綱敷天神社の名前の由来とは?ご利益・お守り・御朱印・アクセスを解説
日本全国あちこちに天満宮が鎮座していますが、大阪市内には菅原道真公と直接の縁をもつ神社がいくつかあります。
その1つが綱敷天神社です。
珍しい名称ですが、いったいどんな由来なのか気になりますよね。
この記事では綱敷天神社の名前の由来やご利益・お守り・御朱印・アクセス方法までくわしくご紹介します。
綱敷天神社は学業向上のご利益が頂けるパワースポット
綱敷天神社(つなしきてんじんじゃ)は別名「喜多埜天神」とも呼ばれる嵯峨天皇・菅原道真公をお祀りする神社です。
社殿によると843年に創建されました。
学問の神さまをお祀りすることから、学業向上や合格祈願のご利益を授かることができると信仰を集めている神社です。
末社である御旅社や歯神社もあり、境外社ではあるものの徒歩10分以内に密集していますので、ぜひ末社にも参拝してみて下さい。
御旅社では縁結びのご利益を、歯神社では歯にまつわる健康や病気平癒のご利益を頂くことができます。
綱敷天神社の名前の由来は菅原道真公から
なぜ「綱敷天」という名称で呼ばれるようになったのかというと、菅原道真公にまつわる伝承があるからです。
太宰府に菅原道真公が左遷される途中に通りかかったこの地で美しい紅梅を目にします。
その美しさを愛でるため、船の艫綱(ともづな)を引き寄せて座ったとされています。
この伝説から、「綱敷天神社」と呼ばれるようになりました。
またこの周辺の「梅田」という地名は、菅原道真公が愛でた梅の木からつけられた名称ともいわれています。
綱敷天神社のお守り
受験シーズンになると合格祈願や学業向上のお守りが人気を集めていますが、綱敷天神社で最も人気を集めているのは「菜種守」です。
菜の花の名称が示すとおり、春だけの期間限定頒布のお守りで初穂料700円です。
イライラを封じ、開運を授かる効果があるとされており、日々ストレスに悩まされている人にはもってこいのお守りです。
またその絵柄には神社の鳥居や鶴、太陽、月、菜の花、牛、凌雲閣といったかつての梅田の風景を偲ばせる図案が取り入れられていて見ているだけで飽きません。
取り扱いがあるのは本社ではなく末社の御旅社になりますので注意が必要です。
また現代の梅田の街並みと、社名の由来となった紅梅を見つめる菅原道真公の図柄の絵馬も人気があります。
初穂料500円です。
綱敷天神社の御朱印
綱敷天神社の御朱印は1種類あります。
社名の墨書きに社紋の朱印が入るオーソドックスなデザインです。
初穂料は御朱印帳に頂く場合は300円、書き置きで頂く場合は500円です。
また末社である御旅社や歯神社の御朱印もあります。
ところで綱敷天神社の御朱印ですが、現在本社の社務所で頂くことができません。
末社である御旅社で綱敷天神社の御朱印を授与中です。
歯神社には社務所がないため、こちらも現在は御旅社での授与になります。
そして御旅社の神職の方は忙しく、平日はほとんど不在です。
そのため確実に御朱印を頂くには土日の13:00~17:00に御旅社の社務所を訪ねましょう。
また年末年始(12月25日~1月15日)は忙しいため、御朱印の授与はお休みとなります。
土日の急な不在などについては神社の職員の方のTwitterで告知がありますので、事前にチェックしてからのお出かけがおすすめです。
アクセス方法
綱敷天神社では境内に悪質な無断駐車が増加したため、最近では参拝者であっても境内への駐車を禁止しています。
ご祈祷を受ける予定がある人の場合のみ、事前連絡の上で駐車可能となっています。
周辺への路上駐車は近隣住民やなにより神社へも迷惑をかけます。
車で参拝する場合は、必ず有料のコインパーキングなどを利用するようにしましょう。
公共交通機関を利用する場合、市営地下鉄谷町線「中崎町駅」下車、徒歩で約5分です。
JR大阪駅からだと徒歩で約15分です。
まとめ
綱敷天神社についてご紹介しました。
かつて菅原道真公がこの地に立ち寄ったという伝説にまつわる神社です。
学業向上以外にも様々なご利益を授かることができ、かつての梅田の風景についても知ることができます。
受験生ならずとも、一度は参拝してみたい神社です。
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