寺についてくわしくご紹介します。
気になる御朱印についてもご紹介しますので、参拝の参考にどうぞ。
高野寺の歴史
高野寺は「長州大師」という通り名で呼ばれることもある真言宗犬鳴派の寺院です。
山号は「開運山 」です。
摂津国八十八ヶ所霊場のひとつでもあります。
ご本尊は弘法大師です。
高野寺は鉄筋コンクリートでできた建物で、1階は駐車場で2階が本堂という非常に現代的なつくりのお寺です。
今から約30年ほど前に建物を造りかえたんだとか。
周辺を高層ビルで囲まれていますが、不思議な調和をみせています。
創建は1871年です。
廃藩置県とそれに伴う版籍奉還の際、長州藩主毛利敬親は江戸堀に構えていた長州蔵屋敷があった土地を真言宗総本山である高野山に寄進します。
高野山はさっそく寄進された土地に弘法大師像を安置します。
その後、1880年に高野山は準別格本山である「三蔵院」をこの地に遷座します。
三蔵院は遷座後、高野寺という名称に変更され現在に至ります。
三蔵院は1192年に創建されたお寺です。
現在では敷地内に埋まるようにして佇む石碑だけがその名残を留めています。
あまり広いともいえない境内には、摂津国八十八箇所霊場の高野寺以外の御本尊石仏がずらりと並んでいます。
また不動明王や地蔵像、聖観音なども建ち並んでいます。
弘法大師とはどんな人物?
ご本尊にもなっている弘法大師は空海の名で知られる真言宗の開祖です。
真言宗には様々な宗派が存在していますが、すべてはこの弘法大師から誕生したのです。
「弘法大師」の諡号は天皇から貴人に贈られる称号で、歴史上27名ほど存在しますが一般的に「大師さま」と呼ばれるのは弘法大師=空海です。
日本全国で5000以上の弘法大師が登場する伝承が存在するといわれるほど、人々にとっては馴染みの深い人物になります。
特に温泉や井戸水を掘り当てた伝説が多いですが、厄除けの伝説も数多くもち、「厄除け祈願なら弘法大師さま」ともいわれています。
高野寺の山号は「開運寺」ですので、開運厄除けを祈願するにはぴったりのパワースポットといえます。
高野寺の御朱印
高野寺の御朱印は1種類です。
摂津国八十八箇所霊場第27番の御朱印です。
ご本尊の「弘法大師」と山号である「開運山」の「開運」の墨書きが入る、なんだかめでたい気持ちになる御朱印です。
初穂料は300円で、寺務所で頂くことができます。
受付時間は9:00~16:00です。
高野寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
しかし摂津国八十八箇所霊場専用の御朱印帳がありますので、「全部回ってみよう」とお考えの方はこちらを用意しておきましょう。
アクセス方法
高野寺には参拝者用の無料駐車場が若干あります。
お寺の1階が駐車場という珍しい造りです。
歩道に乗り上げてから境内に進むことになりますので、運転には十分お気を付け下さい。
市営地下鉄四ツ橋線だと「肥後橋駅」を下車、徒歩で約5分です。
京阪中之島線を利用すると「中之島駅」を下車して徒歩で約7分です。
バスを利用すると「土佐堀一丁目」バス停下車ですぐ目の前です。
まとめ
高野寺についてご紹介しました。
お寺のイメージを覆す現代的なつくりの建物ですが、周辺の環境の変化と済んでいる人たちのニーズにあわせて進化したお寺とも呼べます。
御朱印には「開運」の墨書きが入りますので、ぜひ運気アップのためにも一度参拝してみて下さい。
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