了徳院(浦江聖天)は恋愛のパワースポット!御朱印情報についても解説
お寺の中には恋愛祈願のパワースポットもあります。
大阪市内だと、了徳院がそのひとつです。
どんなお寺か気になりますよね。
この記事では了徳院についてくわしくご紹介します。
ご利益だけではなく見どころや御朱印についてもお伝えしますので、参拝の参考にどうぞ。
了徳院は縁結び・子授けのご利益があるパワースポット
了徳院(りょうとくいん)は真言宗のお寺で山号は「如意山」です。
了徳院は「浦江聖天」(うらえしょうてん)もしくは「福島聖天」とも呼ばれ、ご本尊は準胝観世音菩薩です。
災害によって記録が失われたため、くわしい創建年数は不明ですが幾度か荒廃するもののその度に再興されてきたお寺です。
準胝観世音菩薩は水の神として知られており、心を清らかにする力をもった仏だと考えられています。
さらに安産や子授けのご利益を授けてくれる存在でもあります。
またご本尊と並んで信仰を集めている十一面観世音菩薩像は、かつてこの地で漁をしていた漁師の網から引き上げられたものと伝わっています。
十一面観世音菩薩は歓喜天とも呼ばれ、秘仏とされており普段は目にすることはできませんが本堂に安置されています。
歓喜天は象の頭に人の身体をもつ男女が抱擁する姿で描かれる存在です。
十一面観世音菩薩として仏さまの姿で描かれることもありますが、了徳院の別名である「聖天」の名で呼ばれる場合、象の頭を持つ姿として描かれることが多いです。
なぜ象の頭を持つ姿でも描かれるのかというと、もともとは仏教が誕生したインド土着の神さまだからと考えられています。
インドではガネーシャ神をはじめ、像を神さまとみなす伝統があります。
邪悪な魔神として大暴れしていた象の頭の神を、美女の姿に化身した十一面観世音菩薩が仏の教えで改心させます。
2人が抱き合った瞬間、魔神は帰依し、仏の教えを護る眷属に生まれ変わったとされています。
その眷属こそ歓喜天なのです。
了徳院に安置されている秘仏はこの歓喜の瞬間を仏像として表現した姿です。
そして歓喜天は参拝したものに富をもたらし、祈願した男女には縁結びと子授けのご利益があると古来より信仰を集めてきました。
普段はその姿を直接目にすることはできませんが、ご本堂に参拝してそのご利益にあずかりましょう。
了徳院の見どころ
了徳院の境内には数多くの仏像や名物が鎮座しています。
参拝したらチェックしておきたいポイントについてご紹介します。
大根
了徳院で見られる提灯には、交差する大根の意匠がモチーフとなっています。
これは歓喜天が大根を大好物としているからなんです。
子持ち龍
山門の屋根の下には「子持ち龍」の彫刻が施されており、子授けのご利益を得られるパワースポットとして知られています。
おもかる石
願い事を叶えてくれるといわれている石です。
祈りを捧げてから石を抱えてみて下さい。
想像していたより「軽いな」と感じれば願い事が叶うといわれています。
逆に「重いな」と感じた場合は、願い事が叶わないといわれています。
石を抱える前にどんな重さか心に思い描いてからチャレンジしてみましょう。
かきつばた
了徳院はかきつばたの名所として江戸時代から有名です。
かきつばたとは紫色の花を5~6月にかけて咲かせるアヤメ科の花です。
尾形光琳の描いた図屏風が有名です。
境内には了徳院のかきつばたについての俳句を詠んだ松尾芭蕉の歌碑も建てられています。
了徳院の御朱印
了徳院の御朱印は1種類です。
摂津国八十八ヶ所霊場の御朱印で、「大聖歓喜天尊」の墨書きが入ります。
初穂料は300円です。
寺務所で頂くことができます。
了徳院オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
了徳院の境内には参拝者用の無料駐車スペースが若干あります。
ただしお寺の周辺は一方通行も多く、あまり運転しやすい道とはいえません。
周辺の道に不慣れな方は公共交通機関を利用した方が安全です。
公共交通機関を利用する場合、JR大阪環状線「福島駅」下車で徒歩約5分です。
阪神「福島駅」下車だと、徒歩で約10分です。
まとめ
了徳院についてご紹介しました。
「聖天さん」という名称で親しまれている了徳院で、安置された十一面観世音菩薩像が象の頭・人の身体の姿で描かれた秘仏であるため、縁結びのご利益を授かることができるといわれています。
その他にも境内には数多くの仏像が安置されており、見どころがたくさんあります。
ぜひ一度、参拝してみて下さい。
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