御霊神社のご利益とは?御朱印やアクセスについても解説
大阪屈指の商業エリア・船場には独特の言葉使いがあります。
そのひとつが「御寮人」(ごりょんさん)で、商家の若奥さんを親しみを込めて呼ぶ言葉です。
そんな「ごりょんさん」に似た「ごりょうはん」という名称で知られている神社があります。
それが御霊神社です。
他の場所では御霊神社には鎮魂の意味合いが強いですが、大阪の御霊神社はちょっと事情が異なります。
どうしてなのか気になりますよね。
この記事では御霊神社の由来やご利益、御朱印やアクセス方法などについてご紹介します。
御霊神社はたくさんのご利益を授かることができるパワースポット
御霊神社(ごりょうじんじゃ)は850年頃には鎮座していたと考えられている神社です。
浪速の産土神として淀屋橋や中之島一帯に住む人々から熱心に信仰されてきました。
御祭神は天照大神荒魂(瀬織津比売神)・津布良彦神・津布良媛神 ・応神天皇・源正霊神(鎌倉権五郎景政公霊)の5柱です。
京都に鎮座する御霊神社など、通常「御霊」と名のつく神社は怨霊を神さまとしてお祀りすることでその怒りや祟りを鎮める目的があります。
しかし大阪の御霊神社は、時代の変遷の中で新たに源正霊神(鎌倉権五郎景政公霊)を合祀する際に「五郎の宮」と呼ばれていたことから「ごろう」が「ごりょう」に転じ、「御霊神社」と呼ばれるようになりました。
そのため禍々しいイメージはあまりありません。
もともと御霊神社は「穢れを祓う儀式の場所」を元に創建されており、御祭神の一柱である天照大神荒魂(瀬織津比売神)は罪や穢れを祓う水の神さまになります。
この由緒により、御霊神社は厄払いのご利益を授かる神社として現在も崇拝されています。
その他にも勝ち運、病気平癒(特に眼の病気)、学業成就、縁結び、開運招福、子孫繁栄など実に多岐にわたるご利益を授かることができます。
長年地域の人々を見守ってきた神社だけあって、生活のあらゆる面に対応したパワースポットです。
「肌まもりの木」で美肌祈願しよう
御霊神社の境内には、戦火をことごとくくぐり抜け唯一再生を果たしたクスノキ、「肌まもりの木」があります。
ある日、大やけどを負った人がこのクスノキを参拝したところヤケドが治ったといわれています。
以来、肌に良い効果が現れるご神木として知られています。
お肌のトラブルにお悩みの方、「最近化粧ノリがよくない」「肌荒れがひどい」という方はぜひ一度参拝しておきたいパワースポットです。
肌まもりの木は本殿の北側にはえています。
一度は無惨に焼けてしまったとは信じられないほど、青々とした梢が空に向かって広がっている姿は「再生」のイメージそのもので、疲れた心も癒やされます。
御霊神社の御朱印
御霊神社で頂ける御朱印は1種類です。
社紋の朱印と墨書きの社名が入るシンプルなデザインですが、和暦と皇紀の表記が入ります。
皇紀が入るのはとても珍しいです。
初穂料は300円で社務所で頂くことができます。
御霊神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
御霊神社には参拝者専用の駐車場が境内にあります。
無料ですが、そこまで台数は停められません。
満車の場合は周辺のコインパーキングを利用しましょう。
公共交通機関を利用する場合、京阪本線もしくは地下鉄御堂筋「淀屋橋駅」下車で徒歩約6分です。
地下鉄四ツ橋線だと「肥後橋駅」下車で徒歩約6分です。
まとめ
御霊神社のご利益についてご紹介しました。
平安時代には、歴代の天皇や貴族たちは己の罪や穢れを祓うための行事を行っていました。
そのための神事の舞台が御霊神社のはじまりです。
厄払いにはもってこいのパワースポットといえます。
また厄払い以外にも、勝ち運や縁結び祈願、美肌祈願も行える神社です。
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